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心の家族を探す旅 水瓶座編


水瓶座のイメージ

水瓶座は、12星座で11番目の星座です。前の山羊座までが肉体の一番外側だとすると、水瓶座はその身体の外側を覆うオーラのようなものです。もはや物質ではない領域へと進んでいきます。水瓶座には水という文字が入っていますが、水エレメントではなく風のエレメントです。電気を支配していて科学的なイメージもあります。

ギリシャ神話で水瓶座に対応しているのは美しいゼウスがさらってきた少年「ガニュメデス」です。彼はオリンポスで神々の給仕をしていました。一説によると、彼のもつ瓶に入っていたのは「アンブロシア」という不死の飲み物だったらしいです。古代エジプトでは、水瓶座は「灌漑」とも関係していました。灌漑とは、農地に人工的に水を満たすことです。そうすることで作物を被害から守ります。

水瓶座は身体で対応しているのは循環機能です。特定の臓器に属するのではなく体中の血管をくまなくめぐります。山羊座が閉鎖していた空間から飛び出して自由に動き回ります。血液を作っているのは山羊座ですが、山羊座には外に連れ出す力はありません。特定の場所から自由になるのは、その次んぽ水瓶座の力です。

自我はこの循環する血液に乗っていて、心臓が作り出すリズムに沿って動くときに自我意識が働きます。ということは、僻地の毛細血管で停止した時、自我意識は分断され、その場で動かなくなり、昏睡してしまいます。動くからこそ意識は働くからです。

P226 『ボディーアストロロジー』松村 潔 説話社

体中に血液を運ぶ血管は、都市における交通網のようなものです。中心部に環状線があってそのまわりを大小様々な道路や線路が走っています。時間通りに運行する電車は血管のようなもので、運ばれている人は自我のようなものと考えるとよいです。また、管は共通するものを持つ同士がつながるものです。関連性をもたないもの同士はそのネットワークをつなげることができません。一面では同じであるが違う面もあるものが繋がっていけます。

動脈が獅子座(自分が発信する)としたら静脈(循環が大事)が水瓶座です。獅子座は熱感覚で自分の想いを表現しますが、それは偏っています。その偏りを水瓶座は嫌うのです。

獅子座は心臓を象徴しています。循環系が機能不全になると、心臓に血液が届けられなくなるので、生命の危機になります。脳機能も停止します。その結果、人は考えることができなくなり身体も動かすことができなくなります。そうなることがないように、水瓶座は体内の血液を循環させています。そのイメージは「灌漑」や「アンブロシア」の意味と重なります。畑にとっても肉体にとっても「水」は生命に直結しています。



シュタイナーの12感覚:「嗅覚」

エレメント:不動の風(大気・前線のイメージ)

キーワード:「I solve」(私は解決する)

神話のイメージ:トロイアの美少年ガニュメデス・パンドラ・ウラヌス・サトゥルヌス・プロメテウス

身体:全身の血管(循環に関係すること)

カラー:バイオレット

また、ウラヌス(天王星)やサトゥルヌス(土星)のイメージでみると、とてつもない権力をもったがゆえにそれを手放す時期が来たとしても、手放すことが容易ではないことです。もしかしたら奪ってくるかもしれないという不安が根底にあり(自分もそうやってその地位を手に入れたから)、本来は前衛的で未来志向なのですが、悪く出るとそれを自ら止めてしまう力があります。止めてしまうこと=循環しないということです。

夢コラージュ

1の夢記録

入口が2つあって、1階が土間のような大きな広間だけど、モノクロの世界。時代が古い?
みんな着物着てる。食堂?なのか活気がある場所。

おばちゃんがみんなにご飯出してる。
「上がってたべていきな」と言ってくれる。

この建物を譲ってもらうことになる。
途中から、この建物がビルみたくなる。

大きな宿舎か、泊まりもできるセミナーハウス?的な感じ。築年数は古い。

何人もの人と泊まってる。 知ってる人もいるし、知らない人もいる。
2階?(上の階だったので、最上階かも?)に大きなお風呂がある。溜めて入ってさっぱりする。

お風呂出て、1階に行くと、みんながどの部屋を使うかで騒いでいたので、2階に戻り、セミナー室みたいのを自分の部屋にする。
この部屋のなかには、全部揃っている。
キッチン、シャワールーム、洗面所。絵を描ける広いスペース。大きな窓とテラスルーム。 窓からは海が見える。気持ちいい場所。

ベッドで寝て、翌朝、1階に降りたら、みんなが私を探していたらしい。
みんなが、「1階にもう部屋ないけど、どうしよう…」と言うので、「2階が快適だからおかまいなく」といった。

2の夢記録

30年ぶりに電話をかけて集まってご飯食べる。
「苦楽を共にしてると、こうやって時間がたっても会えるのね。」とお母さんが言った。

帰り、駐車場で車に乗ろうとしたら、隣のスペースがバイト先のオーナーがいて、車を点検していた。

オーナーは車イスになってる。
「この歳になっても、こうやって車に乗れるのは、いいよね」と言ってた。


3の夢記録

旅館?どこかの宿の大広間みたいなところに家族とそのほかいっぱい人がいて、みんなでワイワイしてる。お祭りの日なのか?共同体のように一緒に住んでいる人たちなのか不明。

息子が遊んだ水着をもってくる。

私は、今日は大変だから、明日まとめて洗濯しようと思って、タオルにくるんで置いておいたら、旦那さんが、その水着って先に洗うんじゃなかった?と聞いてくる。

4の夢

360度見えるステージでいろんな人のステージをみれるイベントにきてる。

壁にタイムテーブルが貼ってあるし、各自プログラムを持ってて、好きなのを見れる。いろんなジャンルのステージがみれる。

テーマがあって、そのテーマに対して自分の表現をみせるみたいな。

シネマティックドラマをみたいので、まってみてる。

前に座ってる人は、知り合いっぽい。
後ろにいる2人組の女の子。
「私達は親友だよね」と片方が話しているが、タイプがまったく違う。もう片方は、無反応。

未来のために希望を燈す

このカードに描かれているのは、有名なパンドラの箱です。裸の女性がパンドラです。パンドラは、ティタン族のプロメテウスが神から火を盗み人間に与えた罰として、ゼウスがヘパイストスに作らせました。神々はこの美しい娘に贈り物をしましたが、ヘルメスは裏切りと狡猾さを与えました。結果、パンドラはいたずら好きの怠け者になってしまいます。そしてプロメテウスの弟のエピメテウスと結婚し、エピメテウスに送られた箱を絶谷あけるなと言われていたにも関わらず開けてしまい、その結果、箱のなかに詰まっていた恐ろしい災いが地上に広がったのです。しかし、なぜか箱のなかにまぎれたいた「希望」だけがその場にとどまったのです。

この話からも、どんな苦しい状況だったとしても、「一筋の光」や「希望」をもつことができれば、救われるということです。苦しい状況でその希望がもてるにはどうしたらよいのかというと、やはり、自分と深くつながることだと思います。その絆は誰にも奪うことができなからです。岩につながれ毎日苦痛に耐えていたプロメテウスも決して希望を捨てなかったからこそその苦しみから抜け出すことができたのだと思います。

水瓶座の時期は、一番厳しい真冬の時期です。雪も深く植物もみえませんが、よくみると小さな冬芽がでて春が遠くないことを教えてくれてます。また、太陽も少しずつ日照時間を増やしていく時期です。わずかな希望の光を感じられるからこそ、あとすこしこの厳しさに耐えようと思えるのだと思います。


夢コラージュからの考察

1の夢
コラージュの半分が古い家で、半分は新しい家です。山羊座の形というところからその形の中に魂が吹き込まれるイメージがありました。お風呂にも入っていますが、人間はお風呂に入ると体中の血流がよくなります。今までは形だけだったものに回路ができたようなイメージがありました。

1階にみんなが住んでいて、私は2階に居場所を決めるわけですが、これは、小さな個としての存在を離れ、大きな自己として客観的な視点を持ったようにも感じられました。

2の夢
ネットワークのコラージュが回路のようにみえました。真ん中にいる人がオペレーターのようにつなぐ役割で必要な場所に必要な回路を開き、末端まで流れを調整しています。

また、車や車いすは、身体が不自由な人も自力でいろいろな場所にいける革新的な道具です。水瓶座のテクノロジー的なイメージとして重なりました。



3のゆめ
畳の線や枠が水田のように見えました。また水色がおおく使われていて水が巡っているようにも感じました。

洗濯機がでてきますが、洗濯機も2の夢のイメージと同じくテクノロジーっぽいなと思いました。洗濯機は電気の力で洗濯槽の中に水を循環させて衣類を洗濯します。


4のゆめ
虹色が多く使われているので、パッと「多様性」のイメージと重なりました。360度全方向から見えるステージとカラフルな手といろいろなジャンルのプログラムが用意されていて、それぞれの個性が尊重されている世界観を感じました。私が見たいと思っているのが「シネマティックドラマ」という演目なのですが、夢の中ではいろいろな人生を集めたような作品だったと思
います。

コラージュには、温度差のある二人がいますが、これは対抗サインの獅子座との対比にも感じました。赤い方が獅子座で熱感覚があって「私たち親友よね~」と話しますが片方は無反応です。この無反応の方が水瓶座っぽいなと思いました。


水瓶座のイメージとのつながり

私が感じたのは、「循環」というイメージです。また、テクノロジーの力です。車・洗濯機・テレビ(メディア)が出てきたことによって、私たちの生活はとても便利になりました。

この開発するエネルギーは神話のプロメテウスのイメージと重なりました。自分の人生をかけて人々の生活の向上を願った人たちのおかで後世に暮らす私たちは、その恩恵にあずかっています。

また、水瓶座といえば「自由」というキーワードが思い浮かびます。
しかし、「自由」という言葉は、人それぞれで様々なイメージが広がる言葉です。

自由とは「自らに由る」こと、自己と深くつながることでもある。それだけではない。そこには自分を超えたものともつながっていく道さえも開かれていく。生活のなかで不自由を感じることがあってもよい。しかし、そこに留まり続けることに問題があるのは、自分とは何かという生きる手応えを見失いかねないところにある。

P82『光であることば』若松英輔 小学館

自由であるとは制限や制約が存在しない状態ではなく、大きな制約があったとしても自由であり得るのです。極限状態にある時、人は本当の自分に出会うことができます。

自分の限界を超えたところ、個人としての自己を捨て、大きな自己として他者との深いつながりを感じることは魂から癒される体験なのだと思います。

この体験を私はしたことがあって、とても不思議な体験なのですが、言葉にすると感動が伝わらないかもしれないですが…ああ、みんな繋がっているんだなと思うと、それは身体は他人でも自分のように感じることができます。

環状線のような道路は、どこからスタートしても結局は同じ場所に戻ってくるような感じです。時空を超えて繋がれる感覚があります。

サビはんカードでの連想

夢解きセッションでずっと同伴してくださっている吉田結妃さんの「サビはんカード」からも連想してみました。

星座や度数は考えずに、絵のイメージのみでの連想です。

石の身体に魂が吹き込まれた。
この身体の隅々まで
エネルギーがめぐるように
私がいつも確認して歩いているよ。
ダイヤモンドの中に生きるたくさんの光たち。
光が美しく輝くのは光のネットワークを循環しているから。
傷つけられることも磨かれることも同じこと。自分で生かせば
輝きにかえることができる。


貝殻を耳にあてると海の音が聞こえるよ。
その音は…遠い遠い昔に生きていた音。
時空を超えて今も昔も同じ音に共鳴する。


このテントのなかでは楽しいプログラムが進行中。
外からは見えない秘密のお楽しみタイム。
みんながみんなの楽しい時間を過ごしている。


まとめ

私は、出生図に水瓶座の月があり、この月はかなり効いています。アスペクトも多く自覚できる部分も多いと思っていたのですが、なにせ月は無意識なので、自覚できていると思った部分はまやかしのようでした。

言葉で説明するのは難しいのですが…。

今回、改めて水瓶座という世界に向き合ってみて感じたのは、とても理性的で社会的だということです。

みんなの意見を尊重はしますが、自分の意見は曲げません。しかし、それが社会のためになることだったなら自分の意見を飲み込むこともあるのだと思います。

とても突飛なアイディアをおもいつくように思われますが、それは「先を見通す力」がなせることだと思います。

とてもとても遠いところのことを感じることができるのです。(振動は共振と言って距離に関係なく共鳴する周波数でつながります。)

水瓶座同士では通じる感覚なのかもと思いました。なので、それ以外の人から見ると、「はっ??」ということが起こるのかもしれません。


次のおしらせ

次回は3/1に公開予定です。どうぞお楽しみに♡

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