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自分にお金を使えないと、周りも使ってくれなくなるという事実

◇NOTE◇
このマガジンを始めるきっかけ→
時系列ガン無視で綴るリアルストーリー(氏名は仮)

前半は当時の心境そのままに、
後半は当時を振り返る
そんな二部構成となっております。

2016.GW

◇characters◇
菅田陵子(age 31) わたし 第一次ニート時代
おじさん(age 48) 彼氏 カメラ仲間&糖尿予備軍

◇location◇

大阪・倉敷

(おじさんが出てくる他エピソード)

- 失活してしまったワクワク


付き合って1年半。
おじさんと初めて旅行に行くことになった。

行き先は岡山県・倉敷。
2泊3日。



おじさんは自営業で、
カイロプラクティックをやっている。

患者さんを抱えていて長期で休めないため、
関西から足を伸ばしやすい、倉敷へ行くことに。





地下鉄で新大阪まで行くと思いきや、
なぜか梅田で途中下車。

“あぁ、JRで新大阪まで行くんやな〜“



と思ったのも束の間。

向かった先は新大阪とは反対方向の
在来線ホームだった。




『え?倉敷まで在来線で行くの??』


『そうだよー』



ちょっと倒れそうになったのは秘密。




* 青春18きっぷを使ったわけではない。


- 旅行という名の撮影合宿


家を出るのが遅かったので、
倉敷に着くと辺りは暗くなり始めていた。


先に宿へチェックイン。
倉敷駅にほど近い、あの女社長で有名なホテルだ。



『どうせ寝に帰るだけだから』

と。


そして移動は、タクシー…
ではなく、

レンタサイクル。苦笑



わたしも一人旅の時などはゲストハウスを使うし、
移動や宿にはコストをかけないタイプ。


だからおじさんの思考回路はよく分かる。
全部出してもらっているし、贅沢は言えない。

たとえ初めての旅行だったとしてもだ。


-  言えなかったこと。もう一つだけ。


撮影自体はとっても楽しかった。

快晴に恵まれ、
倉敷美観地区を中心に自転車でウロウロ。




レンタサイクルの人に教えて貰ったカフェが最高に良かった✨





当時、おじさんに言えなかったこと。




“実は昔の彼氏と倉敷来たことあるねん“


-  結局、最後の最後まで修行だった。


最終日。
倉敷を出たのは15時頃。


“行きしなはずっと座っとれたし、
帰りも時間さえ過ぎれば着くな〜“


と思っていたが、それは甘かった。



世の中はGW真っ最中。
車内は激混み。



2時間ほどずっと立ちっぱなしだった。

移動の疲れで楽しかった思い出は
すっかり半減してしまった。


Now

- あなたならどちらを選びますか?


2021年の春、関西に滞在していた時のこと。


まぁまぁの荷物を持っていたのですが、

新大阪から姫路へ行くときに、
新幹線に乗ってみたんです。

(以前のわたしならもちろん在来線一択。)



するとカラダがまぁ楽なこと!



脳みそで損得を考えるんじゃなくって、

自分の体に聞いてみるのが大切だと
身にしみて感じたエピソード。


新幹線 新大阪〜倉敷 1hちょい 約6,000円
在来線 大阪〜倉敷 3h弱 約3,500円


もう絶対新幹線ですよねw




■余談①相生(あいおい)ダッシュ

青春18きっぷラバーの間では、
相生ラッシュなる言葉があるらしい。


■余談②新幹線ワープ

青春18きっぷラバーですら、
接続があまり良くないという理由により、
岡山〜相生間は新幹線に乗る人もいるとのこと!

なんてこった!


-  言いたいことを伝えられない


元カレと倉敷へ行った云々は、
まぁ伝えなくて良かったと思うが、


移動の辛さを訴えたり、
ビジネスホテル以外が良かったという希望は、
伝えておくべきだったと思う。



こういうところから、
綻びって生まれてきてしまうから。





この数ヶ月後、金沢旅行へ行ったけど、
その際はドー●ーインだった。


その時のおじさんの言い分は、

“大浴場ついてるんやって!!“




(ちなみに金沢も、
倉敷へ行った元彼と行ったことがあった。

なぜにそんなに被せてくるのだ😇)


-  貯金はある。なのに怖くて使えない


おじさんのことを責められないほど、
わたしはお金を自分に使えない人間でした。


ここでびっくりされるのは、
貯金はあるのにと言う点。



当時は今よりかなり貯金はあった。

にもかかわらず、
飛行機はLCC優先、ホテルはゲストハウスが多かった。



そうして自分にお金を使えないと、
周りの人間も使ってくれなくなってしまうことが、
ニート時代でよく分かった。







今や貯金は当時の1/4くらいになってしまったが、

誕生日にちょっといいホテルへ
1人で泊まれるマインドになった。



そのためか、
ここ最近奢ってもらえる頻度が爆上がり中w


- もっと振り切りたい



実は今年の誕生日、ホテルへチェックインする際、


スイートに通常の半額以下で泊まれるよ
というオファーをいただいたが乗り切れなかった。

(誕生日の人限定っぽい)



天気が良くないというのもあたけど、
やはりどこかでびびってしまった。



来年は天気関係なく、泊まれるようになっていたい。
お金的にもマインド的にも。



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