初投稿/社会人10年の振り返り

初のnoteです。

本日、2020年4月2日。
何となく区切りが良いなーと思ったのと、何よりも自身のミッションが変わるいいタイミングなので、テキストとして残しておきたいと思います。

まず、昨今の未曽有の事態において、多大なる被害を受けている皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

新卒で社会に出たのが2010年、そして1年目の終わりを迎える2011年の3月11日に発生した、東北大震災。自身の地元が宮城県という事もあり、大切な家族、そして友人が大きな被害に遭いました。

当時1年目の私は、その経済状況の重要さが全く分からず、ただただ、会社に出社しては、テレアポのリストを粛々と作る毎日だった気がします。当時のモヤモヤを、たまたまブログに記載してマインドセットしていたので、良ければご覧ください。

その後、大手各社が少しずつ前向きな企業広告を開始し、それに後押しされる形で、我々の広告業界も息を吹き返していきました。

一方、今回のコロナショックにおいては、これだけの長期戦になるとはだれも想定できず、また終息の見込みが見えていないことが最大の恐怖であり、本日時点でも、政府はドラスティックな打つ手を打てていない状況です。

もちろん、国の中枢機関として最も考えて頂いている立場だと思うので、個人としては、後世、「英断だった」と振り返れるような政策を打ち出して頂くことを強く望んでいます。

恐らくこの事態は、世界の歴史の1ページに大きなインパクトを与える事象であり、次世代にも語り継がれます。その際、日本国として誇れる判断ができるかどうかは、これからの国家の決断次第だと思うので、今後の対策を見守りたいと思います。

さて、冒頭が長くなりましたが、自己紹介を兼ねてまとめてみます。

▼自己紹介
名前:松倉寛之(1986年12月生まれの33歳)
趣味:大好きな仲間と時間を忘れて美味しいご飯とお酒を嗜むこと
出身:宮城県大崎市

▼キャリア
2010年4月  :新卒でトレンダーズ入社/営業配属
2012年10月:東証マザーズ上場

2013年4月  :マネージャー就任
2015年10月:ゼネラルマネージャー就任(最年少)
2016年4月 :執行役員就任/営業統括(最年少/新卒初)
2018年4月 :コンテンツクリエイティブ部門統括(兼任)
2020年4月 :新規領域へ異動

新卒で入社したトレンダーズで丸10年。ざっくり、

・ブランド領域の法人営業(ナショクラメイン)
・組織開発/組織運営(5人→40人規模)
・新規営業部隊の立ち上げ/仕組み化/KPI創り
・コンテンツクリエイティブ領域の事業開発
・人事評価制度作り
・組織文化の醸成
・新卒採用/中途採用/教育・研修周り

等を経験してきました。もちろん、10年間もPR・マーケティング領域に身を置いてきたので、上流から下流までのコミュニケーションプランニング。デジタル広告からOOHまで、ほぼすべてのコミュケーションメディアを経験してきました。(長くなるので割愛します)

引き続き、成長マーケットであるデジタル広告領域において、弊社もドライブを駆けて参りますが、なぜ、このタイミングで10年向き合った法人営業から離れ、新しい事業領域に挑戦するのか?

その理由を要素分解してみると、沢山の因子はあるものの、最も大きかったのが、メンバー1人1人の成長でした。今までは、大型のプレゼンも、クロージングも、ディレクションも、僕が自ら入らないと決定確率も低く、また営業部全体の業績が落ち込みそうなときは、何とか僕自身が数字を引っ張ってきて、最後に帳尻を合わせに行くQもしばしばありました。それは言ってみれば、【再現性のない成長曲線】を、数件のホームラン案件で担保し、「さて、みんな、次もがんばるぞ!」と、鼓舞し続けてきた感覚に近いです。

そんな中、一昨年くらいから、1人1人の生産性も上がり、個人の営業数字も安定化しはじめ、昨期に関しては、自身として最前線で営業活動を行うこともなくなりました。メンバーの成長を喜ぶ一方で、心のどこかで、何か物足りなさを感じていました。引き続き、自分のポジションは変わらずにあり続ける。そして大好きなメンバーにも囲まれ、楽しい毎日。クライアントからは、求められる領域を生業にしている。そしてその領域は、まさに成長産業。

一見すると、何の不満もない状況だったのですが、自身に停滞感を感じ、個人の未来に焦りを感じるようになっている自分がいました。

その焦りを払拭するために、土日や平日夜の時間を使い、WEBマーケの相談や、営業組織の立ち上げ、組織課題の壁打ちやブランドの立ち上げなど、計3社のスタートアップのコンサルティングとして時間を使ったりもしました。そうした機会をくれた皆さまには心から感謝しながらも、心のどこかで「時間とスキルの切り売り」感から脱することができず、

「自分はなぜ、東京で仕事をしているのか」
「自分は何のためにベンチャーに入社し、力をつけてきたのか」
「自分の描く未来は、どこにあるのか」
「そもそも自分の人生のゴールは何なのか」

そんなことを感じている自分がいました。ただ、そんなことを頭に思い浮かべては、「お前、暇だな。もっと仕事しろよ!」と自分に発破を掛け、”目の前の業務”にただただ向き合ってきました。それは、本当は向き合わなければいけない未来と向き合うのが怖くなって、条件反射的に、そのような行動を取っていただけなのかもしれません。

そんな折、とある上場企業の役員だった先輩(というかその時はただの知り合いw)が退職するのをFacebookで目にし、気づいたときにはメッセンジャーでアポを取りつけていました。

その先輩とお会いしたのが、2019年の5月。そこで始めて、コーチングと出逢い、自らの心の声(=内発的動機付け)を意識する重要性を学びました。それから毎月、コーチングを続けていくうちに、凝り固まった自身の潜在意識を顕在化する訓練を重ね、その厚い皮を1枚1枚丁寧にはがし、自身の心の声と向き合ってきました。コーチングを続けてまだ1年経たずですが、いつも気にかけてくれるUさんには心から感謝しています。この出逢いがなければ、引き続き心の声に蓋をして、向き合うこともせず、営業統括というポジションに甘んじていたと思います。


さて、本日が2020年4月2日。

引き続き上場企業の役員としての職務は全うしながらも、これからは「toC」領域に徹底的に向き合っていこうと考えています。正直、まだ人生を掛けて成し遂げたいことは見つかっておらず、これから先、それがいつ見つかる保証もありません。

ただ、

「時代を創ってきてくれた先人に感謝し、次世代に価値ある時代を残す」

という個人の想いは引き続き胸に秘めつつ、これからはたくさんの人を喜ばせることを考え抜き、新しい価値を、世の中に提供していきたいと思います。

初めてのnoteは、こんな感じかな・・・?

恐らく誰にも見られることのないnoteだと思うので、自分のアウトプットのために、週一くらいで更新していきたいと思います。

大変なご時世ですが、1日でも早い世界の回復を願いつつ、今、自分ができることを粛々と頑張りたいと思います。

これから、よろしくお願いします。

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