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花明かりプロジェクトpart1

突然ですが、文化庁の文化芸術活動継続支援事業に採択された映像作品制作の様子をお伝えします!

昨年、作曲家・深見麻悠子さんに委嘱しこの春には楽譜も出来上がっていた「花明かり〜アコーディオンのための幻想曲〜」。アマチュアの方のための作品ですが、出版楽譜完成のお知らせもできないまま月日が過ぎてしまっていました。

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発表の機会がないまま、1月に東京、8月に奈良で演奏して、この静かで幻想的な作品を映像化できたら、愛好家の方にもそれぞれのイメージをもっと膨らませて取り組んでもらえるんじゃないかな…でも映像化なんて難しいだろうなぁと諦めていたのでした。

時期は違うのですが、友人の作曲家 東俊介さんが関わった映像作品で山田サトシさんのリキッドアートを知り、その色彩の移り変わりや絵の具が動き変化していく様が美しく、強く印象に残りました。ずっと見ていられるなぁと感じたのです。
こちらの映像、ぜひ皆さんもご覧ください。東さんの音も面白いですよ!

7月に文化庁の支援事業の話が出たときに、私の中で突如「花明かり」と「リキッドアート」が結びつき、やってみよう!と決意。
決意すると速い松原です。
作曲の深見さん、そしてまだ知り合いでもなかった山田サトシさんに連絡を取り、お二人に私の野望をお伝えし、山田さんからの紹介で映像ディレクターの中村光男さんにも加わっていただいて、花明かりプロジェクトが始動したのです!

支援事業に採択されるまで2ヶ月を要しヤキモキしましたが、決まってからはタイトなスケジュールの中オンラインで打ち合わせをし、私は大阪の録音スタジオで「花明かり」の収録、山田さんと中村さんはお二人でロケハン、スタジオや必要機材の手配など忙しく動き回ってくださいました。

動き回ってくださったのは、なんといっても撮影当日!
撮影は朝9時から夜の6時過ぎまでだったのですが、朝4時起き?で東京から横浜、途中で中村さんと私をピックアップして車を走らせた山田さん。
本当にお疲れ様でした!
中村さんは、飲み物やお菓子、カイロなどの用意を始め、細かいところにまで目を配らせつつ、俊敏に機材の設置。お二人の撮影準備中、メイクさんが到着したので私はヘアメイクをしてもらい、その後も何もできないので感心して眺めてました…いやぁ、素晴らしい手際と気配り。

音楽家は、こういう点では全然ダメだわ。
常に「待ち」の状態だもの…なんて考えましたよ。

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さて、山田サトシさんが撮影風景を写真に収めてくださっているので、いくつかご紹介します。(写真クレジットは全て山田さんです。)
撮影は白いスタジオと黒いスタジオ2箇所で行ったのですが、今日は白スタジオの分を先に。
白スタジオでだけで、「花明かり」を10回ぐらいは弾いたかな?

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この美しい色彩が動くのですよっ!
現在、中村さんが編集作業中ですが、どんな風になるのでしょう。楽しみです!
黒スタジオで撮った様子も、またご紹介します。
そちらは、もっとスゴイことになりました!

いただいたサポートは、奏者としての活動や修練、身体の使い方研究への活力となります。サポートを是非よろしくお願いいたします。