出会いは突然に

初めまして。
松茶商店の松本 学と申します。
これから、noteに、松本 学個人の思い、
松茶商店の方向性などを綴っていきます。

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まず、松茶商店についてご紹介いたします。
松茶商店は、2014年11月に創業した、
無店舗型のお茶屋です。
お茶屋といっても日本茶や紅茶、烏龍茶などのお茶ではありません。
客家(はっか)と呼ばれる民族に昔から伝わるおもてなしのお茶である「擂茶」(れいちゃ)というお茶と、この擂茶で作ったお菓子のみを販売しているお茶屋です。

松茶商店では、客家民族の擂茶ということで客家擂茶(はっかれいちゃ)と呼んでいます。

私は、台北の誠品生活松菸店の中にある「吾穀茶糧SIID CHA」で、この客家擂茶と初めて出会いました。

2014年の3月末頃だったと記憶しています。
ふらりと立ち寄ったカフェで、注文していないのに出してくださった飲み物がそれでした。
新しいものを試すことが好きな方でもなく、保守的な私が口にすることが出来たのは、
台湾という、リラックスできる空間だったからかもしれません。

その時のことは、今でも鮮明に覚えています。
「初めてなのに、なぜか懐かしい。そして、しみじみと美味しい」
この出会い、衝撃が、松茶商店創業のきっかけになりました。

それからというもの、客家擂茶のことが頭から離れない日々になりました。
インターネットで調べても、日本では、とても情報が少なかったことも覚えています。

そのときの私は、19年間勤務した某大手宅配会社を退職し、自分で何かを始めようとしていた時でした。
「そうだ、客家擂茶で起業しよう」
これが、松茶商店のはじまりです。

今、松茶商店も6年目になり、
阪神、阪急、近鉄などの百貨店催事や大きなお茶イベントでの出展などにも顔を出せるようになりました。
地方発送も、毎月120件〜160件ぐらいになりました。
6年前に台湾で偶然飲んだ客家擂茶が運命を変えたんだと思います。
お客様の中には、
「客家擂茶を日本に連れて帰ってくれてありがとう」とか
「今日は、客家擂茶に出会えただけで、ここに来た甲斐があった」など喜んでいただける方もいらっしゃいます。
私の存在価値を肯定してもらえる、続けてきて良かったなぁと思える瞬間です。
はじめは偶然とも思えた客家擂茶と私の出会いは、実は必然だったのかもしれません。

次回は、客家擂茶って何なのか、
そして、実際に松茶商店が開業届を出すまでの、起業ストーリーも、順に綴っていきます。
一番苦労したのは輸入でした。
今、考えても恐ろしく大変でした。
乞うご期待ください。

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