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#1 突然の妊娠

「わっ・・・ガッツリ陽性だわ」

2024年5月17日。
36歳6ヶ月。妊娠検査薬で陽性反応。

結婚して3年目、
マイホーム購入→車の買い替えを経て
夫婦としての大きな出費はひと段落。

私自身も、有難いことに自宅にいて
仕事も回せるようになってきて、
(この生活であれば、子供を授かる準備をしてもいいかもしれない・・・?)

そう思うようになり、夫に
「ぼちぼち妊活でもする?でも何からやればいいのかな、病院にかかったほうがいいのかな」と声をかけると

「まずはタイミング法でいいんじゃない?基礎体温測ってさ」

と、すぐにAmazonで基礎体温計を注文してくれていた。

ところが、基礎体温を測って3日ほどで、
生理が遅れていることで夫に検査薬を勧められ、すぐに陽性反応を確認。

近所の産婦人科の受診を決めた。

2024年5月21日。
胆のうを確認し、妊娠6週。

「1週間後に心拍が確認出来たら妊娠確定になりますので、来週予約を取って帰ってください。」
そう告げられて、迎えに来てくれた夫の元へ。

2022年11月にも、一度陽性反応が出た事があり、その際は初診の段階で赤ちゃんのサイズが小さく、何度か婦人科で確認しても育たず流れてしまった経験があるのであまり気持ちを入れすぎないようにと、なるべく冷静を装いながら夫にエコー写真を見せた。

「俺らの年齢(共に36歳)で、
自然にお腹に来てくれることが有難いことだから
この子の生命力を信じよう」

確かに、前回の子より、この世に生まれる事への
やる気を感じる気はしていた(笑)

でも、前回のトラウマで、次回検診までの10日間はずっとソワソワしていたし、個人的にはゆっくり妊活をしつつ、もし授からないなら夫と2人の人生も良いと思っていたので、全然心の準備が追いついていなかったのが正直な気持ちだ。

ちょうどこの頃、元・キャバ嬢で社長の愛沢えみりさんが出産を公表した時期。
彼女がYouTubeで
「私が母親になる準備が整うには、十月十日は必要な日数だった」と
語る姿を見て、今はこんな曖昧な気持ちだとしても、きっとこの子が育つと共に私も成長できるのかもしれないな、と、勇気を貰った。

そもそも、私は「子供が欲しい!」という感情を抱いた事があまりない。
結婚適齢期に、女友達が、「もう、結婚はいいから子供が欲しい」と話す姿に1ミリも共感が持てなかった。

だから、こんな私が母親になっていいものか、
迷い、悩み、命と向き合う十月十日になるだろうと予測し、
その素直な気持ちをこのnoteに綴っていこうと思う。


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