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モンスター取扱説明書

◇NOTE◇
このマガジンを始めるきっかけ→
時系列ガン無視で綴るリアルストーリー(氏名は仮)

前半は当時の心境そのままに、
後半は当時を振り返る
そんな二部構成となっております。


2013.5

◇登場人物◇
菅田陵子(age 28) わたし 人事課
秋邑さん(age 33) 同期 学生課
堂島さん(age 28) ドラゴン 経理課

◇location◇
秋邑邸 / 大学


(秋邑さん登場の他エピソード)


- ”なんか距離感変わったよね?”



相変わらず、秋邑さんの観察眼は鋭い。

1ヶ月前、秋邑さんのお子さんの出産祝いを、
同期数人で渡しに行った日のことを言っているのは
すぐに分かった。




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『昔、堂島さんと二人で
 飲みに行ったりしてなかったっけ?』


もう苦笑いするしかなかった。


出されたコーヒーを飲みながら、
何から話そうかと頭の中で整理を始めた。



- 同い年の同期・堂島さん



理系の大学院を出て大学職員になったという彼女。

大学職員は文系出身者が大半なので
とても珍しいケースだ。

頭がいい
仕事ができる
可愛い(化粧は濃いけど)
スタイル抜群
明るくて元気


”非の打ちどころがない”



けれど、そう思ったのは最初だけだった。




次から次へと周囲とトラブルを起こす彼女。


"何かおかしい気がする"

わたしの脳内アラートが鳴るようになるまで、
そう時間はかからなかった。



- 確信に変わったのは3人目


●入社1年目。

経理課に配属直後から
早速バイトさんとトラブった堂島さん。

"バイトさんに意地悪をされる"と漏らしていたが、
真偽の程は分からない。




●入社2年目

経理課の仲良しの(と少なくともわたしは思っていた)
先輩と、気づけば不穏な関係に。

しかし運良く(?) 先輩が育休に入られることになり、
事なきを得た。



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●入社3年目

この時点で堂島さんは経理課の重要人物だった。

パワーを手にし始めたそんなとき、
とうとう直属の上司にまでも噛みつくようになった。

昔は、"上司のことすごく尊敬してる"って
言ってた気がするんだけどな…



- 自分の身は自分で守る


『次のターゲットはわたしかもしれない。
 明日は我が身だと思って距離を置くことにした。』

わたしの話を淡々と聞いてくれた秋邑さん。
この時点で他の同期は全く気づいていない。



Now

- いつも誰かとトラブっている人いませんか?


モンスターペアレント
モンスターペイシェント

そのような言葉を用いるならば、
堂島さんはモンスターコワーカーになるのだろうか。


勇者パーティーを見つけては、
戦いを挑んでいるドラゴンのようだ。


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  たたかう
▶︎ にげる


この時の経験のおかげか、

今でもわたしはドラゴンに遭遇すると、
迷わず逃げるを選択できるようになった。


逃げるのは負けではない。



- トラブルを起こしてなくても注意


身内のことを晒したくはないけれど、
両親はモンスター気質を持っている気がしてならない。


いつも何かに、
そして誰かに対して文句を言っている。


やれニュースを見ては政治家に文句を言い、
やれSNSの投稿を見てはその内容に文句を言っている。


何で気分の悪くなるものを見るんだろう?
本当に不思議でならない。

自分の意識を他に奪われないように
他人の動向や反応を気にしない
自分に意識を向けよう


そんな偉そうなことを言っておいて、
わたしはこの記事が堂島さん本人に見つかるのが、
今とっても怖いです。

(どうか、どうかばれませんように!!)


--- 

これより以下はバレるとわたしの身が危ないので、
有料とさせていただきます。w
(100円)


もちろんここまでで、
今後のお話を読むのには全く影響はありません〜



- 堂島さんの今


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