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アメリカ・ロサンゼルスからイギリス・ケンブリッジに引っ越す話

イギリスで就職先が見つかったので、約7年間住んだアメリカ・ロサンゼルスからイギリス・ケンブリッジに引っ越すことになりました。

就職先のA社が提携している Graebel 社が、テックカンパニーの Shyft 社と提携して CitySwitcher というサービスを提供しています。詳しくは理解していないのですが、どうやら Graebel 社や Shyft 社が実際に荷物を運ぶわけではなく、見積もりをとってそれを引越し業者に投げるというプラットフォームを提供しているようです。実際に荷物を発送してくれたのは Schumacher Cargo Logistics という会社でした。

いったい何時に作業員さんがやって来るのか当日の朝までわからなかったので本当にやって来るのか不安だったのですが、当日の朝に到着予定時間の連絡がありました。そしてその時間のちょっと前に、3人のメキシカンの作業員さんたちがやってきました。大量にあった本も全部パッキングしてくれて、全部で段ボール36箱でした。もちろん英語でも通じるのですがこういう場合スペイン語が少し話せるとお互い楽ですね。エレベータ無しの2Fから全部人力で下ろしてくれました。作業員さんにチップをいくら払おうか悩んでいたのですが、ケチらずに1人20ドルずつ払って正解でした。パッキングに1時間、荷物の搬出で1時間、合計2時間で全て終わりました。

ロサンゼルス LAX からロンドン・ヒースローまでのフライトですが、ビザがなかなか発行されなかったこともあり、チケットを取るのはギリギリになってしまいました。15ヶ月の赤ちゃんを連れての移動なのでできれば直行便がいいと思いながら探したところ、ユナイテッド航空が安くてかつ夕方に出る便があり、それならば赤ちゃんも寝てくれるだろう、ということでそれにすることにしました。15ヶ月の赤ちゃんは座席を取らなくても乗れるのですが、長時間のフライトなので1席確保してそこで寝かそう、という作戦で席は3人分取ることにしました。ボーイング787の中央最後尾の列を3席予約したのですが、お手洗いに近く、また後ろに誰もいないので座席も自由に倒すことができ、かつ赤ちゃんもシートにつかまり立ちなど自由にさせることができてよかったです。空港ではスーツケース3つ(うち1つ重量オーバー)に加えて赤ちゃんを遊ばせるプレイペン1つ、送り忘れた段ボール2つを追加で預け、追加料金600ドルでした。勿論安くはないですが700ドルくらいの追加料金を覚悟していたので予算内で収まってほっとしました。ベビーカーは機内に乗り込むところまで使うことができ、かつヒースローに着いて機体を降りたらすぐに受け取ることができたので快適でした。ユナイテッドのサービスは日系の航空会社に比べると劣るのかもしれませんが、個人的には特に不満に感じる点はありませんでした。

ヒースローではとてつもなく長いイミグレの列ができていたのですが(おそらくまともに並んだら1時間以上は余裕でかかる)、ファミリー対象の別のレーンがあり、そこは待ち時間10分くらいで入国することができました。1時間は待つことを覚悟していたので早く入ることができてよかったです。

ロンドン・ヒースローからケンブリッジまでの移動はタクシーを頼むことにしました。ヒースローのホテルで一泊して移動するという選択肢もあったのですが、昼にヒースロー着だったので夕方までにはケンブリッジに行けるだろうと思って当日のうちに移動することにしました。

ですが、結論から言うと、飛行機の中よりもこちらの移動の方が大変でした。イミグレが混雑していることを見越して飛行機がヒースローに着く予定時間の2時間半後のピックアップしてもらえるようにタクシーを予約していたのですが、イミグレがとてもスムーズに進んでしまった結果、到着フロアに出てから1時間半も待つことになってしまいました。早くピックアップしてもらえないかテキストしたのですがうまくつながらず、また、赤ちゃんをどこかで遊ばせることができるようなエリアがあればいいのですが、到着フロアには勿論そんなエリアはあるはずもなく、回遊魚のようにベビーカーを押して彷徨う羽目になりました。

また、タクシーを予約した際に、確認表には「Costa Coffee の前でピックアップします」と書いてあったので、事前にターミナル2の中の Costa Coffee の場所を調べておいたのですが、それがあるのは到着フロアではなく出発フロアでした。なので大量の荷物と共に到着フロアから出発フロアまで移動してそこで待っていたのですが、予定時刻になっても誰もやって来ず、会社に電話してまず運転手さんの電話番号を教えてもらい、運転手さんに電話をすることでようやく落ちあうことができました。なお運転手さんはボードを掲げて到着フロアで待っており、わざわざ出発フロアの Costa Coffee まで行って待っていたのは完全な無駄足でした。また、ヒースローからケンブリッジまでは車で1時間半の移動だったので、チャイルドシートを備え付けている会社がいいと思い、わざわざチャイルドシート対応可の会社を探して予約したのですが、ドライバーさんの車にはチャイルドシートは備え付けられておらず(!)、結局赤ちゃんを私たちで抱えて移動する羽目になりました。チャイルドシートの良い点は赤ちゃんを守ることができるだけでなく、眠くなったら赤ちゃんがそこで寝ることができる点にもあると思うのですが、私たちの赤ちゃんは結局車の中で眠ることができず、疲れで移動中大声で泣きに泣いて運転手さんを困らせたのでした。

続く・・・


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