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心の家族を探す旅 射手座編


射手座のイメージ

射手座は、12星座で9番目の星座です。前の蠍座では自分以外のものを内側に取り込み、自分を強く変容させました。射手座は生まれ変わったNEWタイプの自分ともいえます。そしてその進化した姿で射手座は英雄の旅へと出ます。この度は近場ではなく遠い場所です。旅の中でいろんなことを学びまた帰ってくるのです。(英雄って最初はだいたいダメなことが多いですが…旅のなかでの体験を通して成長して故郷で錦を飾るてきなお話しが多いです)

シュタイナーによると数、数比などは、射手座の「動く」と山羊座の「とまる」の連鎖で成立しているということです。ざっくりと説明すると、「動く」という状態は、「とまる」という状態、つまり制限されるという状態があって初めてわかることということです。

まったく制限がなく常に自由に動くものは、対比するものがないので認識できません。数学は仮説をたてその公式にあてはめて考えることです。数単体では自由ですが、「公式」にあてはめてみることで新しい見解を発見することができます。

「照らすもの」ものではなく「照らさうとするもの」「騰るもの」ではなく「「騰らうとするもの」と表現されると、これらが、火のもつ単なる客観性ではなく、意志と欲望と宿命を混合させたような、やむにやまれぬ本質的な運動性としてイメージされる。これらの「しようとする」あるいは「せずにはいられない」ことどもをまず性質と挙げておいて、次に「それを焔と呼ぶのだから仕方ない。」と性質を定義に替えている。

『宮沢賢治という身体』 齋藤孝 世織書房 p89 

射手座の神話は半人半馬のケイローンです。ケイローンはあらくれものの一族のなかで例外的存在です。文武両道で人格もすばらしい先生です。洞窟で薬草を育てながら、子供たちに勉強を教えていました。

英雄ヘラクレスもケイローンの弟子でした。

ある時、ケイローンは弟子のヘラクレスが放った毒矢を受けてしまいます。ケイローンは不死なので、抜けない毒矢のために永遠に苦しむことになります。しかし、その苦しみと岩にはりつけの刑になっていたプロメテウスの解放を引き換えにプロメテウスに命をあげ、自分は死ぬことを選択します。

自分の命と引き換えに、プロメテウスにその思いを託したのです。

射手座のイメージは「馬(本能)」と「人(知恵)」と「神(霊性)」のバランスをとること。

私は、このイメージの一つとして「流鏑馬」を思い出しました。
流鏑馬は、馬に乗ったままで的を射る神事です。

動いたまま、的の中心をあてるには、技術だけでなく精神力が必須でしょうし、乗ってる馬との意思疎通も大事だと思います。

弓矢とだけで考えてみても、弓と弦と矢の材料は、主に弓と矢は竹でできていて、弦はは麻でできていることがおおいようです。竹は硬いけれど柔軟性がありしなりますが折れません。麻も細いですが撚るととても丈夫になります。

蠍座の生命感覚でたまったエネルギーが満タンになる→射手座の運動感覚によって発散する(方向はバラバラ)→山羊座の均衡感覚によって壁が出来て止められる。

射手座は柔軟サインなので、フレキシブルに対応します。スポーツだったらサッカー、ゲームだったら対戦ゲームのイメージです。何が起こるかわからないけど、いろいろ対策をその場に応じて考えて対応する感じです。


シュタイナーの12感覚:「運動感覚」

エレメント:柔軟の火(かまど・ストーブなどの調節できる火)

キーワード:「i aim」(私は目指す)

神話のイメージ:クロノスの息子で半人半馬のケイローン

身体:  腰、太もも、筋肉

カラー:ブルー・赤味がかった緑


夢コラージュ

1の夢記録

サビアンシンボル?から美味しそうなシンボルを選ぶイベントをしてる。
会場でインタビューに応えてるのは、パフィーや叶姉妹みたいな(見た目は同じようだけど、中身は真逆な組み合わせ)2人組。

MC(熊)が「ちなみに 今日のサビアンは、30度です」と教えてくれる。

2人組は「 今日のもいいんだけど、食べ物じゃないから、つぎの2度の餃子を選びます。」と言っていた。
参加者は2人組が選んだ餃子のイメージや特徴をフリップにいろいろ書いていた。

2の夢記録

母と二人で旅行に出てる。
帰ってきて家の近くにある噴水のある広場の公園を散歩している。

息子と友達が楽しそうに影踏みをしていてる。
私たちを見つけて「帰ってきたんだね!」と手をふる。楽しそう。

公園の近くの古びた家。暖炉があって、おばあちゃんがおでんを作ってあってそれを食べる。←おばあちゃんの家?
「久しぶりに食べて美味しい」と言ったら、「食べさせてあけたかった」とおばあちゃんが言う。
久しぶりにおばあちゃんに会えて嬉しい。


3の夢記録

走っていて逃げ込んだビルの中。←何かのスクール?なのか 元カルトのすごい人がいる(有名人)。
私は「ファンなんです~。」とその人にたのしく話しているかけるが、途中から、「知っててここに来たんだから逃げられないよ」と言われて、こわくなって逃げようと思う。

その部屋の窓ガラスを割って、外に飛び出す。 あんまりケガがなかったから、2階ぐらいだったのかも。

外(路上)には、ここのことを知ってる人?らしい人が何人かいて←そのスクールの生徒に「大丈夫?何があったの?」と言われ、さっきまでのことを話そうとしたけど、そのまま走って逃げる。



より善い人生を送るために必要なこと

射手座にとって大事なことは、「人生をより善いもの」にすることです。そのためにはどうしたらよいのかを考えます。

射手座の季節は一年で一番夜が長い季節です。寒くて暗い時期が多いので、人々は室内で過ごす時間が増えます。体の筋肉も縮こまります。そうすると、頭の中は逆に活発になります。「自分はなぜ生きているのか?」「この先どうやって生きていけばよいのか?」と考えを巡らせるのではないかと思いました。

「善くいきること」とは、徳を積むことともいえます。徳とは本来は内にみなぎっている力のことです。

古代ギリシャの哲学のなかで受け継がれている4つの「枢要徳」と呼ばれる4つの徳があります。

「賢慮(自分が置かれた状況での判断力)」
「正義(自分にゆとりをもって他者のことを考える力)」
「勇気(困難な悪に立ち向かう力)」
「節制(自分の欲望をコントロールする力)」

私が思ったことですが、このうち3番目までが射手座の範疇で、残りの「節制」は山羊座への課題なのかなと。射手座は葛藤の火なので、自分のなかで理性と欲望をどうやってコントロールしようかと葛藤するのではないかなと思いました。

射手座のイメージとのつながり


1の夢は、サビアンシンボルのイベントをしているのですが、この世界観は射手座の信仰のイメージと重なりました。コラージュの中にあるホロスコープは的のようにも見えました。対照的な2人がチームになっていてゲームのような要素もあってそれも射手座のイメージと重なりました。食べ物というのは「心の栄養」です。旅を続けるには英気を養う食べ物が必須です。

2の夢は、祖母と母と娘という世代間のつながりが感じられる夢でした。これは射手座の「旅」のイメージでした。現実に旅をするという意味もあるのですが、自分のルーツを探す旅でもありそうです。自分はいったい何者なのか。どんな歴史をもってここに生まれ落ちたのか?を母を通じて考えているのかもしれません。この場面でも祖母が「食べ物」を用意して労を労ってくれています。

3の夢は、「カルト」に迷い込む。という夢でした。カルトであると決めるのはそこにいる人以外です。そこにいる人たちにとってはそれは「信仰」であって信じたいものだと思います。夢のなかでは興味本位で近づいたけれど、ハッと我に返り、逃げます。足を使って全速力で逃げることは、射手座の「足」のキーワードと重なりました。自分で自分のことを気づいて考えることは大事です。



サビはんカードでの連想

夢解きセッションでずっと同伴してくださっている吉田結妃さんの「サビはんカード」からも連想してみました。

星座や度数は考えずに、絵のイメージのみでの連想です。

見た目に惑わされずに本質を見抜けるかしらと語りかける2人。
世間は半分目をつぶるくらいでちょうどいいのかも。
美味しいサビアンを選ぶ会のあとは、みんなで選んだ食材で
ワクワク時間。仲間で語り合いの楽しい時間。


公園で見つけた幸せのしるし♡家族で楽しく過ごす時間。
旅を続けるのは体力が必要だからね!たくさん栄養つけてね。と
用意してくれた心のエネルギー源。
英雄の旅には「困難」がつきもの。この大ピンチを
チャンスとすることができるのか。
起死回生のチャンス到来!自分で自分のエネルギーを
満タンにしてさらなる高みを目指して進化する時!



まとめ

「ヴァルネラヴィリテ」という言葉があります。これは可傷性.傷つきやすさ.弱さなどを表すことばです。自分が持っている傷と対峙してその傷を受け入れる。そしてその傷を負っていることで、他人に対して優しくなれる。誰かにとってはその傷は光となる。

小十郎は熊たちの身代わりであると同時に、町の人々のように自らは動物の生命を奪うことに手を下さない人々の身代わりでもある。小十郎は町の旦那たちが持ち得ないヴァルネラヴィリテゆえに、彼らの到達しえない〈自己〉に到達することができ、ヴァルネラヴィリテを映し合う熊たちによってまつられることができたといえるのではないか

『宮沢賢治という身体』齋藤孝 世織書房 P111

神話のケイローンも傷があるからこそ、他人の痛みに寛容であったのだと思います。占星術においてもキロンは「魂の傷」としてチャート上にありますが、それは自分の傷であっても誰かにとってはそれが希望となるのです。

神話でケイローンの受けた傷によって、プロメテウスは救われました。射手座はイメージだと「自由で明るく」の陽キャですが、なぜそこまで明るいのかと深く踏み込んでみたら、そうなるまでのヒストリーがあるのではないのかなと思いました。


次のおしらせ

英雄になる旅を越えて、この力をどう社会で生かすのか。それは次の山羊座での課題となります。
次回は12/1に公開予定です。どうぞお楽しみに♡

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