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CL千葉対戦レポート

こんにちは。抹茶です。ポケカの対戦は5年くらい前に始めましたが、本気で勝ちにいったのは今回が初めてです。
改めまして、2/17に行われたCL千葉に出場しました。 
予選突破すらしてないのですがミラーが1戦しかなくこのデッキを握ってる人が少なかったこと、不完全燃焼なところがあったので記事にしました。僕には大会の実績も文才もないので参考になるかは分かりませんが、暇つぶし程度に読んでくれたら嬉しいです。

★使用デッキと各パーツ採用理由

握ったデッキはズガドーンGXでした

採用カードは写真の通りです。文章のまとめ方がわからないのでとりあえず全部羅列します。

ポケモン

・ズガドーンGX(4):3投と悩んだけれどズガドーンスタートまたは初手でズガドーンが引かないとなので4投                     
・ベベノム、アーゴヨン(3.3):省略
・メタモン♢(1):4枚目のベベノム兼2枚目のアローラベトベター。
・アローラベトベター、ベトベトン(1.1):ベトベターは枠の都合上採用しないという選択肢もありましたが、ジラサン・ウルネク・ピカゼク・エビサワカポと戦うときにどうしてもベトベトンを立てなければいけない場面が少なくないと踏んだので採用。
・デデンネGX(1):実はこのデッキのキーカードだったりする。ベンチの枠や負け筋になりうることから一度は入れないという判断を下したのですが、2日前になって入れることを決意。マーシャドーを入れてる型も多いですが何が何でも引きたいというカードを持って来るためにはこのカードが必要不可欠だと思いました。
・カプテテフGX(2):文句なしの2枚。カキを絶対に撃ちたいのでサイド落ちを恐れたというのもありますが、2回サポートを持ってきたい場面が多いことや序盤に使えないと自分のベトベトンで使えなくなることもあったので2枚。初手のリスクと枠の関係上3はありえない。
(不採用カード)
エンニュートGX:このデッキはネイチャーパワーで詰むと思い採用するか悩みました。ただ、今の環境にはいないだろうと踏んで切りました。(前日の夜まで悩んでました)ラフレシアもいないだろうし最悪アーゴヨンでどうにかなると思っていたらとーしんさんが握っていて驚きました。

グッズ

・ビーストリング(4):4投以外ありえない。
・ビーストブリンガー(2):このカードがなければこのデッキは成り立ってない。キーカードなんていうレベルじゃないカード。1枚にして他のカード入れるか前日の夜まで悩んだけれど、絶対に必要なカードなので2枚。3枚入れると邪魔になる場面が出てきてしまうことが多いので2枚。このカードの重要性については後述します。
・ハイパーボール(4):ここは脳死4投ではなく、かなり悩みました。最初は3投だったのですが1週間前くらいに突如ズガドーンが引けない事案が発生し、それだけは避けなくてはいけないと思い4投に。デデンネを入れたこともありそのままの形で4投となりました。
・ミステリートレジャー(3):ここも悩みました。テテフ、サポート兼サブアタッカーのアゴ系統、そしてベトンと対象が多いので正直4の可能性も十分にありました。ただ他のカードとの兼ね合いでハイボミストレで7枠に押さえたいという気持ちがありました。ただ前述の通りズガドーンデデンネを重要視していて、ハイボで持ってこれないわけではないのでそちらに枠を裂きました。
・こだわりハチマキ(2):環境上位にいたピカゼクウルネクに対して+30だと影響が少なく(ビーエネ込み+60が狙えることでびっくりヘッドの要求エネは減らせるが)基本的に入れても1枚みたいなイメージが個人的には強いです。しかしビーストブリンガーの登場でターニングポイントを挟みやすくなり、160に+30(ビーエネ込み60)となると訳が違ってきます(後述)。そのため2投しました。
・フィールドブロアー(1):このカードがないとバトン搭載型ピカゼクで詰みます。またメルカリのフライパンを剥がさないと要求エネがやばくなるのでピン差し。切ることが多めですがエスケープボードを割れるので普通に優秀。

サポート.スタジアム.エネルギー

・カキ(2):入れてもピン差し、デッキによっては入れない型も少なくないと思います。ただ今の環境において速さはとても重要だと思ったのとベベノムを出すのをためらうデッキもあるのでサイド落ちを考慮して2枚。相手をベトンで縛ってるときに何もできずにベトンが引っ張り出された返しでカキ使って逃げエネ4枚をクリアするとお洒落()。
・グズマ(3):とても重要なカードで、それこそ6-3-1-0を狙うのには必須だけど4だと序盤邪魔になったら結局切ることになったりしかねないので3投。
・シロナ、エリカのおもてなし(2.2):実はドロサポがこれだけ。かなり少なくないという自覚はあるけれどカキ撃ちたいしグズマ撃ちたいしいらないんじゃね?みたいな考えで2.2。1.3も考えたけれど初手事故ったときのためにシロナは2必要だと思ったのでこの形に。ただビーリンブリンガーグズマは流したくないのでエリカの方が強い場面が多い印象がありました。
・マサキの解析(1):ここも最後まで悩んだポイントです。ただビーリン、ブリンガー、ハチマキの3枚がこのデッキにおいて軽視できなかったので採用しました。また、スタジアムに触れることやベトンを出してテテフが使えない状況で次のターンにつなげたりするのも採用理由です。
・ヒートファクトリー(1):採用しない理由がないから。
・ウルトラスペース(2):ズガドーンの一件で3投するか悩みました。ただウルネクに対してこのカードを出したくない場面(後述)が多いと踏んでの2投です。
・ビーストエネルギー♢(1):非GXに対しての+30とハチマキ込み+60といったところが魅力でした。
・基本炎エネルギー(14):15欲しい(本音)
(不採用カード)
リーリエ:1ターン目はカキを打ちたいので不採用。
ハラ:序盤にGX技を使うことが少ないので不採用。

★このデッキにした理由

「ガチで勝ちに行くならズガドーンじゃね?」という友達の一言がきっかけでした。最初はゲコゾロで結果残したらかっこよくね?とか思ってたのですが、割と不安定なのとピカゼクのついでに狩られるのが目に見えていたので違うデッキを握ろうと考えていました。僕自身がCLに参加できることになったのが二次受付でその少し後に"フルメタルウォール"が発売。そこのTagチームであるフェロマッシとメルカリが一定数いると踏んでズガドーンを真剣に考え始めました。
さっきからずっといっているビーストブリンガーというカード。このカードがあるかないかで本当に違うデッキになったと思っています。従来のズガドーンは後1リーリエ→バーストからハラで回す印象が強かったのですがブリンガーの登場によって後1でカキを撃っても強いのではないかと考えました。安定感が増し、何よりバーストが残せることで戦略の幅が広がりました。先述の6-3-1-0というプランがとても強いと思っていて、要求エネが少ないので息切れすることが少なく最後は何をされてもバーストと宣言すれば勝てます。もちろん毎回このプラン通りに動いてると逆に動きが縛られる場面もあるし、そもそもそんな都合良くは行きません。しかし、GX型のデッキというだけで明確な勝ち筋が1つできるのが強いことに変わりはないと思いました。

ブリンガーで適当にGX倒す→デデンネテテフアロキュウ(メインアタッカー2体目の場合もある)をターニングポイントで倒す→バースト

が理想なのですがそのほかにも

ブリンガーでTagチームを倒す→ビーリン圏内に入ったら適当にGX呼んで倒す

という勝ち筋もできます。これは主にピカゼクに対しての動きですが、フェロマッシにこれをやると一気にサイド2に飛べるので楽に勝つことができます。
後はアローラベトベトンを採用できることも強みです。デデンネやテテフは無人発電所やグレイシアで縛れますが、ジラーチやコケコ♢、マーシャドーなどを縛れるのはこのカードくらいだと思いこのカードを採用しました。また、もう一つ自分はこのカードをHANDに対する回答としてました。大阪のシティかなんかでHANDが出たときに「このデッキに勝てなくね?」と思ったのですがその時はまだゲコゾロのつもりだったので、ズガドーンを握ることに決めたのと同時に完全に記憶から消えてました。直前になってHANDやばいってなったのですが、基本的にHANDのデッキは攻撃してこないし引きまくってくるのでタイミングを見計らってベトンを立てればパスしてるだけで逆にLOを決められるのではないかという結論になりました。他のデッキだとマーシャドーやジャッジマンを回答とするのかも知れませんが、正直その程度で流されるHANDデッキは上まで勝ち上がってこないと考えてベトン入りのこのデッキでいいと考えました。
個人的に、環境から消えたことも理由の1つです。自分の性格上環境デッキを握りたくないというのもあるのですが()、相手に意識されないということは(意識しなくても勝てるということでもありますが)強みです。現にポケカ初心者の方と当たったときにズガドーンのテキストを知らない人もいました。ポケカ初心者が増えた今この考え方は重要な点でもあると考えました。もちろんCL東京で準優勝していますし、強力なデッキという認識もあるなか時代の敗北者と言われてしまうようなデッキであることは確かでした。また、自分が最後まで悩んでたのはフェロマッシジュカインだったのですが、フェロマッシ単は直前のシティリーグで優勝して注目を浴び、増えることは目に見えてました。そしてなにより僕はフェロマッシが優勝すると思っていました。ズガドーンはブリンガーのおかげでそんなフェロマッシに強く、なおかつ環境上位にズガドーンはいません。有料記事を読ませていただきましたがズガドーンを意識してる人はいなくて、それに加えて自分の中で明らかにズガドーンの練度が上がってること、それが決め手となりこのデッキを握ることにしました。

★各デッキに対しての立ち回り(勝ち筋)

前提として相手のデッキがわからないときは先行ならズガドーンを前に出します。これは環境上位のピカゼクとウルネクに対しての策です(後述)

・VSピカゼク
前提のズガドーンを出す理由として、ピカゼクが超絶上振れしたときに後1でズガドーンを倒してもらうと先2でビーリン圏内に入るためカキを1ターン目に撃ててるとそれだけで勝ちが見えてくるためズガドーンは前に出します。手札によりますが。
ピカゼクに対して、後2でズガドーンが生きてると考えるとそこまで辛くなくむしろ有利に出れると考えています。
ピカゼクだと判断したら前のズガドーンにエネを貼り、後ろのズガドーンにカキを撃つのが理想です。これは理想にすぎませんが、基本的にカキ+1エネで届くためカキの対象のズガドーンが倒されない限り有利に出ることができます。
とりあえず相手のメインアタッカーがTagチームなのでブリンガーとからめると色々な勝ち筋が見えます。基本的にバースト〆以外で殴り始めすから3ターンかけたくないので多少無理してでもグズマを引きに行ってデデンネあたりを狩るのが強いけどグズマをしても殴れない状況もありえるのでマーシャドーを壁にされるのがきついです。
また、先に殴られるかつワンパンされるという状況だとこっちはターンをかけられないので普通にきついです。

VSウルネク
前述のズガドーンスタートは先行取れた場合、ウルネクは後1でこちらを倒す術がないため前に出します。ひたすらにギラティナがきつい。とくせいろっくである程度対策できて、ベトン倒すためにグズマを消費させることもできるけれど基本きつい。
フォトンゲイザーは2トラでちょうど180出るので適当にそっちのプランで殴ってくれる人だと戦いやすい感じがします。
個人的に1番きついのはあかつきネクロズマです。最近では積んでない型も多く見受けられますが、自分がウルネクを組むとしたら絶対に入れたいという思いもあり入っている前提で動くようにしてます。
適当に後1バーストしたり先2でジラーチを焼いたりするとイクリプスムーンが飛んできます。なのでカラマネロが2枚立ちそうだったらサイドを焦らず、ブリンガーを絡める選択をします。
またこいつを警戒しなければいけない都合上ウルトラスペースはあまり出したくないです。
なるべくグズマを打てる状態からサイド3枚一気にとって、何かしらで+30したターニングポイントからのバースト〆を狙います。

VSフェロマッシ
全力でブリンガーを引きに行く。以上。

VSジラサン
とにかくエネルギーが枯れないように意識しながら立ち回ります。ビーエネを貼っていればズガドーンは2ロスト、アーゴヨンはターニングポイントでサンダーが届くようになるのでそれを狙っていきたいが、アーゴヨンに頼りすぎるとカプ・コケコGXが飛んでくるから要注意。早い段階でアローラベトベトンを立てられるかが重要になってきます。

VSエビサワカポ
存在を思い出して前日に急いで練習したのでこの結論が正しいかは分かりませんが、とにかくアゴで殴ります。極力デデンネは出さないこととやはりベトベトンを立てられるかが重要になってきます。とにかく早い段階でディアンシーを無力化または気絶させること、次のコンボのやつを倒すみたいなことを意識してます。

VSハンド
序盤にベトベトンを出すと時間切れになる上、メタモンとベトベターをチラつかせて何か違うプランで来られても困るので中盤でベトベトンを立てるのが吉かと。

VSルガゾロ
ワンパンされないので割と楽にサイドを3枚一気に取れてそのまま勝つことができます。しかし、両者ともに210ある上にゾロアークは超抵抗なので炸裂バーナーを序盤に打っておくとターニングポイントが決まりやすいです。アセロラされる恐れがあるのでハチマキとビーエネはギリギリまで抱えておきたいのと、イワンコが前にいたとき炸裂バーナーを撃つかは諸説あります。

★本番でのマッチアップ

×後ピカゼク0-6
○ピカゼク6-?(記憶が飛んでる)
○後ルガゾロ6-2
○先ズガドーン6-3
×先ジラサン3-?(投了)
○先ピカゼク6-2
○先ピカゼク6-0
×後エビサワカポ3-3(ポケモン無し) 

1戦目VSピカゼク(0-6)

割と手札良かったんですけど、先1マーシャドーで全てを崩されました。相手はその後上振れしていて、自分は全力を尽くすも必要なカードが引けずにそのまま流れで敗北でした。このマッチについて特に書くことはありません。

VSピカゼク(6-?)

1戦目でかなり萎えていたせいでこのマッチは記憶にないです笑。相手が後1マーシャドー打ってきたのでポケカはじゃんけんだなぁとか思ってたのは覚えてます←

VSルガゾロ(6-2)

正直ルガゾロは後攻でも安心してカキを撃てたので楽でした。エネが引けなかったのですが、炸裂バーナーで前のゾロアークに計7点乗っけられたので後ろ倒して3枚どりした後のターニングポイントが条件なしで通ったので楽でした。お相手がズガドーンを知らなかったのも勝因の1つかもしれません。6-3-1-0で理想的な勝ち方でした。

VSズガドーン(6-3)

まさかミラーマッチするとは思いませんでした。そもそも先行取った時点で勝ちみたいなところはありましたが、お相手がベベノムとエネしか出さないみたいなターンが続いたことも相まって勝つことができました。6-5-4-2-0でした。

VSジラサン(3-?)(投了)

盛大に事故りました。そこにマーシャドーを打たれ自体はさらに深刻に。敗因はサンダーマウンテンを切れなかったところです。アローラベトベトンでジラーチは縛れていてエネも多めに切っていたのですが、サンダーマウンテンのせいで前にいるボード付きサンダーにエネ貼って逃げてアサルトサンダーされるみたいな動きを許してしまいました。またカプサンダーを警戒していたものの結果的に避けられませんでした。

VSピカゼク(6-2)

お相手が後1でコケコ♢を使わなかった(ベンチにいたかは覚えてない)のでベトベトンで縛ったら勝てました。デデンネ呼んで3枚取ってからピカゼク倒して終わりでした。

VSピカゼク(6-0)

やはりここでもカキとアローラベトベトンとブリンガーでした。ブリンガーでデデンネ狩ってからゼラオラ倒してバースト〆。ベトベトンで迅雷ゾーンを消せてワンテンポ遅らせられたことでエネを供給できました。

VSエビサワカポ(3-3)(敗北)

まさかの最後の最後で当たるとは思いませんでした。手札がまたもや盛大に事故って、ズガドーンとアーゴヨンが一体ずつしか来なくて負けてしまいましたが、割とテンポよくエネが枯れないように意識しながら立ち回れていたのでそれは良かったかなと思います。ポケモン全く引けなかったとはいえ相手のカウンターエネVビートをケアできてなかったのでそこは改善できたと思います。

★まとめ

フェロマッシが決勝ラウンドに割といて、なおかつ予想通り優勝したので、ピカゼクにも大体勝ってますし、ズガドーンを握ると言う選択は間違っていなかったと思います。ただ僕は予選でフェロマッシを踏むことができませんでしたけど笑。終わった直後はフェロマッシ踏めてたら違かったのかな?とか1戦目で勝ててれば違った結果になったのかな?とか思いましたが、そこは仕方ないと割り切らないといけないところだと今は思います。僕より強い人で最後まで残れなかった人もいるでしょうし。ただこのデッキは今まで組んできたどのデッキよりも強いし、ここまで来れたのは運だけではないと信じています。

最後になりますが、毎日のようにデッキについて一緒に考えてくれた友人、夜中にビデオ通話とかで戦ってくれたみんな、実際にあって調整してくれた人達、少しでも応援してくれた方々、そしてこのデッキ。全てに感謝しています。本当にありがとうございました。ポケカをやっていてここまで悔しいと思ったのは初めてなので、またどこかでリベンジしたいです。

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