迷える老羊の、俺の俺による俺のためのスースーしない俺シャン探しの旅
ヘアケア迷子
「髪は女の命」
なんて言いますが…
子どものころに母が他界して、男しかいなくなった『昭和』の我が家には、浴室にリンスというものが存在せず、シャンプーで洗っただけの髪はつねにギシギシしていました。
そんな家庭環境で育ったので、リンスとコンディショナーとトリートメントの差もよく分かりません。
スーパーやドラッグストア、ディスカウントショップのヘアケア商品コーナーは、女性をターゲットにしたものが大半を占めており(どうりで、メーカーPOPのモデルが女性ばかり)、気づけば毎日『嫁シャン』で髪を洗っている自分がいました。
今はネットで検索すると、オススメのメンズシャンプーを教えてくれます。
ところが、ランキングされたアイテムのボトル形状や商品名が個人的にはビミョーで、試し買いをする気が起こりません。
成りゆきで、オッサン用シャンプーとしては当たり障りのない、“マンダム”ルシードを使うように…
しかし、どうして男性用シャンプーはメントール配合のものばかりなのでしょう?
これから寒くなる季節。
シャンプーも残りわずかになってきたところで、女性向けのような匂いの髪も「サラサラ」になるモノを探し求めるのでした。
バルクはバルクでも
そんな折、木村 拓哉氏出演CMでおなじみの“バルク オム”が、You Tubeでキャンペーン広告を打っていました。
無料といっても、2回分ですが…
その見た目は、白と黒を基調としたシンプルなデザインで、容器はまんま詰め替え用のパック。
BULK HOMMEって仏語ですが、英語のBULK MENよりも小粋に感じるから、あら!?不思議。
そして、BULKといえば自ずと競走馬コスモバルク号を思い出してしまうのです。
暮れの『ラジオたんぱ杯2歳S』(当時はGⅢ)を獲る実力がありながら中央転厩(○地)せずに、□地のまま1番人気で挑んだ牡馬クラッシック第一戦『皐月賞』は、10番人気の穴馬ダイワメジャー号(ダイワスカーレット号の半兄)相手に、追い込み届かず11/4馬身差で敗れ去りました。
(冠名コスモオーナー岡田 美佐子氏の夫は、『マイネル軍団』総帥の故・岡田 繁幸氏なので、一般的な地方馬とは環境がちがうかもしれません)
ですが、のちに『シンガポール航空IC』で悲願の国際GⅠを制します。
マチカネタンホイザ号(タンホイザーの字足らず)は重賞レースの常連でしたが、頂点のGⅠを勝ちきれなかったように、G1馬の馬名は付くべくして付いたような名前が多い(同じマチカネでも、菊花賞馬フクキタルのケースはレア)。
『名は体を表す』のです。
そんな、スタイリッシュな名前のサンプルセットを申し込んでみるのでした。
モテたいんです!
こういった『無料オファー』は、こちら側がリストを差し出している以上、怒涛のセールス攻勢があるのは覚悟しておきましょう。
サンプル到着後、見知らぬ携帯番号からひんぱんに電話がかかってくるようになりました。
出ませんけど…
実際に洗髪してみると、「ドロッ」としたスライムのような粘度の高さと泡だちのよさは、「シャビシャビ」な千円台の市販シャンプーしか経験のない身からすると感動モノです。
これには、オシャレなホテルのバスルームで備えつけられているアメニティグッズを使っているような、非日常感を味わえます。
ただ、シャンプー・トリートメント共に定価が3千円台と安くはない。
そんな“バルク オム”を安価で運用するには、初回ワンコインで入手できるこちらの定期コースを違約金が発生しない2回で解約するorキャンセル料3千円を払ってでも1回でやめる。
若干お得な価格設定にして、定期購入を勧めてくるこの手のビジネスモデルに乗っかったユーザーの一部は、送られてきた商品を全部使いきれません。
処分に困った彼らは、各フリマサイトで余剰在庫を投げ売りしてくるので、解約後はこれを活用すれば定期購入するよりもかなり安く済ませることができます。
《おまけ》
フリマサイトでは、今回もらった『タダシャン』を数百円で売っている情弱狙いの出品者も潜んでいるので、けっして騙されないように…
noteを書いている中の人はファッショニスタではありません。レビュアーでもありません。 あえてたとえるなら「かろうじて美意識のあるオッサン」といったところです。 自分が買いたいものを買っています。 サポートしなくていいです。 やっていることを遠くから見守っていてください🐰