労働の 時間をまたぐ 心の糸 出来は如何と ほどけていく
雲間から 書を認める 雷の 世を潔しめの 墨ほとばしる
三人の 行き先同じく 矢を放ち 天下平等 精神磨く
限界も 途絶えずいつもの アイディアは 多様組み合わせ パズルのよう
ゆっくりと 雨の匂いも 髪しずむ 心の時を 委ねしあなたに
大仕事 幾重ともなく こなしても 大雨降りだす 帰り道かな
山ほどの 仕事量を 横目みて 思考はいつも 夢追いの彼方
電話口 お久しぶりと ご挨拶 空白の時間 会話は歴史
心遣い 良いと思いし 世話をする 自我はなくとも 相手は育つ
あみだくじ 予測も出来ぬ ゴール地点 一本柱が 運命を左右する
雪の下 やっと地上に 出てゆけば 自由を叫び 地球(ほし)は青し
縁結び 結び目ないのに 宝物 出会ったその日に 見つかる未来
裏切りの 男の運命は エンマ大王 舌を抜かれずに 仮面脱がす
桜木の 背後に見えせし 曇り空 華やか中にも 憂いを感じる
美しさ 遠い昔の 眼にも 紆余曲折 旅する生涯
春雨の 桜切なく 咲き乱れ 浮き名の人生 この世の儚さ