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適所適材でチームを作り直す~チームをうまく機能させるために~

組織を前提にチームを最適化!
そのための人材発掘法とは?

マーケッターの神田昌典さんという方がいます。ご存知の方も多いと思いますが、この神田さんによる組織論が「桃太郎仮説」です。
「桃太郎」はアイデアと行動力に満ちていて、その起業家精神で会社が生まれる。事業がうまくいくには、長期的な目標やビジョンを短期の実務に落としていく役割の「イヌ」が必要。そして安定的かつ効率的に事業を進めていく管理者タイプの「サル」がいる。さらに全体のまとめ役としての「キジ」。この4タイプが集まるとベンチャー企業はうまく立ち上がるという説です。
 
この話はつまり「適所適材」だと、私は受け取っています。組織を考え、ポジションを考え、最適な人材を配置していく、これが正しい順番だという意味です。
多くの社長は「うちには良い人材が少ない」と言われます。しかし実は、社員が会社の環境に適応してしまって、本当の姿が見えなくなっているのかもしれません。
 
起業家肌の桃太郎Aの部署へ、同じタイプの桃太郎Bが配属されると、桃太郎Bは実務家や管理者を演じなくてはならず、その才能は隠れてしまいます。こうした本質を洗い出すためにも、人材の棚卸しが必要です。
 
その棚卸し方法について、私が提案しているのは「もう一つの目」を意識して作るということ。代表的なツールが“適性検査”であり、中でもおすすめなのが「ハーマンモデル」です。

ハーマンモデルを活用し
「もう一つの目」で人材を見る

ハーマンモデルは、“利き脳検査”とも言われ、世界中で活用されています。コストが安い、理屈が簡単で分かりやすいという点も特徴です。この客観的な「もう一つの目」で社員を見ると、今までとは違う人物像が浮かんできます。
 
他の適性検査と同様、ハーマンモデルでも利き脳や思考のスタイルなど、個々のプロフィールが出てきます。これは個人の優劣を可視化するものではありません。単純に“違い”です。この違いへの気付きが、適所適材の配置や、リーダーシップ開発、キャリアプランなどに活かせます。
 
脳科学は日々発展しているので、適正検査のあり方も時代と共に変わっていくでしょう。それでもハーマンモデルは多くの企業における実績があるので、今後も利用価値は保たれると思われます。無料の簡易版も提供されており、有料のものも廉価です。
 
適性検査によって、「理論派」「実務家」「アイデアマン」などの分類ができ、それをチームの目的に合わせ、別のタイプを組ませて刺激を生んだり、同じタイプで相互補完させたりする、といった調整を行うことが、チームビルディングの成功に貢献します。この「もう一つの目」を使って、組織の最適化を行っていきましょう。
 
 
ハーマンモデルの詳細は下記のサイトでご確認ください。
 
https://www.herrmann.co.jp/about.html