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文章構造ツールはおつまみ程度に

日記から様々な気づきを経て、文章構造と文章のリズム感についての考察へと進んでいます。


前回の気づき

文章にはリズム感が存在するが、そのツールとなりそうなものがある
例えば、「オチ」「情報提示」「ユーモア」など

文章構造に影響するようなツールも存在する
例えば、「出来事を書く」「リズム感」「書く視点(人称を変える)」など

そこで今回のテーマを

リズム感ツール、文章構造ツールなど他のツールを見つけ実際に試してみる

としました。


試した記事2つ

今回も2つの記事を書いてみました。まず一つ目は「紹介」「サジェスチョン」という要素を取り入れて書いたものです。

「F1.4の世界」という写真にちなんだ題材を書いたもので、どういう世界なのかを紹介した記事になります。ボケ感が強いことによる面白さとはなんなのかを書いてみました。

この記事は暗に「こんな遊び方もあるよ」の紹介もしています。

「紹介」はnoteの世界でもあらゆる人が様々なもので、行われているものなので、それに加えて何か無いかなと思って取り入れたのが「サジェスチョン」でした。

サジェスチョンは英語のSuggestionで「示唆」「提案」「暗示」と言った意味合いになります。提案でもあり暗に伝えるという意味を兼ねた言葉がこれ以外に思い浮かびませんでした。できれば日本語でそんな言葉があるといいんですが、思い浮かびません…笑


続いてこちらの記事「乱雑」という要素を取り入れてみました。

タイトルにもある通り、ブラブラと散歩をするようにブラブラ感覚で執筆してみたらどうなるだろうと思って書いた記事です。だから「乱雑」。

散歩には普段気にしないものでも興味を持ったり何かに気づいたり、また思考やアイデアなどの着想を得たりと、あちこち意識が向く要素が詰まっています。

それを表現できたらいいなと。

「乱雑」は文章構成がメチャクチャになりそうだと思ったので、ある程度の体裁は意識しています。その上であっちに飛んだりこっちに飛んだりすることを意識しました。

それと、普段何気なく使っている言葉の意味についても着目して書いてみまいした。案外間違った使い方をしている言葉もあるかと思って、あえてことわざや慣用句などの表現を使用し引用をつけることで乱雑さ表現の一部としました。


この2つの記事を書いてみて感じたことはメリットではなく、残念ながらデメリットの方でした。毎回違ったものを書く面白さはあるのですが、ツールを取り入れたことで苦労することにも気がつきます。


ツール化するメリット・デメリット

前回の記事から登場している文章構造ツールリズム感ツールですが、これは文章を構成するに当たって現れる様々な要素をツールと捉えるものです。そこには表現力アップの期待があったのですが、今回2つの記事を書いたことでデメリットがあることが顕在化してきました。


その前にメリット。それは要素の見える化です。

「オチ」「情報提示」「ユーモア」「出来事を書く」「リズム感」「書く視点(人称を変える)」などなど要素を見える化することで、例えば要素と要素で組み合わせを作るなんてことも可能になってきます。新しい要素を見つければ今まで書いたことのなかった文章に取り組むこともできるようになるのがメリットですね。


デメリットは型に囚われるです。

自由さを奪うとも言えます。型にはめようとするあまり構成を無理に変えてしまい、結局一から書き直す必要がでてきたりと、型に囚われることで生まれる窮屈さが存在します。

2つの記事を書いてみてメリットとは相反するこの状態を痛感してしまいました。

そのため、自分はどんなことを書くのが性に合っているか、それを知ることが大事だと改めて気がつきますが、それ自体も自分を型にはめようとしてしまう行為なんですよね。


ツールから文章を作ることを試みて、この矛盾に苛まれるようになります。


もっと気楽に書こう。


難しいこと考えずに気楽に書こう。


お酒に添えられるおつまみのように、ちょこっと横にツールが存在していればいいじゃないか。

デメリットに苛まれるのならば、もっと気楽に書いて楽しめる方がいいじゃないかとそう思うようになります。


次回以降について

気楽に書こうと思う他に、ツール探しの未来についても思うことがありました。

このまま進めば「ツール探し、ツールのトライ、その考察」の繰り返しになるのは間違い無いでしょう。これが表現力アップにつながることも間違いないのですが、執筆観察に関して言えば、そこに面白みをあまり感じていません。

レールの敷かれた道を進むよりも、予想もしない方向に進むほうが面白さを感じており、新しいアイデア、考えもしなかった気づき、そんなものに多く出会えるのは、レールが敷かれていないほうだと思っているからです。

という訳で

次回の執筆観察は日記や文章構造についての考察から離れたいと思います。


とはいえ

ツール探しは今後も続けていこうと思います。「ツール探し、ツールのトライ、その考察」のループは表現力アップの点で魅力的なのは間違いありません。特に執筆観察で取り上げることはしなくなるかもしれませんが、別の形でできたらなとは考えています。

それもツールと同様おつまみ程度に。


執筆観察 9回目まとめ

本文内に記載した気づき

シンプルな言葉に言語化するのは型にはめるというデメリットが生まれることがある

ツールはおつまみ

本文内に記載していない気づきや思い

この執筆観察自体の文章構造が毎回似たようなものになってきているので、そこも変えていきたい

次回のテーマ

変える


ここまで読んでいただきありがとうございました。次回は変化の回にしようと思っていますが、その前に「今まで書いた記事を通して見えたもの」なんていうような総括記事書いてみようと思ってたりします。

今までの執筆観察はマガジンにまとめてます。


このnoteはみなさんのスキやコメントが励みになって続けられています。 ありがとうございます。