何事も最初が肝心だ
◇NOTE◇
このマガジンを始めるきっかけ→★
時系列ガン無視で綴るリアルストーリー(氏名は仮)
前半は当時の心境そのままに、
後半は当時を振り返る
そんな二部構成となっております。
2014.10.12
◇characters◇
菅田陵子(age 30) わたし 病院経理課
おじさん(age 46) 彼氏 カメラ仲間
◇location◇
万博公園他
おじさんが出てくる他エピソード
- 30回目のお誕生日
今日は誕生日。ついに30歳!
いつもなら酒でも買って
家で飲んだくれるところだけど、
今年は違う!
彼氏とお出かけなのだ!(実に6年ぶり😇)
カメラサークルで知り合った人と
先月から付き合うことになり、
今日が初めてのイベント的な日。
パワスポめぐりの効果がようやく現れたぜ✨
- 万博公園でお写んぽ
おじさんにカメラを教えてもらえるので、
この1ヶ月でカメラの腕が爆上がりした。
今日は大好きなコスモスを撮りに万博公園へ。
(岡本太郎の太陽の塔があるとこね)
初めて多重露光というものにも挑戦。
(2枚重ねて撮ってる)
うまくない?
構図のセンスは元々あるらしい。
(おじさん談)
- ハプニングは突然に
今日は台風が来るって言われていたのに、
めっちゃ快晴。
(自他共に認める超絶怒涛の晴れ女)
なのでお昼は、
シートを広げてピクニックすることに。
サンドウィッチを頬張っていると、
おじさんがモゾモゾカバンから出してきた。
『誕生日プレゼント。開けてみて〜』
特に何もリクエストしていなかったのでビックリ。
サプライズ苦手なわたしは、
ちゃんとリアクションしなきゃ
と開ける前から妙にドキドキした。
で、開けてビックリ。
『え・・指輪・・・?』
わたしは動揺が隠せなかった。
嬉しかったからではない。
指輪がクッソダサかったからだ。
(しかもペアリング)
サイズはどうやって分かったのだろう?
と思っていたら、
案の定どの指にも入らない。
結局おじさんのリングをわたしの中指にはめ、
わたしのリングをおじさんの小指にはめることで
ことなきを得た。
世間の皆様が思い描くような
ロマンチックさからは程遠かった。涙
- 本心が言えなかった
『ありがとう〜大切にするね・・・』
動揺の中、かろうじて捻り出した言葉。
うまく誤魔化せたのか分からないけれど、
おじさんはご満悦のようだった。
付き合ってわずか1ヶ月。
初めてもらったプレゼントに対し、
ちょっとわたしの趣味じゃない
なんて絶対に言ってはいけない。
ゼッタイに。。
Now
- 写真はある程度なら誰でも撮れる
写真は難しいと思われがちだが、
背景をいい感じにぼかした写真を撮りたいなら、
カメラの構造を理解すれば、誰にでも撮れる。
なんなら星空の写真だって、
設定を覚えて、条件がよければ撮れてしまう。
2回目に撮った星空
初めて星を撮った友達。
エントリー機でもこれだけ撮れる
なので、
わたしにはカメラの才能がある!
なんていうのは単なる思い上がりに過ぎなかった。
ちなみに現在は、カメラは実家に置いてきてしまい、
実質卒業という運びになった。
2015年頃の写真が一番好きだったなー
- 周りの友達にも不評の指輪
『ほんと、全然菅っちの趣味分かってへんなぁ』
と当時親友に酷評された時は、
もう苦笑いするしかなかった。
別れたときに速攻で捨てたのは言うまでもない。
なので写真も残っていない。
(ネタで撮っておけば良かったw)
クロムハーツ調のゴツメのシルバーリングで、
でっかいハートが刻まれていた。
勘弁してくれ
わたしはシルバーよりゴールドが好きなんだよぉぉ。
- 気を使いすぎる相手とはいつか破綻してしまう
歳の離れたパートナー。(↑本人)
知っている歌手とか昔のTV番組とか全く分からない。
バブルの恩恵に預かっていたというのだから、
同世代と付き合うのとは勝手が違うのだ。
だから、これまでのパートナー以上に、
考えを擦り合わせるという行為が
必要だったのかも知れない。
気を使うことが相手を尊重することだと思い、
面倒なことから逃げていた。
本心を言ったら傷つけてしまうのではないかと、
それらしい言い訳して。
もちろんお仕事関係の人ならば
それでうまくいくだろう。
けれどパートナー相手には、
自分の気持ちを出せないといつかは爆発してしまう。
せめて、
次買うときは、わたしも連れて行ってね
くらいは伝えておけばよかった。
翌年の誕生日も、
訳の分からないネックレスをもらってしまった。
(もちろん捨てた)
- 本当は自分が可愛かっただけ
相手を傷つけたくない
などとカッコイイことを言っているが、
本当のことを言って嫌われるのが怖かった。
おじさんにとって、
かわいい年下の彼女でいたかった。
甘えられる人を失いたくなかった。
そうやって自分自身を守りたかったのだ。
けれど、最初に自分を出せなくなったがゆえに、
結果的におじさんとお別れすることになる。。
大切な人にほど、自分の気持ちを伝えよう
そう思った、
おじさんとのほろ苦いお付き合いでした。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?