里帰り出産で知った実母の愛
田舎生まれ、田舎育ちの私。
大学から都会に出て就職・結婚、そして妊娠。
夫の仕事は忙しくサポートが難しいだろうと予想し
出産前後は、故郷の田舎へ里帰りしていた。
産前1ヶ月半と出産後1ヶ月半、実家でお世話になった。
(ベビーが予定日超過したので、思いがけず産前が長かった。)
生まれてきた我が子を、
母(ベビーにとっての祖母)はとても可愛がってくれた。
何度も何度も
優しく話しかけ
寝ぐずりし、力いっぱい泣く様子には
「ばあちゃんが寝かしたろ」
と
いつまでもいつまでも
抱っこしてあやしてくれた。
その様子を見て。
「きっと私も
こんな風に優しくしてもらったんだな」
我が子を大切にしてもらえる喜び とともに
私自身が母に愛されたことを知ることができた。
「娘」と「孫」はちがうのかも知れない。
けれど、
思いがけず育児を通して
母の愛を知ることができた時間だった。
私も こんな母になりたい。
そして、父である夫にはこういう機会がないんだな、と。
大変なことも多いけど
この尊い気持ちは、母である私だけのものだ。
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