【毎年恒例】大学入学共通テストを解いてみた

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大学入学共通テストの国語と日本史B、世界史Bを解いてみました。

結果は141、76、73点。無勉強、大学受験から21年遠ざかっている身からしたら上出来。

昨年までのセンター試験と比べると無勉強であっても点数が取りやすくなっているように思えます。すなわち、教科書の内容を覚えているだけの知識だけでは解けない問題であったし、知識がなくても類推で解ける問題が多かった印象です。また、時事問題が多かったです。

世界史、日本史ともに貨幣についての問題が出ているし、世界史に至っては疫病についての問題も出ています。勉強が普段の生活に密着しているということを出題者は訴えたいのではないかと思います。

ここ数年大学入試センター試験、今年の共通テストを解いていますが、知識だけを問う問題はほとんどありません。国語の漢字の問題、慣用句の問題であっても知識だけでは解けない問題になっています。日本史、世界史も単純な年号や歴史用語を問う問題はなくなってしましたし、英語の問題には発音の問題やアクセントの問題はなくなっていました。

類推で解ける問題の例としては日本史Bの第5問 問2です。

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この問題の答えは西郷隆盛と箱館の組み合わせとなるのですが、薩摩の人物として西郷がいることがわかっていればよく、榎本武揚を知らなくても幕末の内戦(戊辰戦争)が箱館で終焉したことを知っていれば正解にたどり着くことができます。

知識に加えて考える力、資料を読み取る力が必要な問題の例としては第4問の問1が良問だと思いました。

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この問題では日米修好通商条約を調印した大老が井伊直弼であること、井伊家は彦根藩井伊家であること、徳川斉昭は御三家の一つ水戸徳川家でであることが知識として必要で、さらに資料からこの二つの家はE大廊下で待機する家であること読み解く必要があります。

これは知識だけでは解くことはできません。さすがにこの2つの家が大廊下で待機する家であったということを書いている教科書はないと思います。(調べていないのでわかりませんが)

私自身、毎年大学入試センター試験、今年からの大学入学共通テストを自宅で解いていて、この試験が知識だけで解ける問題ばかりの試験とは思いません。

この試験を解いたことがある人ならば記述式試験がなくても考える力が測れる試験であることはわかると思います。

今年も良問揃いでした。

来年も楽しみです。

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