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マタニティリープマガジン vol.12  お母さんになりたい夢を持っていた女性が抱えた葛藤「妊活やコロナ禍出産、2度の海外赴任、家族や上司・同僚の応援で叶えた夢」インタビュー 1回目/全4回


みなさん、こんにちは。「マタニティを飛躍の機会に」。マタニティリープです。このマガジンでは毎週木曜日にメインコンテンツとして、マタニティ期、子育て期の経験とリープについて伺ったインタビュー記事を連載しています。今回から新しく夏木心菜さんのインタビュー(全4回)が始まります。読んでいただいて、共感したり、元気になったり、癒されたりと、みなさんの力となる記事になれたら嬉しいです。

▪️マタニティリープインタビュー 夏木心菜さん

〜夏木心菜さんのマタニティリープジャーニー〜(1回目/全4回)

現在、41歳の心菜さんには2人の子供がいる。同じ会社に働く旦那さんとの4人家族。現在旦那さんの2度目の海外駐在に同行し、育休中。そんな心菜さんのマタニティリープの物語です。

ーー最初に、年齢、家族の構成などを聞かせてください。

年齢は先月41歳になりました。
40代に着々と入ってきた感覚が今あります。
家族は夫と子供が二人、上が5歳7ヶ月、下が1歳7ヶ月です。
 
7年前(2016年)に結婚して、最初の子の妊娠が分かった後に夫の海外赴任が決まって、2018年1月から夫がアメリカに海外赴任になったんです。夫は1月から先にアメリカに行き、私は2月に日本で娘を出産しました。娘が3ヶ月の時に、アメリカに引っ越しをしました。色々変化のタイミングでした。

初めての出産は母と弟のサポートがあった

ーー日本で出産だったのですね。

出産は初めてで心配だったのもあって、日本で出産しました。
出産の直前に夫はアメリカに行ってしまっていたので、一人でその時を待つ感じでした。通っていた病院が実家の近くではなかったので、母や弟にきてもらって、手伝ってもらうみたいな感じで、出産を待っていました。
 
ーー弟さんもサポートしてくれたんですね。

その頃、弟は結婚をしていなくて、ある意味身軽だったので、
私の家に泊まってもらったりしていました。
一人で過ごしているのは息が詰まるので、母も弟も順番にきてくれていました。
 
ーー通常と違って気が紛れる感じもありましたか?
 
普段話せないようなことを母や弟と話せる時間は面白かったけれど、やっぱり私は緊張していたと思います。
(陣痛が)いつ来るかな、いつ来るかなって待ち遠しさと、一人で出産を迎えなければいけないという緊張感や責任感もあったかもしれないです。陣痛ってどんな感じ?とかもわからなくて、そういう緊張があったりしましたね。

コロナ下で緊張の帰国

ーー出産してからはどうなったのですか?

娘が生まれて3ヶ月は実家で過ごして、そこからアメリカに引っ越して、2年くらいアメリカにいて、娘が2才になった後ぐらいに日本に帰ってきました。
ちょうどコロナが始まったぐらいで、日本の船の中で感染者が爆発した、その時期だったんです。日本に帰るのが怖いなって思ってしまう自分がいました。

ーーその時は全員で?
そうですね、その時は一度にみんなで帰ってきました。
その時も、緊張していたのを思い出します。
アメリカでは、病院もコロナの影響で、病院受診の形が変わったり、お店も閉じ始めていました。そういう中で、「飛行機飛ぶのかな、日本に入国できるのかな」とハラハラする気持ちと共に帰国を迎えました。

帰国前、引っ越しの準備の頃に、体調を崩して、咳も出ていたりして、その状態で飛行機に乗るのも緊張しました。全身防護服をきている中国人の方も一緒で、ヤバい、つまみ出されたりしないかな、、と心配しながら飛行機に乗りました。実家に着いた途端、安心感がありました。

ーー何とも言えない緊張感の中、日本へ戻ってきたのですね。
 
それから日本に3年いて、その間に復職して、また妊娠して、産休に入って、ベトナムに引っ越しして今に至る。ざっくりいうとそういう流れですね。

アメリカでの小さなコミュニティ、一人では子育てできない

ーー少し話を戻して、アメリカ時代の話を聞いても良いですか?アメリカではどこに住んでたのでしょう?

ノースカロライナ州という東側の真ん中よりちょっと下、ワシントンの少し下のエリアでした。
 
ーーそういうところで子供を育てるのはどんな感じでしたか?

実は私、5歳から8歳までアメリカに住んでいたんです。その記憶があったので、アメリカに住むということが少し想像できたのは心強かったと思います。
 
ーー英語はペラペラということではなかったのですか?

ペラペラではないです。ただ、聞き取り、耳はまだ残っているなと思いました。
 
ーーそこでの子育てはどんな感じでしたか?

そうですね、現地に知り合いがいるわけではなくて、会社の家族がいるぐらいで、向こうにいってから知り合った感じでした。ノースカロライナはのどかなところで、治安も良かったので、子供がいる家族にとっては生活しやすい場所だったと思いますね。
 
アメリカ人の方達は子供に優しくて、ドアを開けてくれたり、荷物を持ってくれたり、それは小学生くらいの男の子とかでも当たり前のようにやってくれる、そんな環境でした。
 
それから、向こうの日本人家族とも少しずつ繋がっていきました。みんな同じ環境だからか、すごく助け合う雰囲気があって、日本人は少ない方でしたが、小さいコミュニティでいい関係がありました。

私も初めての子育てで、難しいと思う時間もありましたが、いい友達ができて、一緒に話して気晴らしができたり、助けてくれる先輩お母さんがいて、いいスタートを過ごさせてもらった感じがします。

ーーある意味赴任したことで、小さなコミュニティに入ってスタートできた感じだったんですね。
 
そうですね。一人では子育てできないと実感して、頼るということ、甘えるということの大事さを経験で学んだような気がします。

<次回2回目に続きます。>


▪️マタニティリープ情報

「ゆくリープくるリープ」開催まもなくです

マタニティリープでは、妊娠出産後の可能性や選択肢が拡がり、リープ(飛躍)につながるイベントやワークショップを開催しています。

2023年12月14日(木)11時半から13時「ゆくリープくるリープ」(年末イベント)を開催します!来週となりました。まだお申し込み受け付けています。「ゆく年くる年」にちなんで、今年私たちがリープ(頑張った)したこと、そして来年こんな年になったらいいなと希望や夢を語りましょう。今年の自分を労い、そして来年起きたらいいな、できたらいいなを遠慮なく口にして、実現に繋げてしまおうという時間です。
2023年について振り返り、2024年の展望も大いに語りましょう。ご一緒できること、楽しみにしています!
日程:2023年12月14日11時半から13時
場所:オンライン
参加費:1100円(税込)
お申し込みはこちらです!

https://ml-yuku-kuru.peatix.com

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マタニティリープ合同会社
https://www.maternityleap.com/


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