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【エイリアン1〜5】「エイリアン」シリーズ全5作セット

エイリアンシリーズBlu-ray5枚セットです。本当は「プロメテウス」の後に「コヴェナント」があるのですが、これだけ買っていませんでした。コンプリートを目指す方は6枚目のコヴェナントを購入すれば完璧です。さらに「エイリアンvsプレデター」の外伝もあります。

エイリアン第1作は1979年にリドリー・スコットが監督して大ヒットしました。ここに登場するエイリアンはスイスの幻想画家H・R・ギーガーが描いた怪物が元になっていて、モンスターデザインとしては史上最高の傑作です。

スタンリー・キューブリックは「2001年宇宙の旅」に宇宙人を登場させようとして挫折しました。世界中の画家やイラストレーターに「これまで誰も見たことがない宇宙人をデザインしてくれ」と途方もない要求を出し、全員、みたこともない生物の形が思いつかずに挫折したのです。

どんな形態を考えても、それはどこかで見たような生物の形の寄せ集めになってしまうことを見て、キューブリックは「見たことがないものは形に出来ない」と悟り、宇宙人の形象化を断念してモノリスにしたのでした。

ギーガーがデザインしたエイリアンは、頭部が男性器のかたちをしていて、体は骸骨、表面のディテールはある種の甲虫を思わせます。つまり、誰も見たことがない形なのではなく、「誰もが知っているおぞましい形の寄せ集め」になっているのです。しかし、一眼見て不吉で、不気味で、恐ろしい怪物だと分かります。ポップカルチャーとしてのSF映画としては、この方向が正解なので、キューブリックの要求は土台無茶だったのです。

さて「エイリアン」を監督した時、リドリー・スコットはまだ「デュエリスト」というデビュー作を撮っただけの新人監督でした。

「エイリアン」に参加した脚本のダン・オバノン、美術のH・R・ギーガーは、もともとは70年代前半にアレハンドロ・ホドロフスキーが企画しながら幻となった「デューン」のスタッフとしてホドロフスキーが集めたメンバーです。「デューン」の企画が流れ、実はリドリー・スコットが監督する話もあったといいます。しかしこれも流れて、メンバーはそのまま「エイリアン」に参加することになりました。

映画はシリーズ化し、以降その時一番注目された新人監督が続編を監督する伝統になりました。「エイリアン2」はジェームズ・キャメロンが監督し、1作目とは全く違うアクション巨編にしてこれも大ヒット。3はデビット・フィンチャー、4はフランスで「デリカテッセン」というカルト映画を撮ったジャン=ピエール・ジュネ。5が「プロメテウス」になりますが、これは1作目の前日譚で、再びリドリー・スコットがメガホンを取っています。6の「コヴェナント」もスコットです。

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