見出し画像

楽しい!ばかりではない

スタジオオープン当初は、本当に多くのお祝いを形だけでなく、言葉や行動でたくさんいただきました。今思っても感謝しかないです。
最初はドタバタであっという間に1ヶ月が過ぎました。
しかし、たくさんご予約をいただけばいただくほど、同時に不安も募りました。
最初だから来てくださってるのではないか。
3ヶ月もしたら閑古鳥にならないか。
でも、そんな不安を他所に、3ヶ月経ってもたくさんのご予約をいただきました。
毎日はただひたすら、喜んでいただけるものを提供する、そこだけに注力しました。自分のスタジオだからのんびりもできるし、おしゃべりに花が咲き、ほとんど予定を過ぎての撮影タイムでした。
改善点はお客さんや、メイクさん、いろんな専門の方からもアドバイスをいただき、少しずつスタジオの使い方、経営の仕方を修正していきました。
順風満帆にいっているスタジオ経営だった、と思ってました。
ところが最初の夏を迎える頃、また恐ろしいほどの不安に襲われます。
当然のように、夏は売上が落ち込みます。これはスタジオ経営の前から、ブライダルの頃からそうでした。なので、気にすることではなく、むしろそこでさらなる研究ができるというもの。
毎年そうだったのに、スタジオを持ってからはそうはいきませんでした。
それは家賃があるからだと思います。
そもそも経営に向いているとは言い難い私。
ほとんど無計画で思いのままに行動する性格。
少し予約が減るとこのままなくなってしまったら、と、どうにもマイナス思考が支配します。
そして、最初の夏、私は初めての全身蕁麻疹に苦しめられました。
薬を飲まないと発症するので、毎日薬を飲み続け、それがおよそ3ヶ月続きました。
精神的にも不安定だったような気がします。
撮影の時はすっかり忘れるのですが、ふとした時に不安になり、涙が溢れ出てくる。そんな時もありました。
でも、治ったんです。
薬を飲まなくても出てこないようになりました。
なぜか?
正直、わかりません。ただ、蕁麻疹は私のストレス値を知るバロメーターとなりました。
秋には予約が春以上に増え、悩むことを忘れるくらい忙しくなりました。

そうして1周年。
気持ちの浮き沈みの激しかった1年が終わり、いよいよ2年目に突入です。
1周年では、スタジオに1年間に来てくださったお客様の写真を飾りました。
お客様もたくさん遊びにいらしてくださって、本当に幸せでした。

2年目以降も、同じようにいいときもあれば、そうでもない時もありました。
でも、もう二度と、蕁麻疹に悩むことはありませんでした。
ようやく経営、というものがどういうことなのか、ちょっとだけ理解できたように思います。ま、理解しただけで、経営が上手い、というのは別ですけどね(笑
そして、スタジオを始めたことで、多くの出会いがありました。それは自分を大きく成長させてくれるものになりました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?