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2024年5月11日(土)@バトルゾーン、からの、熊本出張


もうすぐ中間試験

GWも明け、キャンパスの混雑も多少落ち着き、GW明け1週分の講義を終えた。
新入生たちもぼちぼち大学に慣れてきた頃だろうか。

ところで、このセメスターも1回生向けの講義を担当している。
担当は理系の学部学科だが、女子学生も多少(1~2割程度)いる。
理系あるあるだが、女子は1割程度で、こういう場合、女子は固まりがち。
遅れてきた同級生に「こっちこっち~~!」みたいな。
一方で、講義内で観察していると(というか目に入るのだが)、女子グループに徐々に変化が現れる。
化粧を覚えるのか知らないが、露骨に垢抜けてくる。
その変化は、確実に男子より劇的だ。
さらに、グループの構成メンバーも変化する。
最初は大所帯からの、気が合わないメンバーがいると離脱するのか、小グループに分散していく。
その様子を遠目に見るのが、なかなか面白いのだ。

さて、今回はどうなる。

なんてこともチラッと考えながら、GW明け最初の講義で、中間試験を5月の第4週に実施する旨を伝える。
ところで、今回のクラスは、わりかし真面目な印象だ。
一般論として真面目さの具合は、
前期 > 後期
な印象ではあるが。
今回は、難しくするというよりは、分量を多くしてやろうかと考えている。
効率よく計算する術を身に付けることも大事だろう。


そして、その週末。5/11(土)に定例会への参加を決定。今回参加を決めたフィールドが、

バトルゾーン

である。
初めて参加するフィールドだ。
今回はいつもと違うフィールドに参加しようと考え、いろいろ探していて見つけたフィールドだ。
鹿と大仏で有名な奈良市から少し山間に入った場所に位置する。
写真を見ていると、基本CQBだが、交戦距離が長そうな印象を受け、CQBが苦手の我々でも戦える余地はあると思い、参加を決めた。
迷路系で鉢合わせて至近距離で撃ち合う、というよりは、20メートル先の敵と正面や斜め前で交戦する・うまくいけば側面をとれる、といった感じだろうか。
今回は、前回のメンバー4人の中の3人で参加。

楽しみにしていたのだが、結論から言うと、この日はフラッグ戦は無し。
ひたすら殲滅戦。もしくは、防衛戦(だが、結局は少し形を変えた殲滅戦)。
オーナーいわく、人数が少なすぎると、フラッグ戦が成り立たないのだとか。
それに、後述するが、撃ち合いを重視している印象もあり、誰とも接敵せずゲームを終えられる可能性のあるゲームはしたくないのだろう。しらんけども。

そのため、今回はフラッグゲットならず。
ということで、先に結論を書いておくが、

55/52 ≒ 1.06

に更新。まぁ、それはそれでしょうがない。
今回は、経験の蓄積に徹する。

フィールドマップは、以下の通りである。

フィールドマップ。グーグルマップの航空写真。左上に見える大きな屋根の下がセーフティ。
下側に外周道路があるが、その内側がフィールド。100メートル四方といった感じだろうか。
いつも参加するフィールドより全体的に狭めの印象。

以下、写真左側(セーフティ側)を“手前”、右側を“奥”と呼称する。

セーフティすぐ近くに「スナイパータワー」なるものがあり、そこからフィールド全体が一望できる。

「スナイパータワー」
スナイパータワーからパノラマ撮影。
奥に見える砦がこのフィールドの要所のようだ。
たしかに、この日のゲームはここを拠点にすることが多かった。
砦。
その横の車。中に入るのも可。ここに入ると、結構強かった。
奥はこんな感じ。多少ブッシュもあるので、落ち着く。

準備は万端。いざ、第1ゲームへ。

今回は、黄色チーム。

ひたすら殲滅戦も射撃スキルの圧倒的な差

ちなみに、全ゲーム、セミオート戦。セミロックに要注意だ。

フィールド案内中、オーナーさんが
「うちの常連めっちゃ強いんで、気を付けてください」
みたいなことを言っていた。
たしかに、フィールド到着すると、幅利かせた常連がチラホラ。
そうか、強いのか…。どこまで戦えるか…。

第1ゲームは、8分間の殲滅戦。復活なし。
黄色は、表が奥スタート。裏が手前スタートだ。

黄色丸の屋根の下あたりが表のスタート位置。赤丸が裏。
青丸が砦で、ちょうど互いのスタート位置の真ん中あたりに位置する。
ゲーム序盤は、ここの奪い合いになりがち。

砦まであがることができれば攻めやすい、とのアドバイスを受け、スタートダッシュで砦に入る。
そこから外をゆっくり覗くと、瞬時に撃ち込まれる。
なんとか難を逃れるも、その後動いた先に、やはり撃ち込まれる。
なんというか…こっちが撃ち込んで敵に当てるというイメージが、全く湧かない。
当てるためにバリケードから顔を出すと、正確にそこに撃ち込まれる気しかしない。
そうこうしているうちに、結局撃たれて、終了。

たしかに、常連、強い。というか、射撃がめちゃめちゃうまい。

裏も、砦を取りに行くが、奪われた模様。
すぐ撃ち込まれたため、一度引き返し、逆側から相手スタート地点付近を目指し、あわよくば裏取りでもしてみようか、なんてことを考えてみた。
相手スタート地点まで辿り着けはしたのだが、そのあたりに潜伏していたと思われる敵にやられて、終了。

結局、表も裏もヒット取れず。

初めてのフィールド特有の課題ではあるが、どこに射線が通るか、どのポジションが強いか、弱いか、どの程度の隙間なら通されるか、などなど、そのあたりの判断が難しい。
常連は、もちろんそのあたりを熟知していて、我々はそのカモにされている感じだ。
うーーん…なんとか一矢報いたいが…。

第2ゲーム、第3ゲームも似たようなゲーム展開。
午前中は結局、表裏合わせて6回同じゲームをやって、ヒットは1回とれただけ。逆に、3,4回やられてしまった。

ここで、昼休み。

ところで、今回はセーフティでオーナーさんが待機する場所のすぐ近くの席に位置どったため、オーナーさんや常連といろいろと話をすることが出来た。
どうやらオーナーさんやフィールドのコンセプトとして、射撃のテクニックというものを重要視している印象だ。
サッと覗いて、パッと撃って、一発で仕留める。それを何より大切にしているように感じた。
たしかに、ものすごく大事だし、それを極めれば強くなるのも間違いない。
普段の我々は、先に相手を見つけて、確実に当てられる所までこっそり近づき、撃ち込む、というのをモットーにしているが、それが通用しないフィールドでは、やはり射撃スキルが必須だ。
オーナーさんいわく、クソ強い常連も、3,4年前はボコボコにされていたらしい。
そこから、フィールドに通いまくり、ひたすら練習し、今のスキルに到達したようである。
「負けず嫌い」というのは、「負けるのが嫌いな人」ではなくて、その常連のように、「負けないための努力が出来る人」というのが用法として適切な気がする。

私も、「負けず嫌い」でありたいものだ。

さぁ、午後も頑張ろう。
午後の最初、第4ゲームも殲滅戦。2回復活有りで15分。
復活ありなら、まだヒットが取れるだろう…。とはいえ、やはり
(ヒットされた回数)>(ヒットをとった回数)
であったため、チームとしては足を引っ張っている形だ。

第5ゲームも同じゲーム。
どうにかヒットを量産したいのだが…。
表ゲーム。砦を取り、ワゴン車の中に入った。中から窓越しに撃ち、何人かヒットをとることに成功。

ワゴン車の中に入ってみる。このポジション、強そう。
窓からのぞいてヒットをいくつかとれた。

ようやく楽しくなってきた!

裏ゲーム。「潜んで撃つ」を実行してみることにした。
やはり、スタートダッシュで砦を取り、そこを拠点に少しずつ前へ出て、フィールド角にあるブッシュにプローンで潜んでみることにした。

砦から奥側に進んでみると、こんな感じ。少しブッシュがあり、私としては安心できる。
この辺りに潜んで、待ち構えることに。

そして、前へ出てくる敵を数名撃つことに成功。

楽しい!!!

が、しばらくすると、どうやら逆に砦をとられてしまっており、背中から撃たれてしまった。

やっぱり、楽しくない!!!

とはいえ、午後になり、何回かヒットが取れるようになってきたので、よしとすることにした。

第6・第7ゲームは、立てこもり戦。
防衛側は、手前側の決められた範囲から出られず、15分間しのげば勝ち。
攻撃側は、“防衛側を殲滅させた上で”手前スタート位置にあるテーブルにタッチすれば勝ち。
・・・結局、殲滅戦である。

防衛側は、赤い線より前(右側)へ出てはいけない。
敵を殲滅した後、赤丸の屋根の下にあるカウンターをタッチすれば、攻撃側の勝ち。
端に「K1」と書いてある低いバリケードがあり、そこがこのゲームの要所となる。
K1バリケードを裏(防衛側)から撮影。防衛側は、ここに潜むことも可能。

表は攻撃側。まずは、砦まで辿り着き、そこから攻めあがっていく作戦だ。
K1のバリケードにも潜んでいる可能性があるため、ひっそりと前へ出ていく。
そこにたどり着くまでに、当然斜めに射線が入ってくるので、そこをケアしつつ、仲間と連携しながら、前へ出る。
すると、このバリケードの真裏まで辿り着くことが出来た。
なかなか良い動きだったんじゃないか?

足音を殺して、ゆっくり前へ進み、ここまで辿り着いた。高さは、胸辺りだっただろうか。

そして、そ~~~~っと上からバリケードを覗く。すると!人間を発見!!

ルール説明で、
「背の低いバリケードに、上から“銃を突っ込んで”撃つのは禁止」
と言われ、上から撃つのがダメなのかと勘違いしていた。
さらに、バリケードの左側は、ギリギリフィールド外なのでは、と勘違いしていた。
結局、どちらも大丈夫だったのだが、二重の勘違いのため、右側(相手が向いている方)に回り込み、至近距離で発砲することに!
すると!!

カチャッ

まさかのセミロック。最悪。

そ~~~~っと覗くと、人間を発見!そこに潜んでいたのは、クソ強い常連!

その直後、逃げるように背中を向けて猛ダッシュするも、撃たれて、終了。

ゲーム終了後、オーナーさんに「上から撃ってやりゃあよかったのに」みたいに言われた…。なんというか、グダグダだ…。

裏ゲーム。今度は逆に、自分がK1に隠れたのだが、真正面からの敵に気付かれ、その相手と敵対しているうちに、内側に回り込まれ、やられた。

そんな感じで、今日のゲームは終了。
なんというか、バレてばっかりだし、バレてしまったら撃ち合いで絶対勝てないし。
ゲーム終了後、オーナーさんに
「動きは良かったけど、やっぱり撃つときに一発で当てられてないから、体を露出してる時間が長くなって、そりゃ撃たれるわな。」
みたいに言われた。ぐうの音もでない。
射撃スキルは、要するに、自分の身を守る最大の防衛策なのだ。
そのスキルはどんなフィールドでも生きてくる。
今後は、射撃スキルもぜひ磨いていきたい。

そして、セミロック。もう、いい加減にしてもらいたいレベル…。
電子トリガーという手段もあるが、仲間の銃が電子トリガーにして以来なんだか調子悪くなることが多いようで、自分で修理する技術もないので、なかなか手が出せないでいる。
以前使っていたパトリオットでは、セミロックになったことが全くない。
現状は、調子が悪すぎて、セミロック以前の状態ではあるのだが…。
本気で直して、またパトリオット使おうかなぁ。

翌日から熊本出張

不完全燃焼だった土曜の定例会の翌日からは、熊本出張。
日曜に前乗りし、月曜に熊本大を訪れる予定にしていた。
(サバゲーの戦績が振るわなかったため、書くことが少なく、代わりに国内出張の様子を記事にすることにしたのである。)

国内出張の内容も、基本的には海外と変わらない。
研究打ち合わせのために他大学の研究者を訪れることが多い。
(最近は、名古屋の大学の研究者と共著論文を書いていて、詰めて打ち合わせを重ねることで完成までもっていこうということで、ここ最近は2週に1回は私が名古屋に通っている。)
今回も、熊本大の研究者との打ち合わせ。
その動機は、具体的な研究テーマについて議論するという訳ではなく、むしろ、「どういう共同研究をするか?」という話し合いである。
というのも、その研究者と「○○○○に関する共同研究をする」という内容で申請書を作文したとある研究費が今年度から採択されたのだ。
それを実行するための作戦会議である。
科研費の書類というのは、1年前から構想を練り、研究計画を立てる。
もちろん、1年もたてば研究状況も変わるし、本人たちの興味も多少ずれてくる。
その軌道修正も踏まえて、「採択されたけど、じゃあ実際具体的に何やる?」みたいな話し合いだ。
月曜の朝から夕方までミッチリ議論し、ちょっとした例も計算し、道筋は立てられた。
この研究を継続するために、これからちょいちょい熊本を訪ねる機会も出てくるだろう。
九州はご飯もウマいし、定期的に訪れたくなるので、自分としても好都合だ。
ウマい飯を口実に、ますます研究に邁進したい。

日曜に前乗りしたのだが、議論する研究者とは別の熊本大の知り合いと飲み行った。
そのお店に「熊本三種盛り」とかいう、なんとも観光客が喜びそうなものを発見。
私自身、熊本自体は何度も訪れたことがあり、どれも食べたことはあるのだが、やはり食べておかねば。

熊本三種セット。

からし蓮根はやっぱり揚げたてがウマい。
「ひともじぐるぐる」は、馬刺しとからし蓮根に比べると知名度は低めか。けど、私は大好きだ。


次回のサバゲーは、6月上旬の東京遠征の予定。

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