ヤフートラベルと近畿ツーリストとJTBの中抜き率の違い

ラブホテルは平日だと安く、休日だと高めになっている。なぜそうなるかというと休日は需要があり、そこで稼げるだけ稼いでおかないと平日で出た損失を穴埋めできないからだ。旅行業界もそこら辺の事情は似ているので、日程ごとに中抜き率を調べてみた

価格差1は近畿ツーリストと直接予約、価格差2はヤフートラベルとと直接予約、価格差3はJTBのJR＋宿泊プランと直接予約、価格差４はJTBと直接予約の比率を表す

近畿ツーリストはほぼ固定で、7月の終わりだけが1.2である。ヤフートラベルも近畿ツーリストと同じ傾向であるが、7月の終わりは1.4で、8月2日から8月16日が1.2倍を下回り、徐々に1.24倍に戻っていく動きをしている。JTBのJR＋宿泊プランはほとんどの状況で1倍を割り、9月21日、9月26日で1.1倍を超える程度である。JTBの宿だけを予約したプランは1倍から1.1倍で推移しており、8月16日で1.24倍、9月21日、9月26日で1.32倍となっている

なぜ、ヤフートラベルだけがここまで中抜き率が高いのかというとホテル三日月の場合、JTBがホテル三日月から枠を購入し、ヤフートラベルがJTBから枠を購入しているからである。したがって宿泊プラン単独で言えば旅行会社を通すのは得策ではなく、直接予約したほうがよっぽどましである。仮に補償目当てだとしても、JTBとヤフートラベルの補償が受けられるとはヤフートラベルの規約には書かれておらず、補償目当てであれば近畿ツーリストやJTBを利用すれば十分である。逆にJTBのJR＋宿泊プランはお盆の時期には使えないものの時期によっては直接予約するよりはお得である

とはいえホテル三日月のアワビ付き夕食プランとJTBの鮑付磯会席＋JRチケット付きでは8月17日から8月24日、7月25日から7月31日を除けば1倍を超えており、8月16日至っては1.2倍ぐらいには達している。必ずしもJR付きがお得とは言えないようだ。