RAS(ラス)をうまく使いこなす

■RAS とは

Reticular Activating Systemの略で、日本語では、網様体賦活系(もうようたいふかつけい)のこと。
その人がもつ関心事に対して脳は情報を集めるのに鋭敏になる、という脳が持つ機能のこと。

つまり、眼の前に起こる様々な現実からどの情報を重要と認識して、どの情報を重要でないと認識するかを振り分けるフィルターのこと。

例えば、
最近肌荒れが酷いと思って自分の肌を気にしていると、人の肌がどうなっているかキレイか荒れていそうかが目に入りやすくなる。
町を歩いていても肌荒れに関する商品やクリニックの広告が目に入りやすくなる。

こういったことは RAS の働きによるものと考えられている。

■RAS のうまい使い方

  • 目標

  • なりたい自分

  • やりたいこと

これらを言語化して定期的に、できれば毎日確認することで RAS が働きはじめる。

そうすることで、目標、なりたい自分、やりたいことを実現するための情報を脳が勝手に集めてくれるのである。

アファメーションや、「物語思考」で出てくるキャラを設定すること、「非常識な成功法則」ででてくる紙に目標を書くこと、などはこの RAS が働くことを利用したものだと考えられる。

目標は紙に書いた方がよい

目標は紙に書いた方が達成しやすい。

「自動的に夢がかなっていくブレイン・プログラミング」という書籍では、

目標を手書きしたときの達成率と、キーボードでタイプしたときの達成率を比べたのである。すると、手書きするだけで、達成率は42パーセントも上がることがわかったという。

アラン・ピーズ; バーバラ・ピーズ. 新版 自動的に夢がかなっていくブレイン・プログラミング

と書かれている。

これはキーボードで文字をタイプするのとくらべて、手書きをする場合の方が指の動作の種類が豊富なため脳の神経に対する刺激が多くなるためだという。

■RAS はネガティブなことにも働く

RAS ポジティブなことだけでなく、ネガティブなことに対しても情報感度を上げてしまう。

そのため、できるだけネガティブな情報を当てないようにする必要がある。


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