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大阪堺筋本町の社会保険労務士⚖️マチネ社労士事務所の上田麻美です⚖️


私は毎年お正月の三が日の間に「今年叶えたいこと100」を考えるようにしていまして、その年1年の間に自分が何を達成するのか決めてしまいます。


2021年の叶えたいことの中に


「観葉植物を育てる」


と言うのがあるのですが、2月に開業した時にたくさんの方から、お花や植物を頂きまして、その中にあった観葉植物を大事に育てています。


2月に届いた時には、葉っぱの色も濃い緑で、見た目にもとても元気で、見ているだけで私まで元気が出てくるような気持ちになりました。


しばらく事務所の中に置いて愛でていたのですが、気づくと茎はひょろひょろしていて、葉っぱも黄色くどうみても不健康。元気がなくなっていました。


振り返って考えてみると、忙しさにかまけて葉水も毎日あげられず、気づいたら土がカラカラになっていたり、私のレンタルオフィスの部屋は窓がないため陽も風も入らず、いただいてからの半年間全く太陽にも風にも当たっていませんでした。


そら元気もなくなるかぁ・・。と自宅に持って帰って風に当て、太陽の光の当たる場所において毎日葉水をあげて、栄養剤もあげました。


最近、やっと元気になって新芽も出してくれるようになりました。


元気になってくれて良かったなぁ・・と思ってホッとした時に、ふと・・

「会社や従業員も同じかぁ・・ほっとくと元気なくなるし・・ケアしてあげる必要があるなぁ」

と思いました。



社労士の仕事を始めて、事務員だった頃から数えて約10年。

たくさんの会社に関与しました。

私の感じることですので、完全な主観で根拠がわかりませんが、従業員さんが生き生きと元気に働いている会社は活気があって楽しげで、経営もうまく行っているように思います。

会社にお邪魔すると皆さんがハツラツとしていて「こんにちは〜」とご挨拶してくださり、伸び伸び働いていらっしゃる会社もあれば、反対に会社全体がどよ〜んとしていて、覇気がなく、またどことなく皆さんがイライラしているような印象を受ける会社もあります。


そして、どよ〜んとした空気感の会社の社長さんは同じように

「社員にやる気がない。暗い」

と悩んでいらっしゃいます。

やる気のある従業員に入ってほしい。

暗いやつはいらん。

なんておっしゃいます。


さて・・ここで、最初の植物のお話に戻りますが、やる気がなく暗い社員にやる気を出させるのは誰の仕事なのでしょうか?

暗い従業員を明るくハツラツとさせるのは、誰の役目なのでしょうか?


暗くて元気がないのは・・結果です。

それは、その会社の組織力の結果だと思います。


そして、従業員のやる気を出させるのは 事業主(上司)の仕事です。



私が植物を放ったらかして、元気いっぱいでうちに来たのに、枯らしてしまったように、従業員からやる気と元気を失わせたのは事業主(上司)です。


ちょっと乱暴な言い方になってしまいましたが・・

従業員は勝手にやる気を出しませんし、勝手に元気になりません。


今まで自分がどうやって「やる気」を出してきたのか? ちょっと考えてみましょう。


会社員の頃の私は・・、

「社労士になって関与させていただく会社の皆さんには生き生きと楽しく仕事をしていただきたい。」

と思って、仕事を頑張っていました。

でも、働いていると、良い事ばかり起きるわけではありません。

時には怒られることも、自分の100%の自信を持って出した提案を全否定されることもあります。

そのこと自体は、真摯に受け止め改善を繰り返し前に進むべきですし、そんな事でへこたれていたのであれば、今私は開業していません。

ですが、やっぱりどうしても、思い通りに行かない事が続くとやる気が失われます。


そんな時に、上司から「ミスばっかりしやがって!!!」なんて言われると

「私って何してるんだろうか・・」と落ち込んで余計にやる気がなくなります。


でも反対に、上司に

「いつも頑張っているね」なんて認められると「よーし!また頑張ろう」と言う気持ちになって一気にやる気がみなぎったりします。


上司の言葉一つで、やる気なんて出たり、出なかったりします。


その一言が言えるか言えないか?が生き生き働ける会社なのか、どよ〜んとした会社なのか?の分かれ道なのでは? と思います。


私が関与させていただく会社さんは皆さん前者の「生き生きしている会社」になっていただきたいなと思っています。

そのためには、事業主様にも考え方を変えて頂かないといけないこともあるのです。

どうすれば「いい会社」に出来るのか?そのために初めに何をするのか、一緒に努力させていただきたいな〜と毎日思っています。



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