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わたしのラジオ #2 何でも相談室「なんで水って濡れているの?」

「はい、何でも相談室です」

私への質問から、日常生活、本、音楽、映画、恋愛相談まで、リスナーから寄せられたありとあらゆる「大疑問」に答える、おなじみ「何でも相談室」の時間です。では、早速質問に回答しよう。


「なんで水って濡れているの?」
(ラジオネーム : たんぽぽ)

それはね、痛くないように神様がそうしてくれたのさ。実は昔の水は今よりずっと固かったんだ。雨なんてまるで隕石のように固かったんだぜ?恐竜なんてそのせいで絶滅をしてしまったくらいだ。はげしい雨が降ってね。きっと痛かったろうに。そしてある日このままでは地球上の生物が絶滅をしてしまう、と神様は思ったんだ。そこで神様は「濡れる」を思いついた。名案だ。しかし対応が遅すぎるような気もするな。恐竜たちが気の毒だぜ。まあとにかく「濡れる」は痛くもないし、痒くもない。飲めるようにもなったし、流せるようにもなった。そういうわけで、人間たちにとっても「濡れる」は欠かせないものになったのさ。これにて一件落着。めでたしめでたし、だ。


「なぜ人は死ぬの?」
(ラジオネーム : くるまんぼう)

くるまんぼう、二回目の相談をありがとう。ところで君はどうして死についてそんなにも気にしているんだ?私は心配だ。しかし質問には答えようじゃないか。それはね、この世界の物事には必ず入口と出口があるからさ。人は生まれこの世界の入口に入り、人は死んでこの世界の出口を出る。いつその入口に入るか、いつその出口を出るか、誰にもわからないのがこの世界の醍醐味さ。出口を出たらどこへ行くのかはもうわかっているね?もしわからないなら先週のラジオを聴いてくれ。オーケー、おしゃべりはこれくらいにしよう。
曲をかける。小沢健二『痛快ウキウキ通り』。


OFF

ON


「世界はどうやって始まったの?」(ラジオネーム : 世界の王様)

それはね、君が見てるこの世界は、君が生まれたときに誕生したのさ。歴史の教科書で昔の話を勉強したって?それはぜんぶ神様が作った物語なんだ。嘘じゃないよ。本当は周りの人たちは神様が作ったお話の通りに動いている。その世界で自由に動くことができるのは君だけなんだ。だから君が良いことをすれば神様は幸せなハッピーエンドを迎える物語を書くだろうし、君が悪いことをすれば神様は不幸なバッドエンドを迎える物語を書くかもしれない。そういう意味では世界は君にかかっている。そのラジオ・ネームはあながち間違いじゃないかもしれない。君の生きているこの世界では、君が主人公で、君が世界の王様なんだ。


「赤ちゃんはどこからくるの?」
(ラジオネーム : もうすぐ姉ちゃん)

ラジオ・ネームから推測するに、君はもうすぐお姉ちゃんになるんだね?おめでとう。確かに赤ちゃんはどこからやって来るのか。気になるよね?私がお祝いに教えてあげよう。それはね、君のパパとママがね…おっと。はっはっは。失礼失礼。女性のお腹の中にはトンネルがあるのは知っているかい?もちろん目には見えない魔法のトンネルさ。そしてお腹の中で成長をした君の弟(あるいは妹)は別世界からそのトンネルを通って出てくるんだ。あるいは何かの生まれ変わりとしてね。


今日の言葉

「前進をしない人は、後退をしているのだ」

ゲーテ

それでは、バーイ、センキュー!

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