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第12回 気象予報士になろうと思ったキッカケ

 毎週金曜日に、尼崎と豊中の週末の天気+αについてお届けする、週刊 空@尼崎・豊中。
 今回のテーマは、気象予報士になろうと思ったキッカケです。

◯おかえりモネ

 NHK朝の連続テレビ小説のおかえりモネ、主人公役の清原果耶さんの醸し出す爽やかな雰囲気がいいですね。 
 そのおかえりモネは、気象予報士を目指す女性が主人公のドラマで、今週のテーマは【勉強はじめました】と、気象の本質にも迫っていきそうな気配。
「きょうはどんな話やろ?」 と、より興味を惹かれる日々を送っていました。

◯なんで気象予報士に?

 おかえりモネの主人公・百音は、仕事や実家の漁業を通じて気象に興味を持ったようですが、私の場合は、そのような正当(?)な理由ではありませんでした。
 今から17~8年ほど前に、天気予報が当たらない日が数日続いたときのこと。
「あれ? 天気予報では晴れって言ってのに、雨降ってきた。天気予報の人、嘘つきやがって!」
「おいおい、きょうも天気予報外れたで。天気予報の人、アカンなぁ」
「また天気予報外れた! こうなったら、自分で天気予報してやろうやないか!」
 と、怒りに任せて勉強を始めたのがキッカケでした。

◯文系でも気象予報士に?

 おかえりモネの主人公・百音は、高校を出て森林組合で働きながら勉強をしているものの、話のやりとりを見る限り、気象の知識はあまり多くなさそうです。
 理科全体に関する知識も同様で、勉強に苦しむ場面も見られ、

「高卒で理系の知識もなさそうやけど、そんなんで気象予報士になれるんか?」

 と、視聴者からの声も聞こえてきそうです。
 気象予報士試験は、合格率5%に満たない時もあるという、数字だけを見れば難関試験ですからね。

「でも大丈夫、なれます!」

 というのも、私が高卒で文系の人間だったからです。

 私が試験に向けて勉強を始めたのは、高校を卒業して10年ほどたった20代の後半で、理系の知識も多くなかったため、百音と同じように悪戦苦闘しました。
 小・中学生用の理科の本を買って勉強していたので、ドラマを見て、その頃を懐かしく思い出すこともあります。
 優しく(?)教えてくれる方がいなかったのが、大きく異なるところですが……。

 元々の知識が少ないのは大変でしたが、吸収することが多かったため、勉強していく上で達成感は大きかったように思います。
少しずつ気象の面白さが分かっていき、一発合格とはいかなかったものの、数年後には晴れて合格。
今に至っています。

◯気象予報士試験

 気象予報士試験は合格率が5%前後で、数字だけを見れば難関に映ります。
合格率の低さだけを見て、

「興味はあるけどやめとこかな」

と、尻込みしている方がいらっしゃるかもしれません。

でも、よく考えてみてください。

大学で気象学を学んだ人だけによる試験の合格率ではなく、誰でも受験できる試験での数字です。

その数字だけを受け取ってしまい、勉強する前からあきらめるのは勿体ない話。
挑戦する価値のある資格だし、それなりにやり甲斐のある仕事とも感じています。

 これから、百音はどのように成長してくのでしょうか?
 彼女たちを応援しつつ、私も負けないように精進したいと思います。

◯今週末の天気

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 今週末の尼崎と豊中の天気は、土曜日は昼ごろまで雨が降り、雷を伴って本降りの雨になる恐れがあります。

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 日曜日は高気圧に覆われて、大体晴れる見通し。
 最高気温は30度くらいで、真夏日になる予想ですが、乾いた空気が流れ込むため、からっとした暑さになりそうです。

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