第6節横浜F・マリノスvs横浜FC駆け足プレビュー。怖がらずに攻め続けられるか

2007年以来、13年ぶりの横浜ダービー。残念ながら、難しい状況下での試合開催となってしまいました。

昨シーズンの成績からすれば、波に乗れない王者と、善戦している昇格チームの対戦になりますが、横浜F・マリノスはしっかりと弱点を突かれ(コンディション不良やコミュニケーションミスも重なり)勝点を掴めず、冷静に自分たちの力を見極め勝点を重ねている横浜FC。

両チームとも前節は大量失点を食らっています。ただ、上記のように鹿島は冷静に弱点を突いてマリノスから4得点。横浜FCは微妙な判定もあり、最終的には5失点ですが、74分まで1-1と辛抱強い戦いを見せていました。現在の状況は、横浜の2チームでそれぞれ異なります。

マリノスは5試合を終えて11失点。コンディション不良なのか、ミスも目立つ畠中選手に、この試合では注目。斉藤光毅選手のアジリティに勝てないようだと、大量失点はないとしてとも、守備面がますます難しくなります。チアゴ・マルチンス選手の不調、朴選手の負傷離脱、新加入選手とのコンビネーションなど、未だ不安面は尽きませんがそれは他のチームも同じこと。日本代表選手として、乗り越えてほしいシチュエーションです。

また、畠中選手は両足から楔のパスを入れられる選手でもありますから、守備でリズムを掴み、攻守両面での活躍に期待します。このゲームだけではありませんが。

この試合では仙頭選手がスタートから入ります。左右両サイド、またライン間でボールを受けられる選手ですから、ここまであまり上手くいっていないチームの攻撃面で違いを見せられるかに注目です。選手起用はかなりテストの面が色濃く反映されていて、まだ組み合わせが決まったわけではありません。ですが、昨シーズン中心のメンバーに割って入っていけるか。

マルコス・ジュニオール選手がボールを受ける位置が低いため、前線でチャンスシーンが生まれにくい状況です。ボール保持時間は長く押し込める時は押し込めるが、ひとたびボールを失うと一気にピンチを迎える2018年のようです。ボールを保持するだけでなく、できるだけ高い位置、相手DFが嫌がるスペースでチャレンジできるか。この試合でそれを見せられるか今後を占う一戦でもあります。

あとは、ワイドの幅は取れても、ここまで深さが取れていませんので、仲川選手や遠藤選手が裏を取れるか。横浜FCの3バック(5バック)裏を丁寧に仕留められるか。ボール保持の次のアクションですね。

マルコス・ジュニオール選手とエジガル・ジュニオ選手の縦関係の位置も、昨シーズンずっと構築できているわけではないので、そろそろフィットさせたい。

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