高校1・2年生で数学Ⅲまで終わらせるための青チャートのスケジュール表

こんにちは。イエナアカデミー数学科です。この記事では、公立高校から東大理系に現役合格した私の経験をもとに、高校1年生から高校数学を学び始める公立高校の生徒が受験で中高一貫生に負けない力を身に着けることができる学習スケジュールを紹介します。まずなぜこのようなスケジュール表をつくるに至ったかを説明します。

理系の大学受験において数学は大きなウェイトを占めるため、数学力を身につけなければなりません。(英語を疎かにしないことを前提としてですが)ここで問題になるのが、公立高校の数学の履修スケジュールです。私の高校では数学Ⅲの授業が終わったのは高3の9月頃でした。他の公立高校でも大体同じ頃になると思います。もしこのペースで学んでいくと数学Ⅲの演習に充てられる時間は半年もなく、おまけにその期間に現役生が弱いといわれる理科の演習もこなさなければなりません。それに対して中高一貫校のカリキュラムでは中学生の段階で高校数学を始めて、高校2年生が終わるころに数学Ⅲが終わるようになっていることが多いです。つまり中高一貫生は数学の演習と理科の学習のために10か月以上充てることができるのです。このように、公立高校生は大きなハンデを負って大学受験に挑んでいるのです。

ここで、公立高校生が中高一貫生と同じように高校2年生が終わるまでに数学Ⅲまでを学習し終わるようにすれば中高一貫生と対等に戦うことができます。しかしそのように学習を進めていくためにはどのようなペースでやればいいのか分からないものです。そのために今回は青チャートを利用して、どのような日程で問題を解き進めていけば良いかという表を作りました。青チャートを利用した理由ですが、青チャートの説明を読んで問題を解くだけでもその分野に必要な力が身に付き、問題の網羅性が高く様々な問題に対応できます。つまり青チャートをコツコツ解き進めていって高2が終わる頃までに数学Ⅲまでやりきれば必要な力が身につくのです。

こちらがその進行表です。この進行表通りにスケジュールをこなす必要はありませんが、目安にしてすすめていけば、具体的なスケジュールの目標となってモチベーションを維持しやすいと思います。また、毎日勉強付けになってしまうのではないかと心配するかもしれませんが、土日・クリスマス・お正月は休みにしており、加えて各単元をやり終わった後に復習の日を設けています。問題の振り分けは難易度を考慮して毎日の勉強量をできるだけ均等になるように設定してます。ぜひ活用して受験を有利に進めていきましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?