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【2023年度入試版】神戸総理 内申点の重要性(有料級)

 今回のNoteでは、夏休みを控えた中3生の学習の参考になればと思い記事を書きました。学校の学習(内申点)を優先させるべきか、実力をつけるための学習を優先させるかの判断にご活用ください。

内申点は神戸総理合格のための最低条件

 神戸高校総合理学科に合格するためには、内申点(通知表)の点数は必須といえます。少なくとも9教科平均4.3以上は必要です。

 「オール5」の生徒は必ず受かるかというとそうでもありませんが、「オール4」だとほぼ合格しません。

 つまり、内申点9科平均が4.3を下回るとほぼ不合格になり、4.3を超えると本番の入試勝負になるということです。


内申点は高いほど有利?

 では、1学期の通知表が以下の場合を例にして考えてみましょう。

英語5 数学5 国語5 理科5 社会5
音楽4 美術4 技家4 保体3  9科合計 40

 私が進路指導担当だったら、このように言います。

母「うちの子の通知表どうでしょうか?」

私「この通知表であれば、神戸総理の合格は本番の入試での勝負になります。」

母「え?神戸総理はオール5でないと受からないと聞いたのですが…。」

私「いえ、そんなことはありません。神戸総理のことだけを考えるならば、通知表の基準はクリアしていますあとは英数国の力をつけていくことが先決になります。夏休みに英数国に学習時間を集中させてください。ただし…,」

母「ただし…、何でしょうか。」

私「2学期の音楽、美術、技家、保体(実技教科)のどれか1つをあと1段階上げるために、授業態度をよくして、2学期の定期考査にもしっかり取り組んでください」

母「その方が、神戸総理の合格の可能性が高くなるのでしょうか。」

私「いえ、そうではありません。」


内申点の重みは、ココで変わる!

 実は、内申点の重みは、神戸総理の合否以上に、神戸総理以外の併願校や万一、神戸総理が不合格になったときにどうするかと密接にかかわってきます。

 2023年度入試の日程を時系列に示すと、以下のようになっています。
① 奈良県 私立入試  2月6日(月)
 (例) 西大和学園の併願
② 兵庫県国私立入試  2月10日(金)
③ 兵庫県公立推薦入試 2月15日(水) ★神戸総理の受験日
④ 兵庫県公立一般入試 3月10日(金)

 実は、この入試日程をどのように組み立てるかで、内申点の重みが変わります。

 例えば、以下のケースを考えてみましょう。


ケース① 神戸高校普通科を第二志望とする場合

母「私は、神戸総理を第一志望と考えていて、もしそれが無理だったら神戸高校普通科に進学させようと思っています。」

私「そうであれば、2学期の通知表だと不安が残ります。やはり、実技教科を頑張りましょう!」

という進路面談になります。


ケース② 西大和学園を第二志望とする場合

母「私は、神戸総理を第一志望と考えていて、もしそれが無理だったら奈良県の西大和学園に進学させて京都大学を目指させたいと思っています。」

私「そうであれば、中学校の内申点は現状維持を目標としてください。西大和学園は英数国理社の5科受験で、理科は高校内容を一部含む内容になっていたり、社会も深い内容を問われます。夏休みも5科の学習が必要です。もちろん数学が最優先です。模試の結果次第では、最終的に神戸総理に絞るか絞らないかのリスク計算をしましょう」
という進路面談になります。

 進路面談とは、このようにただ単に第一志望に合格するかどうかの判断や万一の不合格のことを考えるだけでなく、実際はお子さまの将来の夢・性格と校風のマッチング・成績の教科間の偏りなど総合的に考え、情報を提供し、ご家庭の方針を加味しながら判断していくものと私は考えています。


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記事執筆担当のご紹介

 今回の記事は、中3生の今後の大切な進路を左右する重要な内容です。過去の豊富な経験値に基づいたものであることを示すために、執筆者のプロフィールを紹介しておきます。

経歴:兵庫県の学習塾「開進館」で20年以上指導にたずさわっています。長年数学課責任者として、また難関高校受験クラスを設置している開進館西宮北口校で6年間責任者として、学習・進路指導にあたってきました。