脳内覗き見6 時代。神待ち

同じ価値観を共有できる仲間がいるというのは素敵なことだなと感じた一夜だった。肌寒くもそれが気にならないほどに沸き立つものがある。

小・中学生家出少女が、SNSを使って家出中の宿泊先を探している、それに対して宿泊先を提供し、そこから性犯罪や誘拐に繋がり、社会問題化している、というニュースがあり、その本質について温泉に浸かりながら考えてみた。

これって結局、ツールが変わっただけで昔とやってること、思ってることって変わってないんじゃないかなと。

家出する方は、常に宿泊先を探していて、提供したい大人は、常に家出少女にちょっかいかけたいと思っている。

多分この構図自体は何も変わってなくて、数年前までは単純にそのやり取りをするためのツールが存在してなかった。
それがスマホ、SNSといったイノベーションの波に乗り、加速度的に家出マーケット化していったといったところではないかなと思う。

それに加え、潜在的にそういった思考を持ったいわゆる犯罪予備軍、または犯罪予備予備軍の人たちもその手軽さゆえに身を乗り出し始めた。 
そしてさらに、マップアプリや、電車案内アプリを活用すれば、家出少女達は迷わずどこかの街に行き、安全な場所を探し、コンビニに行き着くことができる。つまり、闇雲な家出ではなく、計画的な家出ができるようになってしまったのも、負のシナジーを起こしてしまっている。ついでに言えば、SNSを見ていると、家出を助長したり、誰かがしていたりすると、割と軽い気持ちで実行に移してしまうケースもあると思う。

さて、ではこれを解決するにはどうしたらいいのかしらとも考えてみた。

結局、悪いやつを取り締まったところで、手を変え品を変え場所を変え、イタチごっこになるのは目に見えているし、どれだけ親が教育しても家出する子は多分家出する。

家出する要因はいくつかあると思うけど(家庭環境や友人関係など)、それは今とか昔とか関係無く、するもんはする。

となると、安全に家出できるようにするシステムを作るのはアリな気がした。例えば、Airbnb的なものや、家出用の宿泊施設とか。

家出した人がカプセルホテル一泊分の宿泊費を引き出せるファンドとかおもしろいかも。もちろんなんらかの対価はもらう。家出期間中だけどっかでバイトしてもらうとか。
それか泊り込みのバイトとマッチングするとか。

時代が変わっても本質はやはり変わらないのだなと思いました。

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