雨が水色に積もったなら

雪の白は美しいなぁ、なんて感じていたら

少し雨がかわいそうになったので

雨が美しい水色にこの世界を染めたなら

雨はもっと愛されていたのかなぁ、なんて考えていた。

それでも僕は知っている。

雨はこの世界の正しい色を見せてくれると。

雨はあの人が泣いた美しい記憶の欠片だと。

雨は大地を緑に染める魔法の水だと。

いつか星の上から雨が我が子のように、大地に降り注ぐ夢を見ている。

#雨 #詩





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