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オススメマンガ「王様の仕立て屋」

オススメ度:★★★★★

作品概要

イタリアはナポリで仕立て屋を営む天才肌の主人公――織部 悠が、客からいろんな無理難題を押し付けられては、それを職人の技や機転で解決していく物語。服だけではなく、靴や腕時計などを扱うこともある。

紹介

いわゆる職業物ですが、マンガ業界広しと言えど服飾関係で50巻近く続いているのはこの作品くらいでしょう。一言で言うと「仕立屋版ブラックジャック」です。なので具体的な内容としては人情話とかが主になってきますが、その巻数に恥じない面白さなので、「服に興味が無い」という人にこそ読んでもらいたい作品ですね。実用的なスーツの豆知識はもちろんのこと、服飾の歴史に数多の職人技、そして「かっこよさ」とは、「お洒落」とは――など、そういう方面への知識と興味を刷り込んでくれるはずです。

またさらに、「職人」という生き物がどういうもので、どんな生き方をすべきなのか――など、そのあたりの描写も素晴らしいので、新人クリエイターやクリエイター志望の方にもすごくオススメですね。

……あ、あと、美少女&美女も大勢出ます(重要)

文字書きへのオススメポイント

服についての実用的な知識がグングンつく
例えば社会的ステータスの高い人物を書く時に、「高そうないいスーツを纏っている」ではなく、「フルオーダーのスリーピースを纏っている」
と、ちょっとそれっぽく表現できるようになるのは結構強みだと思います。あと逆に、主人公側が上流階級だった時などにも有用な知識かと。
※ただもちろん、主人公によっては前者の方が良い場合も当然ありますが。

・基本読み切りなので、人情話のテンプレートが豊富
伊達に長く続いていません。いろんなパターンの人情話を読むことができるので、とてもネタの肥しになるかと思います。

・オタクファッションを卒業できる!
……かく言う自分も20代前半にこれを読んだ結果、生まれて初めて自発的に服を買いに行きました。困った時はジャケパンスタイルが一番! ユニクロでも全然大丈夫!

注意

雑誌移動でいくつかシリーズが別れてますが、読み出すならやっぱり最初のシリーズである「サルト・フィニート」からがお勧めです。

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おまけ

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