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わたしのラジオ #3 何でも相談室「なぜ海はしょっぱいの?」

「はい、何でも相談室です」

私への質問から、日常生活、本、音楽、映画、恋愛相談まで、リスナーから寄せられたありとあらゆる「大疑問」に答える、おなじみ「何でも相談室」の時間です。では、早速質問に回答しよう。


「なぜ海はしょっぱいの?」
(ラジオネーム : チーターのでし)

この世には知っておいたほうがいいことと知らないほうがいいことがある。この質問の回答は後者だ。もし聞きたくない人は耳を閉じておくように。では、準備はいいか?まず人間の汗ってしょっぱいよね?少なくとも私の汗はしょっぱい。きっとチーターのでしの汗もしょっぱいはずだ。そして昔の人たちにはお風呂がなかったんだ。だから代わりに海で体を洗っていた。もうわかるだろう?つまり昔の人は毎日しょっぱい汗をかいた体を海で洗っていた。大人も子供も、おねーさんも。ぜんぶ昔の人のせいさ。でも誰も悪くない。


「なぜ月は時々見えなくなるの?」
(ラジオネーム : 黄金のランドセル)

それはね、空から逃げるためさ。太陽と月は変わりばんこで仕事をする。朝は太陽が働き、夜は月が働く。たまに月は時間を間違え朝にも見えることはあるけどね。月の仕事って何もしないで空にいるだけだからいいな、と言う人もいる。こんな楽な仕事はない、と。でも私はそうは思わない。月だって大変なんだ。恐らく世界中の誰よりも。例えば地上でみんながクリスマスを楽しんでいるときも、真夜中で町に誰もいなくなっても、ずっとひとりぼっちで空の上さ。そして太陽と違って一年間365日休日はなし。そんな仕事、黄金のランドセルに耐えられるかな?そりゃ月だってときどき逃げ出したくもなるさ。許してやってくれ。
オーケー、おしゃべりはこれくらいにしよう。曲をかける。小沢健二『春にして君を想う』。


OFF

ON


「インターネットってどういう仕組み?」
(ラジオネーム : えなち)

それはね、みんなが使える倉庫のようなものさ。想像をしてごらん?宇宙のように大きい倉庫を。その倉庫の中は、誰でもナニカを入れられるし、誰でもナニカ見ることができるし、誰でもナニカを取り出せる。しかしそれはナニカを取り出すには便利だけど、誰でも入れられるから大切なものは入ってない。それはナニカを見るには便利だけど、誰でも見ることができるからみんな知っている。それはナニカを入れるにはとても便利だけど、誰でも取り出せるから大切なものは入れられない。でもその代わりその倉庫の中ではみんな自由で、何を入れても、何を見ても、何を取っても、オーケー。インターネットはそういうシステムなんだ。さあ、えなちはどっちの世界を選ぶ?


「なぜ空は青いの?」
(ラジオネーム : 赤ちゃん)

それはね、昔はすべてのものが青色だったんだ。「青の時代」はそれはそれは平和だった。しかしあるときに生物が生まれて色々な色が生まれた。黄色、緑色、白色、赤色。さらに人間も誕生し、ものすごい勢いで地球の浸食をしていった。それに伴い、色は混ざり、更なる新色が生まれた。あまりに色が混ざりすぎたために、黒に近い色ばかりになり、地球上から青色がどんどん消えていった。唯一の生き残りが人間には手の届かない空ってわけさ。あるいは人間が空をよく見るのは青色への憧れなのかもしれない。ところで赤ちゃんは絵の具を使ったことはある?絵の具を使うときはバケツに水を入れて一回一回筆を洗うだろう?最後に片付けるときのバケツの中の水は何色かな?


今日の言葉

「どんなに悔いても過去は変わらない。どれほど心配したところで未来もどうなるものでもない。いま、現在に最善を尽くすことである」

松下幸之助

それでは、バーイ、センキュー!

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