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matoils 出会いのエピソード2

こんにちは!matoil代表の谷です。

前回のエピソードでは今村さんと一緒に活動することになったきっかけをご紹介しました。

今回は辻シェフとのエピソードを思い出してみようと思います。

実は、初めて今村さんとお会いした時、辻シェフを連れてきてくれたのがきっかけでした。最初に紹介いただいたとき、食物アレルギーに前向きに対応してくれるシェフがいるなんて、神様や、と思いました。

#今でもそう思っています
#よく笑う神様

食物アレルギー対応って?

コロナ前、私はよく沖縄に行っていました。沖縄のホテルでは、予約のときなどに食物アレルギーのことを伝えると、快く対応いただけることが多く、いつもありがたいなぁと思っていました。

そしてなんとなく、対応するのは大変だろうな、と思っていましたが、辻シェフのお話を聞いて、思っていた何倍も、何十倍も大変なんだと感じました。

私は私のアレルゲンだけ気を付けていればいいけれど、お店やシェフのみなさんが相手にするのは全アレルゲンなわけです。
そのすべてに神経を使い、代わりになるメニューを用意したり、代替食品を使って料理をしたり。そもそも間違ってお客様に出さないようにしないといけないわけです。

でも、間違ってない、入っていない、というのがものすごく難しい。
エビどーん!とか、カニどーん!とかなら分かりやすいですが、このスープに小麦粉入ってるか入ってないか、なんて見ても分からないですよね。
つまり、それだけ神経を使って、覚悟を持って対応してくれているのです。

#義務でもなんでもないのに

大変、の先にあるもの

現場の抱える課題を知って、これ以上表面だけを見てあれこれ考えていても意味ないな、と思い、辻シェフのいるレストランに通う日々が始まりました。

この活動を始めた頃、最初の緊急事態宣言が発令され、気軽に外出したり人と会うことができなくなって、動くに動けない、苦しい期間でした。
お店も、日々のニュースを見て、営業時間やルールの確認をしながら運営している大変な時期だったと思います。それなのに、嫌な顔一つせず相手にしてくれて、お店の皆さんに心から感謝しています。

#行く度にまかない食べさせてもらってました
#ずうずうしい

食物アレルギーのある方が日々お店に訪れる様子を見て、大変さの先にあるものを見てきて、料理の持つ可能性を肌で感じられたことが、今のマトイルの原点になっていると思います。

気持ちが大事

人が何かするときは、気持ちがないと続かないと思います。
自分はこうしたい、とか、この人にこうなってほしい、とか。

辻シェフが子供たちを前にすると嬉しそうになるのを見ていると、そこに原動力があるんだな、と感じます。
誤食を防ぐサービスを考えていた私が、ごちそうキットをお届けする、という方向に舵を切った時、そこに本質があるようにも思ったし、その原動力が羨ましかったのもあると思います。

今村さんと3人でたくさん話して、マトイルのアイデアが出てきた時、これができたら本当に素敵だ、と心から思えました。

パティシエの安達さんを紹介してもらったのも、この話し合いをしていた時だったのですが、その話はまた次回ご紹介します!

ここまで読んでいただきありがとうございました!

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