野良猫の妊娠・出産、家族になるまで
2019年夏、我が家に野良猫がやってきた。
台所でサバをさばいていたら(洒落ではない)、網戸越しに猫がいた。
薄汚くて背骨が見えるほど痩せていたその猫は生サバの切れ端を喜んで持っていった。
野良猫に餌を与えるなんて、しかも生サバは食中毒の危険もあったかも、、と今思えばそうなのだが、その時は自然の流れで餌付けしてしまった。
翌日もその翌日も網戸越しにやってきて物欲しそうな顔をする。
野良猫だから警戒心も強いだろう、と思っていたが網戸をあけたらすんなり中に入ってきた。
そして一週間後にはすっかり我が家の一員に。
室内で放し飼いにしていたウサギには興味を示さず自由にくつろぐ「しろちゃん」。
白いから、しろちゃん。
我ながらとても安易なネーミング。
一週間後、一晩だけ帰ってこない日があった。
その頃には毎晩家に来ていたので、心配して家の周りを探してみると近くの野良猫と追いかけっこしていた。
その後、みるみるお腹が大きくなった。
(途中、動物病院にて避妊・中絶手術の話もあったが断る、年齢不詳、メス、健康との診断受ける)
そして、無事、出産。
私たちの寝室のすぐ横で5匹の赤ちゃんを産んだ。
我が家に来た時期といい、発情した時期といい、、
しろちゃんにまんまとやられた気がしてならない。
こんなかわいい子を見せつけられたら飼うしかないではないか。
5匹とも飼うことを覚悟していたが、2匹は里親がみつかった。
今、我が家ではしろちゃん家族4匹がのびのびと暮らしている。
しろちゃん感謝してね、と言いたいとこだけど、
策士のしろちゃんにこちらが感謝している。
(※さすがにその後避妊手術をしました。飼うことができない方に野良猫の餌付けを勧める意図は全くありません。あしからず、、)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?