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朝日が光った

朝日が光った

煙草の煙を吐いても何も生まれないと唾を強く飲み込んだ時、もうどうにでもなれと思った

秋の風はまだ優しくて
夏の思い出を忘れないでいてと
そっと身体をなぞる

あぁこんな気持ちで良かったっけ

あぁこんなに夏が終わるのが寂しくなかったっけ

夏への復讐か
秋への期待か

あぁこんな生き方だったっけ
虚無をも愛して生きてきた

太陽で海が光った
あぁ涙だったっけ


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