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2023年4月16日(日)@隠れ家フィールドSchwarzwald

関西一過酷なフィールド・シュバルツバルト

新学期がスタートし、初回の講義を終えた週末。
当初、15日土曜に参加予定だったが、天候に不安があったため、日曜に変更。
どのフィールドの定例会に参加するか迷った結果、今回は、

シュバルツバルト
https://field-schwarzwald.jimdofree.com/

に決定。
ドイツ語で「黒い森」という意味で、ドイツ南西部の森林地帯のことを指すらしい。
酸性雨の被害を多大に受けた地域として有名。

要するに、このフィールドは森だということなのだろう。

以前から、気になっていたフィールドではあったのだが、なんせ、人が集まらない。
基本、日曜しか定例会を開催しておらず、その定例会も人が集まらないことが多いようであった。
サバゲーのオフシーズンである真夏や真冬は、そもそも開催していなかったりする。
そのフィールドにそこそこの人数が集まっている様子を見て、これはめったにないチャンスと思い、参加を決定。

ホームページにある程度の情報は載っていたが、どうやら、フィールドのほとんどが竹林で、山、傾斜がきつそうな印象だ。
そして、セーフティーは、原っぱ。椅子などがないため、ブルーシート・椅子を持参。
テントを持参するグループもあった。ただ、このフィールド、真夏や真冬は厳しいだろう。

フィールド側からセーフティーを撮影。手前に見える小屋に、ポットや電源や電子レンジなどがある。飲み物もいくつか販売している。奥に見える2つのテントの手前に陣取った。
我々が陣取った場所。バーベキュー用の設備と思われる。幸い、ベンチもあった。
今回は、仲間4人で参加。
駐車場は敷地内のあぜ道。バックで突っ込む必要がある。

ゲーム開始前、フィールドツアーが行われた。ありがたい。
「関西一過酷」と謳うだけあって、山の傾斜がすごい。スリング(銃を肩に掛けるための紐)必須。
グランドゼロ大阪の平地の部分をほぼ無くした感じだろうか。
本当に山そのままで、多少バリケードが設置されている程度。
まともな道がほとんどない。

竹林、時々、バリケード。

これは、翌日の激しい筋肉痛は不可避。
運動不足の体に鞭打ってワンダーフォーゲルしよう。


準備は万端。いざ、第1ゲームへ。

仲間も、準備万端。

今回も、黄色チーム。

今回は、フラッグ戦はなし。午前中はカウンター戦と攻防戦。


ところで今回は、ゲーム全体を通してフラッグ戦は実施されなかった。
今回の参加者はおよそ24名。
12 vs 12ならこのフィールドだと広すぎて、まともなフラッグ戦にならない可能性もありそうである。
攻防戦や、エリアを限定したセンターフラッグ戦など、必ず接敵するような工夫が施されたものと思われる。

フラッグ奪取に重きを置いている私にとって多少不満は残るが、致し方ない。
今回は、後述するが、ゲームの勝利に大きく貢献できたものを「フラッグゲット」の代替とすることにした。

フィールドマップ。RPGのマップ風。

第1ゲームは、無限復活のカウンター戦。フィールドを覚えられそうだ。
スタート位置は、Bスタートと密林スタート。
表は、Bスタート。

Bスタート地点。丘陵地の右端に位置する。

とりあえず、メインゲートから山岳地域に入る。

メインゲート手前。今は閉まっているが、ゲーム中は開いている。
ゲートの両サイドはスカスカのフェンス(射線も通る)がフィールドを区切っている。

ところで、本フィールドは、A・B・DエリアとCエリアがフェンスで区切られており、その間を往来できるのは2つのゲートのみ。

その山を右に登ってみる。スリングがあって、本当に良かった。
「ギリ―泣かせの丘」というエリアあたりを進んでいき、特に接敵することなく、最奥スタートまで辿り着いてしまう。
そのままトラロープ(フィールド境界線)沿いに山を進んでみる、というか、さまよっていると、おそらく「原生林」(Dエリア)に入ったようだ。
山の下の方で交戦している音は聞こえるのだが、うーん、とりあえずこのままトラロープ沿いを進んでみるか。
すると、残り3分頃。密林スタートの裏手、山の上まで辿り着いた。
相手のスタート地点と、復活直後の敵も確認でき、いわゆる「リスキル」(復活直後の相手を倒すことを指し、カウンター戦では禁止されることが多い)が出来そうなところまで来てしまった。
相手チームに「山を登って裏を取ろうとするやつが敵チームにいる」と悟られると、後のゲームに響く。
このままタイムアップを待つことにした。セーフティーに戻るのも、相手チームが引き上げるまで待った。

密林スタート辺りから左上のDエリアの角あたりを撮影。山。

表ゲームは一発も撃つことなく、登山で終わってしまった。
ただ、フラッグを取る道筋は見えた。まぁ、結局フラッグ戦はなかったのだが。

裏ゲーム。密林スタート。
表ゲームは早々に仲間とはぐれて単独行動になってしまった。
裏ゲームは仲間と一緒に進むことにした。表に自分が進んだ道の逆ルートをたどってみることにした。
一度、最奥スタート少し手前で接敵。私には気付いたようだが、同行した仲間には気づいていない様子。
私がそのまま交戦する“ふり”をして引き付け、その間に仲間に倒してもらうことにした。成功。

その時、特に仲間と交信してなかったのだが、その仲間とは常に一緒にサバゲーに行っていたため、この辺りは阿吽の呼吸だった気がする。しらんけど。

そのままどんどん進んだ。ギリ―泣かせの丘あたりをトラロープ沿いにぐいぐい。
フィールドを区切るフェンスまで辿り着き、下山を開始。メインゲート手前あたりで時間切れ。

うーん、やはり広い。すでにヘトヘト。

ただ、ここからが本番だ。


第2ゲームは、攻防戦。攻撃側は、Cスタート。
「ゲートスタート」と「密林スタート」に置いてあるフラッグ(指で押すタイプのホイッスル)のどちらかゲットすれば攻撃側の勝ち。
防衛側は、山岳地域のどこかからスタートし、両方守り切れれば勝ち。
攻撃側は、カウンターが30になるまで復活可能。防衛側は1発アウト。

表は、攻撃側。
仲間との打ち合わせの後、Bスタート辺りからフィールド境界をあがって、フェンス越しに右側から敵を減らしていきながら、メインゲートを目指すことにした。

Cスタート地点。カウンターがある。
攻撃側での作戦。

相手は、フェンスからC側には出られないので、とりあえずフェンスあたりまでは問題なく進めた。

Bスタートからもう少し先。右にトラロープが見える。
フィールド端をフェンスに向かってあがっていった。

途中、フェンスの奥に敵を発見。フェンス越しに打ち込む。こちらが先に気付けたようで、倒せた。

このあたりから奥に敵を発見。フルオートで打ち込んで、ヒットを取る。

メインゲートに向かって下りになっており、少しずつゲートに近づいていく。ゲートも見えてきた。

もうすぐゲートに辿り着けそう。

ただ、当たり前だが、ゲート付近は多くの敵が守りを固めている。
まだ時間もあるので、様子をうかがうため、ゲート手前のドラム缶裏まで行ってみることにした。が、余裕で打ち込まれ、ヒット。
一度スタート地点へ戻る。カウンターは、覚えてないが、6,7あたりだった気がする。

仲間も引き続き同じエリアにて待機しており、すぐに合流した。

もう一度、ゲート手前のドラム缶裏まで辿り着いた。
どうやら、自分が復活する間に、味方が敵をある程度倒してくれていたようだ。

ゲート手前まで辿り着く。奥に見える赤いカラーコーンにフラッグが置いてある。

まだまだ復活できそう。よし、もういっちょ突っ込んでみるか。

フラッグめがけてダッシュ!撃たれる様子はない。
フラッグまで辿り着き、フラッグを持ち、もたもたボタンを探していたその瞬間!
フルオートで撃ち込まれてしまった。

右奥に見えるバリケードの裏に敵が!

そりゃあ、敵もまだ守っているか。

ゲーム終了後、仲間の1人に言われた。

「突っ込むときは直前に声をかけてくれ!そしたら援護できるのに!」

その通りである。
最近は、仲間の方が察して、突っ込んでいく私についてきてくれることも多いのだが、それに甘えていた節がある。
仲間の援護があれば、その敵が私につられている間に倒してもらえたかもしれない。そして、自分でフラッグをとれたかもしれない。

再び、スタート地点に戻った。
そのとき、味方の1人に、塹壕側に攻めることを提案された。行ってみるか。

サブゲート付近。上に密林スタートのカラーコーンが見える。

前を行っていた味方が撃たれてしまった。
こちらには気づいていない様子だったので、少しずつ前に進み、塹壕から顔を出した相手を倒した。
よし、もう誰もいなさそう、フラッグ取りに行くか、と思ったその瞬間。
メインゲート側でフラッグのホイッスルの音が鳴り響く。
私がやられた後、他の仲間が一緒に押し上げて、味方がフラッグまで辿り着いたらしい。

自分が、仲間とそれをやりたかったのだが……とはいえ、すばらしい。


裏ゲーム。防衛側。
私は、メインゲート近くのフラッグの右上辺りに位置するバリケードからフラッグを守ることにした。

上に見えるバリケードに身を隠す。
マップでいうと、黄色のXあたり。


この場所、防衛にはめちゃめちゃオススメ。
メインゲートすぐ左にある「高台」あたりに辿り着いた敵を、相手に気付かれる前に横から倒せた。
逆に、私が攻撃側のときにとった進路から進んでくる敵も、こちらが先に気付けてヒットがとれた。
残り3分あたりで相手に撃ち込まれてヒットされたが、それまでに8回ヒットが取れた。
カウンターが30までなので、かなり貢献できたんじゃなかろうか。

結局、裏ゲームも防衛成功し、勝利。

午後はセンターフラッグ戦と脱出戦

長めの昼休みの後、午後のゲームへ。

このフィールド、その過酷さゆえか、休憩が少し長めである。
ゲーム数は全体的に少なめだ。ただ、定例会参加費が 2,000 円と破格の安さなため、なにも文句はない。

そんな長めの昼休み後。第3ゲームは、センターフラッグ戦。
丘陵地のAとBからスタートし、チームの色の棒を、丘陵地真ん中あたりに設置されたスタンドに先に設置した方が勝ち。
(棒やスタンドなど、撮影し損ねてしまった。)
このゲーム、相手のスタート位置もほぼ見えていて、フラッグ設置場所も目と鼻の先。
Cエリアを主戦場とした、狭い戦いになりそう。

表ゲーム。Bスタート。
スタートと同時に、40,50メートルほど先で敵チームが何人も前に進む様子が見えた。
フルオートで撃ちこむも、遠すぎてヒットせず。
そのまま正面に進み、バリケードに入り、味方が少しずつ相手を削っていってくれた。
私の仲間たちは、山側から高台要塞付近の敵をどんどん削ってくれたようだ。
自分も何かしら貢献したいと思い、Cスタート地点あたりに回り込み、横から相手を狙う。1,2人はヒットが取れただろうか。

そうこうしていると、正面から撃ってくる厄介な敵が少なくなってきた。
どうやら、人数を削られて、後ろに下がったようだ。
その隙を見て、フラッグ(黄色い棒)を持って設置場所へ少しずつ進む。
銃は、その場において、棒だけ持って身をかがめて近づく。
撃たれる様子はないし、味方も援護してくれている。
そのおかげで、見事、フラッグを立てることに成功!

これは、フラッグ戦でいう、フラッグゲットと同等といっていいんじゃなかろうか。

フラッグを立てたのが、残り3分頃。あとは、フラッグ付近の守りを固めれば良い。
正面を他の味方、私は山側と裏側をケアした。
すると、Bスタート地点まで回り込んでいた敵を発見!そんなとこまで回り込んでいたのか。すごい。
どうやら、相手がこちらに気付く前に私が気付けたので、フルオートで撃ちこみ、ヒットを取った。
その直後、タイムアップ。


うん。楽しい。


裏ゲーム。Aスタート。
今度は、仲間と山側から大きく回り込んで、メインゲートから入り、裏から相手をどんどん削っていこう、という話になった。
が、Aエリアあたりに入って「中央拠点スタート」あたりで接敵。
相手の隠れ方がうまく、撃たれているのだが敵の場所が確認できない。
そうこうしてバタバタ動いているところを、ヒットされた。

そういえば、常連さんっぽい味方の1人が言っていた。

「山で上下で戦う場合は、上の方が圧倒的に有利。下から撃つ場合は、引きつけてから。」

なるほど。学びが深まる。


第4ゲーム。通称「脱出戦」。
脱出側は、最奥スタート。
時間内に、チームの誰か1人でもメインゲートかサブゲートを通過できれば勝ち。
防衛側は、Cスタート。開始1分以内にはゲートの内側に入る必要がある。
時間内に相手チームをゲートから通さなければ勝ち。
脱出側も防衛側も1発アウト。

要するに、形を変えた攻防戦である。おもしろそう。


表ゲーム。防衛側。

ところで、今回の黄色チームには、チーム全体を仕切ってくれるいい感じの「にいちゃん」がいた。
こういう人が1人いると、チーム全体がまとまって、強くなる。
そのにいちゃんの指示で、我々は、メインゲート入ってすぐ右側の山を登って、相手より先にフィールドの角をとる作戦をとることにした。
サバゲーは、オセロと似ていて、角を占拠できると強い。
角は敵に撃たれる方向が制限されるからだ。

スタートと同時にダッシュ。メインゲートをくぐって、すぐに登山。
しんどいが、頑張る。
必死で登って、途中で接敵した敵も倒しつつ、ぐいぐい進む。
どうやらこちらが先に「ギリ―泣かせの丘」あたりの角を取れたようだ。
そのままトラロープ沿いに進み、相手をどんどん倒していった。
トラロープ沿いまで来ると、敵側の撃ち下ろしではなくなるため、有利不利はなくなる。
それに、敵側としては、「まさかそこまで来ているとは」となっていたようで、こちら側がどんどん倒せる状況になった。

そのままどんどん進んで、結局、相手チームのスタート地点の最奥スタートまで辿り着いた。
で、クリアリング(敵がいないか確認)しながら、メインゲートに少しずつ降りていく。
メインゲート側に味方(仕切ってくれていたにいちゃん)を発見。

このような進路をとった。

勝ったな。楽しい。

裏ゲーム。脱出側。
脱出に成功すれば、それはフラッグゲットと同等といえるんじゃなかろうか。

最奥スタート。スタート地点に辿り着くまでが大変。
みんな、スタート地点に辿り着いたら瞬間に座り込んでいた。わかる。
今回は、自分が表ゲームで取った進路を仲間と逆行する方針に決まった。

スタートと同時に、出来るだけ上に登り、トラロープに辿り着く。
すると、仲間の他にも数名の味方がついてきている様子。
うん。一緒に攻めて、メインゲートを集団で押し切ろう。

ギリ―泣かせの丘あたりに、約5人で到着した頃、山の下の方に敵を数人発見。撃ちこんでくる。
太めの木の幹に身を隠し、時にはプローン(うつ伏せで這いつくばった状態)で弾をいなしつつ、少しずつ山を下りていく。
下りれば下りるほど、撃ちこまれる。そりゃそうだ。
こちらの仲間もやられつつ、敵も少しずつ削っていく。

そして、フェンス際まで辿り着く。味方も2人は残っている。
よし、いくか。
メインゲート付近から撃ちあげてきていた敵を1人倒した。
おそらくその敵が、ゲートを阻む最後の敵だったと思われる。
すでにメインゲート右上のバリケード(私が攻防戦の際に守っていたあたり)まで辿り着いていた。

よし。突っ込むぞ!

近くの味方と一緒に、ゲートめがけて突っ込んでいった。
中央拠点スタート辺りにもう少し敵はいたようだが、かまわずダッシュ!
そして、メインゲートをくぐることに成功!

山を一緒に降りた味方のおかげである。みんなで辿り着いたメインゲート。メインゲートには、見えないゴールテープがあるようだった。


楽しい!!!!!!!!


GWまでに終わらせたい書類が山積み

脱出戦での脱出成功の直後、パラパラと雨が降り始めた。15時半頃。
その日の定例会はそのまま終了となった。
急いで片付けて、車に避難。

今回は学ぶことも多かった。
激しい筋肉痛は不可避だが、また参加したいフィールドである。

今回はフラッグゲット2回、ということにしたい。
そして、フラッグ奪取率は

36/37 ≒ 0.97

に更新。さらに、

8回連続フラッグゲット
7回連続2回以上フラッグゲット

である。

次回のサバゲーで2回以上フラッグゲットで、フラッグ奪取率1に辿り着く!
次こそ、いけるんじゃなかろうか。


一方、仕事の方はというと、年度始めは、新しく担当する講義の準備に加えて、書類系の仕事が多い。
前年度の科研費の報告書や、博士課程の学生のための「日本学術振興会特別研究員」の推薦書の執筆、他にも謎のペーパーワークがいくつもある。
締め切りがGW明けのものが多いので、GWまでには終わらせてしまいたいのだが、どうだろうか。



次回のサバゲーは、GW中の予定。

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