僕は仕事が
自分が無能であることを認めることは耐え難い苦痛であるとともに、今まで薄々感じていたことを潔く認めることは一歩前進だと言える。
今の仕事が適職がどうかなんて明々白々だが前の仕事だって自分に合ってるかどうか分からん。そもそも会社員というものに自分は絶望的なまでに合ってないんだな。あるいは単なる社会不適合者か。
だが自営業者になるほどの能力もなく、気力もなく、勇気もなく、会社で与えられた仕事をただこなしていく。日々が漫然と過ぎていく。なんでもいいから行動することが手っ取り早い解決策だがどう行動していいのか途方に暮れる。
そうやって平日を過ごして、休日には本を読んで、散歩する。休日が光の速さで過ぎていく。
そもそも仕事そのものが自分にとって嫌悪感を抱く対象でしかなく、義務を果たした対価として(本当に果たしているかどうか大変疑問に感じるがまあ一応)、月20万何某かの金額が口座残高に追加される。
ギリシャだかローマだかの貴族は仕事(労働)は奴隷にやらせていたんでしょう?貴族は寝そべってワインやら何やらを飲み食いすればいいだけだったと伺っているよ。俺が当時生きていたら確実に奴隷の人生を歩んでいたんだろうが…
ふと思い出したことがあって確か芸人が「挨拶にスランプなし」と言っていて、イイコトバダナーなんて当方いたく感心してしまっていた。曰く仕事の出来不出来はどうしようもないが、挨拶はなんとでもできると…
でも営利企業に勤める一員としてスランプのない挨拶だけしても、生産性がなけりゃいずれ放逐されるのは誰の目にも明らか。社会人1年生じゃあるまいし…仕事の出来不出来が全てのこの資本主義社会は生きづらいね!
こうして11時間後には通勤のため家を出て最寄り駅まで歩いていくのでした。
C’est la vie. さよならだけが人生だ。
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