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「大怪獣ガメラ」(第一作)
大映が誇る大怪獣ガメラの第1作です。東宝のゴジラに対抗してライバルの大映でも怪獣映画を作ろうと社員全員で頭を捻っていました。
そこで生まれた幻の企画が、巨大ネズミの群れが都市を襲う「大群獣ネズラ」で、実際にスタジオに数千匹のドブネズミが運び込まれミニチュアセットに放って撮影まで開始されたのですが、スタジオのライトの熱で大量のノミやマダニが発生してスタッフや役者にたかってパニックとなり、撮影中止に追い込まれました。
そこで大映社長の永田雅一が、ある日、乗った飛行機の窓から下を眺めていたら海に浮かぶ小島が巨大な亀の甲羅に見え、そこで「カメや! カメで行くんや!」とガメラのアイデアが生まれたのです。
第1作の「ガメラ」はゴジラと同じく東京を破壊する恐ろしい怪獣で、しかも甲羅からジェット噴射で回転しながら空まで飛ぶのです。
この映画のある意味で最大の見せ場が、街を破壊しながら進むガメラの前方のビルの地下室にゴーゴーバーがあって、そこで大勢の若者がけたたましい音楽に合わせて踊り狂っている。そこに警官がやってきて「君たちここでなにしてるんだ! ガメラが来るぞ! 危険だから立ち去りなさい!」と注意するのですが、若者たちは聞く耳を持たず「大人なんかに俺たちの気持ちが分かるかよ! さあみんな踊れ!」と踊っていると地下室の天井を突き破ったガメラの足が若者たちを踏み潰します。実に胸がスカッとするシーンで、私はムシャクシャするとこの場面を再生してストレスを発散するのです。
今回、このBlu-rayを手放すのは惜しい気もするのですが、どうしても観たくなったらAmazonプライムビデオにありますので、思い切って売却を決意しました。ディスクとして持っていたい方にお勧めします。
私は基本的に一回のみ再生ですが、「大人なんかに俺たちの気持ちが分かるかよ!」のところだけ10回は再生してます。
https://amzn.to/3sreoEY
↑プライム・ビデオ
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