見出し画像

アメリカでクラシック・シェービングが流行っているらしい

1〜2年前から、Targetなどの量販店の男性用グルーミングエリアがやたらと拡充されているのですね。

コードレスのバリカンとか、シェービンググッズとか、洗顔用の石鹸とか、髭を剃った後に塗るアフターローションとか、なんだかいろいろあります。

そんな中、最近目にするのが昔ながらのカミソリの刃と、これを取り付けて使う両刃髭剃りです。(髭剃りの方は売り切れ(!)で写真に撮れませんでした)

クラシック・シェービングが流行りらしい

なぜこんな剃刀の刃が今どき売ってるのか? それはクラシック・シェービングが流行っているからのようです。アメリカではクラシック・シェービングとはあまり言わず、"Wet Shaving"というのが主流のようですが、いずれにせよ、静かに流行中のようです。

僕がこのことに気がついたのは、今年の3月に息子から誕生日のプレゼントにシェービング・ソープなるものをもらったからです。

こんなやつです

もうだいぶ使ってしまっていますが、中はこんな感じです。

なんというか、石鹸の缶の中に固まっている感じです。

でも、もらった時にはまだ使いかけのシェービング・クリームのボトルがあったので、これが終わった後に使ってみることにしました。

どうやって使うんだろう?

使い方をYouTubeで検索してところ、解説ビデオがたくさん出てきました。どうやらブラシで泡立てて使うようです。なるほど。

そこでブラシや、泡立てるのに使うカップなどを買ってきました。

こうして泡立てて顔に塗ったくるのはわかりました。ただ、このWet shavingの愛好家は最新の5枚歯の髭剃りで剃るのをよろしいとせず、昔ながら両刃の髭剃りで剃るのを、正しいシェービングのあり方と捉えているようです。そこで必要になるのが、カミソリの刃と両刃髭剃りです。そこで髭剃りと刃も購入しました。5枚入りでこんなふうに1枚ずつ髪に包んでありました。

髭剃りに刃を装着。下部をくるくる回すと、こんなふうに上が開くのでそこに歯を装着して閉めます。そう言えば、子供の頃に洗面所にこんなふうな髭剃りがあったことをふと思い出しました。

シェービング・ソープを使ってみる

まず、ブラシをお湯につけて温め、水分を含ませます。

次にぐるぐるをソープの上を回して、泡だてます。

そしたら水を空けたカップに泡を移して、今度はカップ内でかき混ぜます。

ホイップクリームを泡立てるような感じでやるとすぐに泡立ちます。

ここまで1〜2分です。手慣れると思ったより面倒臭くないです。

そしたら、こんなふうに顔に塗ったくって、あとは髭を剃るだけです。安全両刃髭剃りは、慣れればどうということはないです。

でも、割と簡単に肌が切れるので、そこだけちょっと注意ですかね。

実際にやってみて

実際にやってみての感想ですが、まあ要するに要するに懐古趣味ですね。日本の床屋さんでやってくれるやつです。僕はアメリカに住んでいていわゆる日本の床屋さんに行けないので、すごく懐かしい感じでした。また、父がこんなふうにヒゲを剃っていたことを思い出しました。

そんな父も、今のような替え刃式の髭剃りが発売されるとすぐにそちらに切り替えていましたので、安全面からも、取り扱いのしやすさからも、今の髭剃りの方が格段に上のような気がします。でも、ランニングコストはこちらの方がかなり低そうです。

肝心の切れ味ですが、最新式もこれもあまり変わらない気がします。ただ、この昔ながらのやり方はかなり面倒臭いので、朝のバタバタした時間にやるにはあまり向いていないように感じました。僕は自宅で働いているので毎日これでやっていますが、出勤しなければならない人は、週末の楽しみとしてやってみてもいいかもしれません。

日本でも流行っているらしい?

このクラシック・シェービング、日本にもけっこう愛好者がいるようです。このクラシック・シェービングという呼び名も、ノスタルジックな響きがあっていいです。

日本人は凝り性なので、道具にもすごくこだわっている人が多いみたいです。髭剃りはドイツから輸入したりして、何万円もつぎ込んでいる人もいるようです。

この日本製の刃、すごく切れるらしいです。

ちなみに床屋さんにあるような泡立ての器も売っています。地味に欲しいですw。

ソープもいろいろな香りのやつがあるみたいです。

要するに趣味なので、何万円つぎ込んでもいいかもしれませんね。一眼レフのレンズ沼とかバイク沼とかに比べたら実に安いものです。男性の皆様、週末のお楽しみにいかがでしょうか?

それでは良い週末をお過ごしください!

もしこの記事を気に入っていただけましたら、サポートしていただけると嬉しいです!