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写真の話

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写真に関する雑記をまとめたマガジンです。ギャラリーも。
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#心構え

写真の話、構図大事だけどもっと大事だと思うこと

僕は写真を撮ることを生業としています。 そう言いながらも、写真について書く機会が少ないので今回は普段感じている写真の心構えみたいなものを書いてみようと思います。 「構図大事だけど、構図に囚われすぎちゃいけないな」という話です。 僕は思うのです。写真を撮る上で最も大事なことは眼前に広がるシーンの中に「いいな」と思うものを見つけられることだと。 「あそこなんだかよく見える!撮ってみよう!」 「あそこなんだか良い絵が撮れそう!」 そう思えることだと。その「いいな」を絵にす

フォトグラファーがカメラを持たないと思う時

写真を生業にしている、まとまるまことです。 写真を撮ることが仕事だからなのか、カメラを意識的に持たないと思うことがあります。 それは旅先であっても。 新緑の季節も終わりを迎え、一部の地域では梅雨入りもしたこの時期に、リムジンバスに乗りました。 空港から街中に向かうためです。山から街へ移動します。 移動の最中、窓から眺める景色にただただ感動してました。 木々や草花が太陽光を浴び、キラキラ、キラキラと。 輝くその姿に目を奪われてました。 綺麗なものを見ると写真に残した

写真に大事な事、対話すること

写真はカッコいい、キレイ、カワイイといった美的感覚を持ちながら被写体と向き合うことになるけど、人を撮る時なんかは、あ―して、こーしてとポージングを指示することもあったりします。 撮った写真を見せると、中には、 と捉えられてしまうことも。 カメラには写せたけど、写真としては撮れたとは言い切れないのがこの状況で、一歩間違うと独りよがりなものになってしまうのも「写真」の怖さです。そうならないためにも、やっぱり対話が大事。 自分の作品として撮るなら問題ないけど、撮って欲しいと