日本は外圧でしか変われないは本当なのか？

日本は外圧でしか変われない。

これ、80年代頃からよく耳にする言説です。その例として、第二次世界大戦の敗北と明治維新がいつも挙げられます。もう少し新しいところだと、1985年に制定された男女雇用機会均等法もそのようです。この法律、1979 年に国連総会で採択された女子差別撤廃条約が引き金になったと言われているんですね。

さらに最近だと、LGBT理解増進法案なども外圧を無視しては語れないようです。2014年に国連自由権規約委員会から出された、日本政府へのLGBTに関する指摘にはつぎのような項目が盛り込まれていました。

• 性的指向、性自認による差別を法律で禁止すべき

• 被害をちゃんと救済すべき

• 被害の防止施策を練るべき

• 意識啓発をもっとやるべき

• 公営住宅に同性カップルが入居できるようにするべき

この「日本は外圧でしか変われない」とう言説、本当だと思いますか？

※このマガジンでは、読者の皆さまの役に立つ視点の提供を心掛け、シリコンバレー、フィリピン、日本の３拠点で生活や仕事をする中で得た気づきを書き綴っています。この記事は単品で300円ですが、月1000円で定期購読すると、１ヶ月20本くらい読むことができます。