【日記】小説家志望の方に是非読んで欲しい『たった独りのための小説教室/花村萬月』

最近の温度変化の激しさに、冬の終わりを感じています。
かなこ☺︎です。

春だ!もうすぐ春だ!
花粉だ!花見だ!パン祭りだ!
さくら餅!お出かけ日和!
花粉!黄砂!目ぇかゆい!!

…ちょっと落ち着きたいこの頃です。

ちなみに花見はもう何年もしていません。
そういえば、位の熱量なんですけど今年は行こうかな。
桜を見ながら美味しいもの食べるのが好きです。
まぁつまり花より団子な訳ですが。
皆そうですよね???(決め付け)

さて、今日はお休み中に出会った本について
お話しさせて下さい。

「たった独りのための小説教室/花村萬月」

萬月、と書いて『まんげつ』と読むそうです。
『萬』という漢字の意味を調べてみたんですが、
数の単位。よろず、数や量が極めて多い様子。
十分に。…などなど。
とにかく数が多いってことみたいです。

満ちた月、では無く、萬月。
なるほど。
月はなんぼあっても嬉しいですからねぇ。
(絶対違う)

ちなみにWikipediaで調べたら、半村良さんに命名されたそうで由来は記載なし。
気になります。

話がズレました。
この本を手に取ったのは偶然。
返却された本にあった一冊でした。
司書をしていると普通の方より本に巡り合う機会がかなり多いのですが、あんなに気になったのは初めてでした。
まるで一目惚れ。

仕事終わりに急いで棚まで探しに行きました。
無事貸出されておらず、すぐ借りようと思ったんですが、中身がどうにも気になりその場で立ち読み。

そこで読んだ内容を簡単に言うと、
「こういう人は今すぐ読むのをやめろ!」
「俺は無欲なたった独りの為にこれを書く!」
「病気で心身共にギリギリの中書いている!」
「新人賞の裏側はこうだ!!」
と、棘だらけ。

笑いました。
面白すぎる。

それでいて、
病気も患い沢山の連載を抱えながらでもこれだけは必ず書き切る。

理由は、まだ会ったことも、そしてこれから会うこともないであろう、たった独りのセンスある貴方の手助けがしたい。

小説を書くのが大好きだからこそ、自分のノウハウをお伝えしたい。

という、かなり熱い内容でした…。
心打たれない人、いませんよね。
めちゃくちゃ優しい人じゃないですか。

おそらく私はこの本で語られている『たった独り』にはなれないと思っているんですが、
この人の話をもっと聞きたい!という気持ちが読めば読む程めちゃくちゃ強くなりました。

なので順番に課題を行っているんですが、
(まだ最後までいってません)
最初の課題が『何でもありの虚構日記』で、
次の章を読むのはそれが終わってからと書かれていたのでその日は借りず、とにかく1ヶ月書き続けながら、早く読みたいという欲求と戦いました。

なんだか焦らされると余計に気になっちゃいますよね。
手の平で踊らされている気分でした。
私はわりとMな方なので、ちょっと楽しかった。(急な暴露すいません)

現在は『セックスを書く』という課題に取り組み中です。

どんな課題だよ!!
と思うかもしれないのですが、
セックスが1番起承転結を学ぶ上で役立つ、と話してくれてまして、私めちゃくちゃ勉強になり過ぎてノートに写す位納得しました。

ちなみに私は一度書いてみたかったので
めちゃくちゃ楽しんでます。笑

ただ書きたい設定が結構浮かんで、まだ迷い中です。

ですが、書かないとこの教本が読めないので
早く書き終わりたい。

このサイクル、教本として良すぎる。


ちなみになぜ私がこの本に書いてある、
『たった独り』になれないのかというと
日記を結構まとめて2日分とか5日分とかに分けて書いたからです。笑
書けない日、ありました。
1日1回書き続けるって絶対無理だなと最初から思っていたんですが案の定。
それが出来ない人は諦めなさいと言われました。ほんとそうだと思います。笑

『たった独り』にはなれないけど、
話を聞きたいから読んで実践しています。
それは自由ですよね!!!(勝手にしろ)

花村萬月さん、すいません。
でもめちゃくちゃありがとうございます。
この本はちゃんと買います。
他の作品も楽しませて頂きます。
どうかお身体に優しくして、長生きして下さい。

私が『たった独り』への架け橋になれることを祈って、ここの日記に残します。


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