一級建築士製図試験は、戦場での戦いみたいであった

新年明けましておめでとうございます。

そんてぃぇんです。

現在実家に帰省しており、久々にゆっくりしております。

昨日、実家の湯船に浸かって色々と物思いに耽(ふけ)っておりましたが、最近のそんてぃぇんに起こった印象の強い出来事といえば、昨年の一級建築士試験に合格したことかなと思います。

とりわけ製図試験なんかは記憶に新しく、ここ10年で私が経験したことの中でもベスト3に入るぐらい忘れ難いものでした。

サバゲ―や戦争映画が好きなそんてぃぇん(以下、そ)ですが、
試験中はずっと非常に高い緊張下に置かれ、なんだかまるで戦場の最前線にいる兵士みたいな感覚だなと思いました。

そんな風に思うと、製図試験≒戦場みたいじゃね?と思い始め、色々と風呂場で一人で妄想に浸った訳です。

製図試験を戦場に置き換えた、その妄想内容(もちろんフィクションです)を以下に記しますので、「マジ暇すぎてなんもやることねーぜ」って方のみご覧いただければと存じます。
 
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舞台は、映画「ノルマンディー上陸作戦」のような場面である。

午前11時、全国1万人の製図受験生が一斉に船から出て、上陸作戦を試みる。問題文を読み始めたのである。

銃弾が飛び交う中、血相を変えた表情で味方からの報告が来る-

兵A「北側公園あり!!」
そ「北側公園!了解!!北斜の必要性は!!!?」
兵B「わかりません!」
そ「そうか…要求図書の断面図の欄で言及されているから、無難な選択をしよう!描くぞ!」
兵B「了解!!」

被弾しないよう、そんてぃぇんは一旦周囲の兵と一緒に頭を抱えながらその場でしゃがむ。
すると、遠くから爆撃機による爆発音が近づいてくる-

(ドーン…)
ドーン…!
ドーン!!!
ズドーン!!!!!!!
ぶ~~~ん←爆撃機が飛び去る音

そ「こちら、そんてぃぇん!被害状況を報告せよ!!」
通信兵「き…北斜により1割…いや、2割もの死傷者が発生!!」
本部通信兵「さ…3割の見込みとの情h…うっ…(バタッ)」

現場にいないはずの通信兵もやられたのである。
恐るべし、初出題の北側斜線制限。

そ「くそ…昨今の業務効率化に伴う問題作成者の設定か…!?1万枚もの答案の右下だけ見れば、試験元は瞬時に何割かは振るいにかけられるからな…恐るべし試験だ…」

どこからともなく試験元が無線機を乗っ取り、全兵士に告ぐ。

試「ふははは!上陸(合格)できるものなら、やってみろ!落とし穴はたくさん準備したからな!」
兵A「うぎゃー!落とし穴に落ちた!鋭利な竹に刺されて痛い~!!」
そ「べ…ベトナム戦争の戦術を、ここノルマンディーにもってくるとは…!!」

※設定が無茶苦茶なのは十分承知であるが、裸の人間が休暇中に、湯船にいる時に考えたものである。多少の事は許して頂きたい。

閑話休題。

時間が経つにつれ、一人、また一人と死傷者が増していく。

先日のツイートで初の1000いいねを獲得し、調子に乗ったそんてぃぇん氏。

https://x.com/matsuder/status/1739103837838025193?s=20

「おそらく全国の予備校関係者も何人か見てくれたはず-」

こう思ったこともあり、
銃弾が飛び交う戦場であるにもかかわらず、突然KYな発言をする。

「誰ですか?“今年の本試験内容の分析”などと謳って人を集めたものの、いっさい思考せず、見解も述べる事なく、ただ単に試験内容の事実を話すだけで終わらせようとする人は。多角的に反対意見を迎えたくない意向が見え見えですよ。製図試験.comの山口さんの総評(※)等を参考にしてください。我々受験生が欲しいのは、こういう情報ですわよ。うふふふ。」

全国の予備校関係者「・・・」

※以下、参照
2023「図書館」本試験総評 by 製図試験com 山口 達也 | 製図試験.com:一級建築士設計製図試験受験対策講座 (seizushiken.com)
 
試験本番まで、時間内に完図した経験が1度もない、そんてぃぇん氏。

13時にエスキスが完了した瞬間「いける…!いけるぞ!!希望の光が見えてきたぞ-!!!」

16:30に平面図を描き終えた瞬間「俺様は今日絶好調だぜ!!ひーーーはーーーー!!!」

高揚している私を目にした一人の兵士が言う。
  
兵「あの人、キャラが掴めないわ」

そう、そんてぃぇん氏は実社会でも結構マイペースな人間なのである。

現に今はこの文章を、実家で両親が両サイドで会話しながら本人は何も言葉を発することなく黙々とPCで書いているのである。

2024年は、自分らしさを貫く年になりそうだ。
  
再び戦場へ場面を戻す。

時刻は17時過ぎ。緊迫した状況が続く。

そ「憲兵、いや、建ぺい確認!!」
兵C「建ぺい!よーし!述べ床面積確認!!」
そ「誰ですか?延べ床面積と言った人は。建築基準法施行令にはそのような用語はございませんわよ。正しくは延べ面積です。」
兵C「・・・」
  
つくづくKYなそんてぃぇん氏。

けど、実務においては、実際に確認申請の時にこのようなチェックもやったこともあるので、役立っていることもあるのだ。エッヘン。

ヒュー…ッ!(←ロケット砲の音)
安堵したのも束の間、突然一人の味方が叫ぶ。
兵D「R―P―G―!!!」
瞬時にそれをかわすそんてぃぇん氏。

2階の倉庫に室名を書き忘れたり、自習室の設えをまだ書いていなかったことに気づき、すぐさま書き加える。

この製図試験というのは、心休まる暇もないのである。
 
 その後、室面積の修正をしようとした瞬間、終了の合図がアナウンスされてしまい、私はそれに間に合わせることなく、試験の終了時間を迎えた。
 
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私が昨年10月に戦った、一級建築士製図試験というのは、戦場で例えるとこんな感じでした。
決して楽勝な戦いなどではなく、6時間半もの間ずっと緊迫した状態で受験していました。
一部、そんてぃぇん節を交えて記しましたが、いかがでしたでしょうか?
今後の受験生に対し、「試験本番では尋常でない緊張をする」ということが少しでも伝われば幸いです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
今年もよろしくお願いします。ではではー

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