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心の家族を探す旅 魚座編


魚座のイメージ

魚座は、12星座で12番目の星座です。牡羊座から続けた旅がここでひと段落します。今までの星座のすべての要素を含んでいて、また、異なるものを束ねているダブルサインでもあります。イメージやファンタジーの世界観で多くの人々の心を揺さぶる情動の星座でもあります。個人的な意識が薄くなり、集団意識が強くなりやすいです。

現実を見る力(意識)とイメージやヴィジョンを見る力(無意識)

人間は、この二つの世界を常に行き来してしているけど、魚座は現実を見る力が弱くイメージを見る力は強いことが多いです。

魚座の人たちは、他の人が断じて見ることができないものを「見る」。それゆえ魚座の人は、二つの世界—他の全ての人と一致してみ会えるこの世の領域、そして魚座の人たちが十二分に気づいている宇宙的領域—の間にぶら下げられたまま放置される。

アリエル・ガットマン、ケネス・ジョンソン著 
 『占星術と神々の物語』p515

脳波で例えてみると、個人(乙女座)はβ波で、集団意識(魚座)はα波やθ波です。β波の時には覚醒していますが、θ波では深いリラックス状態にあります。α波はその間の波長です。

覚醒しているときというのは、「起きている時間」です。反対に深いリラックス状態というのは深い睡眠状態にある時です。深い睡眠状態のときには、自分の肉体の輪郭がぼやけています。起きているときには、自分の肉体の輪郭ははっきりしています。このぼやけている感覚が魚座の世界観です。


魚座の対抗サインは乙女座です。乙女座はある一点にフォーカスしてそこ以外は見えていません。逆に魚座は全体を見ていて細かいところには入り込みません。

乙女座が高解像度のカメラで、あるものにフォーカスしているとしたら、魚座は常にフォーカスしている周囲をぼやかしていきます。そしてまた、乙女座はフォーカスするといった連鎖が続きます。


シュタイナーの12感覚:「味覚」

エレメント:柔軟の水(細かく漂う雲や霧)

キーワード:「i believe」(私は信じる)

神話のイメージ:アフロディーテとエロスの親子・キリスト

身体:  全身のリンパ系・免疫類・足・水分や粘膜

カラー:マジェンダ


12感覚で魚座に対応しているのは「味覚」です。味覚は舌で感じますが、舌は口の中にあって外には出ていません。食べ物を口の中にある様子を目で見ることはできないので、味は感じるものです。食べ物が舌の感覚と融合して一体化したものが「味」として感じられます。つまり全体で感じるものなのです。

口の中を「小さな宇宙」だと考えてみると、身体は「より大きな宇宙」だと考えることができます。舌は口の中を動きまわり、足は大地を動きまわるので、足は身体の舌ともいえます。足は常に外に出ているので、危険にさらされることもありますが、危険を冒してもくまなく足を使って集めることが魚座の世界観です。

魚座は最後のサインなので、まず今までに集めたデータを一か所に集めます。そして、そのなかからそれぞれのエッセンスを選び、それぞれに合った保存方法で保存します。そしてそのまとめてできたものを次の旅への準備とします。

希薄な水というのが魚座のイメージですが、わかりやすくいうと「雲や霧」です。雲や霧はいろんなものを取り込みながら一体化していきます。雲や霧が多くでていると視界は曇ってみえなくなります。

舌も食べ物を取り込み、一体化していくところは似ています。


魚座をテーマに描きました

魚座のカラーに対応しているマジェンダという色は、単色では存在しない色と言われています。その理由は、光を通してしか見ることができないからです。私は色相学でこのことを知った時にびっくりしました。簡単にいうと、赤と群青色の両方が同時に視覚を刺激すると見える色らしい。生命エネルギーの色の赤と理性的な青が同時に刺激してみえるということが魚座のイメージととてもリンクしています。

夢コラージュ

1の夢記録

森のなかにある家。
いろんな人がいっぱいいる。 父方のおばあちゃんもいるし、息子もいる。
ここには、いろんな物語が書かれた本(ここに来た人がここで書き記していったものらしい)があって、
それを読むとそのまま追体験できる家。

家の広間にはピアノがある。←ピアノを誰か20代くらいの男の子がタキシード着て弾いてる。

家の隣には湖がある。湖面が紫色でキラキラしてて、ずっと見てられる。キレイ。入りたいと思う。

湖の中に入ると違う世界へ行けるらしい。
とても入りたいけど、入ると戻れないので、両親に確認にいく。


2の夢記録

ヴィジュアルバンドのMさんみたいな人にオーディションを受けることになっている。
最終選考まで残っていて、待合室みたいなところで待っている。
すると隣にMさんみたいな人がいて、すでにデビュー?したての違うグループのメンバーの映像をモニターでみて、いろいろ言ってる。

そのあと、そのメンバーのところへ行ったっぽい。
聞いていてこわくなって、帰ろうとしたけど、勝手に帰るのはいけないと思ってMさんみたいな人を待つ。  

帰ってきたMさんみたいな人に「用があるので、やっぱり帰ります」と言うと、「ここで帰ったら、もうおしまいだよ。いいの?」と言われ、
悩んで、「30分で戻ります」と言って、エレベーターで降りる。


3の夢記録

お笑い芸人?漫才?(背の高い2人組でアフロの赤いスーツの人と緑のスーツのひと。)の舞台を袖でみてる。

その時に「突然だけど、デビューすることが決まったよ。」とおじさん?とプロデューサー?に告げられる。

なんのデビューなのかはわからない。(そのことについては言及がなし)

それに伴って、これから古い洋館のような場所←ここで住まないとと言われるけと、決心がつかない。

どんな場所か分からないので不安。 しかも、行くのは夜じゃないといけないらしい。

決めきれず、おばあちゃんの家に相談に行ったら、なんとおじいちゃんもいた。

おばあちゃんは、「一回ちらっと洋館を下見にしにいったら?」というので、こっそりと下見にいくことにする。

洋館は真っ暗な森の中らしく、地図を見ながら、感覚のみで歩く。(うっすら月明かりのみ)
向かう途中、暗闇でドングリをもらう。←りす的な生き物が私の手のひらをもって包むように渡される。

すると、どんぐりが発光して、手の中から光が出て、洋館までの道があらわれる。
道が光って(ステージの花道みたく両脇が下からスポットライト出てる感じ)

光の道の先に見える洋館は紫色にキラキラしている。←月明かりで照らされている。
その照らしている月をみると、月は半分顔がある満月のような月。


4の夢記録

山の中の家。ここだけ次元が違うらしい。
いろんなひとが集っている。家族ではないっぽいけど、いくつかのグループになっている人達。

今日は、家の中心のある空間を新しくしたイベントらしい。
そのスペースは、部屋の中心にあって、四角で区切られていて、その空間の周りは紫とか黒い感じの気?ようなものが見える。
真ん中は、クリスタル?のようなロケット?のような空間になっている。

そこは、息子だけが入れる空間で、そこに息子が入ると身体がキラキラと輝きだした。

息子は「これで新しくなれるよ。ありがとう。、」と言う。
私はそれをみて、よかったなぁと思う。

魚座のイメージとのつながり


1の夢
まず、コラージュのカラーが魚座のイメージと重なりました。
森の中にある(無意識の中にある)キラキラの湖の向こう側のある世界は次の旅に続く道なので、一回入ると戻れないのでしょう。
その前に家族に相談しています。コラージュのキラキラが魚座のイメージのミスト(霧)のように感じました。そして、たくさんの人がこの家に訪れていますが、これは12サイン全てで出会ったイメージ達のようにも感じました。みんなのことをノートに記録してあってそれをまとめているのかもしれません。

2の夢
コラージュに描かれている渦が今回の12サインの旅の過程を思い出しているように感じました。最終段階にきて、今までのことをあれこれ思い出しているうちに感情的になってしまう。最終選考にのこりデビューするためには、これまでの世界にお別れの決意が必要なので、一回その場を立ち去ることでリセットしたのかもしれません。
プロデューサー(現実思考)がモニター(=鏡)に向かって意見を言っている姿は、対抗の乙女座的な存在からのアドバイスなのかもと思いました。

3の夢
2人組ということで「ダブルサイン」のイメージが繋がりました。ここに2の夢に出てきたプロデューサーが出てきます。このデビューというのが次の牡羊座からの旅だとすると今は準備段階です。夜や暗い場所というのは「無意識」のイメージです。ここが古い場所のようなので、霊的な存在とのコンタクトをできる場所なのかもしれません。光が出てくるのも霊的な印象をうけます。
ここでリスから「どんぐり」をもらいますが、どんぐりは「魂の種」です。とても象徴的だなと思いました。

4の夢
3の夢とつながっている感覚がありました。このコラージュの特徴はとても笑顔が多くて、人物たちが幸せそうなことです。
次元が違う家というのは次の旅に向かうための準備の家なのかもしれません。この部屋の中はマジェンダやピンクだったのですが、この色は魚座のイメージと重なりました。
真ん中にいる少年は「生まれ変わるよ」と言っていて今回の旅が終わり、次の旅へ向かっているように感じました。


全てを統合して次に旅立つ準備する

今回選んだ夢コラージュは、見た時期は違うのですが、今見ると世界観が似ていて繋がっているように感じました。

魚座始まり1度ののサビアンシンボルは「公共の市場」というシンボルです。これはメガマートのように何でも集めた市場です。世にある全てを集めてありますが、整理はされていません。カオスのような状態です。

この牡羊座から今までの旅で集まったいろんなものを整理をして、それぞれにあった方法で保存していくのが魚座の旅なのだと思います。ここに来るまでに集めてきたパーツをなじませ、ひとつのパッケージにまとめることが準備として大事なことです。なぜなら、次元の壁を超えるので、その圧に耐えれるよう、バラバラにならないようにするためです。

魚座は身体の中でリンパにも対応しているのですが、リンパの働きは、前例がない、未知のもの(ウィルスや細菌とか)を吸収して整理して対応して、排出するので、その都度その場で処理する力が求められます。そして一回処理したものはデータとして記録されていきます。

このリンパのように出会ったものに対して例外なく取り込むのが魚座の世界です。全てに対して開かれていて受け入れます。例外がないということはリスクも一緒に抱え込むということです。

サビはんカードでの連想

夢解きセッションでずっと同伴してくださっている吉田結妃さんの「サビはんカード」からも連想してみました。

星座や度数は考えずに、絵のイメージのみでの連想です。

やっと集まった家族で過ごす時間は宝物。
壁にはこれまでの思い出が飾ってあるよ。
次元が変わるサインなのかな。
今まで貯めたエネルギーが変換されているところ。


意識と無意識をつなぐ場所。
真ん中にいる人は二つの世界をつなぐ大切な役目。
あぁ!!ここでの暮らしももう最後なんだな。
旅立つ準備をはじめないと。


まとめ

牡羊座から始まったこの旅は魚座でひとつのサイクルを終えようとしています。全てのものを取り込んで統合し、そこから次の旅への準備を整え始めます。

季節で考えると、魚座の季節は春に向けて芽が出てきたり、花が咲いたりしてちょっと春を感じることができます。あ~これから春になるんだなという希望があって太陽の光も増えるし気温も上がります。いろんな命にとっての救いの季節なのだと感じます。

ひとつ前の水瓶座では植物たちは極寒を耐えるために最低限の生命維持をしていましたが、魚座の季節では光が差し込みます。これって救いですよね。あぁ…春が近いんだなぁ。あと少し頑張ろうという希望につながります。

ユング心理学では、意識と無意識の力が繋がっていることが大切と考えています。それは無意識を意識化することで、無意識での暴走を緩和することができます。

私が今取り組んでいる「夢解き」がまさにそうなのですが、夢のことに取り組むことで、心のなかのことが整理されていき、ほどよい距離感のよい関係が築けるようになります。そしてそれが意識の世界にも影響を与え、自然に現実が変化していきます。不思議~。

魚座のサインのイメージも尾を結んだ2匹の魚ですが、これが意識と無意識をつなぐというように感じました。

2つの世界をほどよく柔軟に動かすことができたらいいなと思います。


次のおしらせ

次回は「旅を終えての感想」(エピローグ)を3/21に公開予定です。どうぞお楽しみに♡

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