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またよみ協会の たけだ です。

昨日の投稿で代表 うちだ が書いていた『待ちよみ』

これを、マタニティ期に理解する事で、どんな問題が解決できるかについて、お話ししたいと思います。

私には3歳と5歳の子どもがいるのですが、保育園行きたくないなぁ。という事がしばしば。約2年前の入園時と、今年の春に、強めの登園拒否も経験しました。

保育園に行ってもらわないと、困った事態になるのは確かですが、行きたくない気持ちは本当によくわかります。保育園で、何か嫌な事がある場合は別ですが、我が家の場合は、休日や家での時間が楽しすぎて、ずっと『お休み』が良いというのが大きな理由。で、行ったら行ったで楽しいようで、たまに帰りたがらなかったり。

あー!保育園楽しみっ!早く出発したい!とはならないので、前々から私がやりたかった、朝ラン(朝のランニング)を一緒にやってみることに。

朝食や身支度が全て済んで、登園できる状態になったら、普段は行ってきまーすと車に乗り込むところを、

『走りに行くよ〜!』

と言うのです。

すると、楽しそうに出て来るし、なんなら走るために朝の準備もはやくなりました。

走り終わって帰ってきたら、もう荷物も行く前に積み込んであるので、家には戻らずに直で車に乗り込んで、そのまま登園。

2人の息は軽く弾み、眉は上がって、目はキラキラ!今日の天気や途中で見た光景や草花、すれ違って挨拶した人の話など会話もはずみます。

めでたし。

この話を読むと、お子さんのいる家庭では

『うちも困ってるからやってみよう。』

と、真似してみる人がいます。

そこまでは良いのですが、

『やってみたけど、まだ登園拒否するんですけど!』『朝ランするために急いで準備したいのに全然急いでくれなくて逆にイライラする!』『朝弱いから、朝ランのために今より早起きキツくて無理!』『朝ランの途中で虫を見つけて動かなくて遅刻した!』『そもそも走りたがりません!』

ってイライラしたり、悩んだりする人が出て来るんです。

挙げ句の果てには

『朝ランしてあげられない私はだめな母親…』

そんなんなるなら、しなくて良いですーーー!!!笑

何故こんなことになるのか?

私の考える理由は3つ。

①『すべての人に当てはまる子育ての悩み解決法』は無い!ってことを、頭では理解してるけど、本当の意味で理解してない。

『登園拒否がなくなる方法』を探してるんですよね。そんなのは無いです。

②『登園拒否をやめさせたい』=『子どもをコントロールしたい』『自分の都合だけで表面に出ている子どもの行動だけを制限したい』という考えに基づいて行動している。

登園拒否の原因や本人の気持ちに目を向けるのではなく、どこかから仕入れてきたハウツーを我が子に当てはめて、困った行動を抑えようとしても、対処療法と同じで根本は何も変わらず、問題はまた別の形で次から次に表れます。

③どうにかすれば、子育てをスマートにこなせる、と信じている。

地球上どこにも、子育てスマートにこなせる人はいません。断言できます。子育て本や各種メディア、SNS、時にはママ友…の中にはいますよ。子育てうまくこなしながら仕事もバリバリやって輝いてる(ように見える)人が。

それはね、何かを売るためか、承認欲求を満たすために、白鳥が優雅に泳ぐ姿を見せられているだけ。水面下の必死な部分は見せてないだけ。カッコ悪いし、そんなとこ見せたら『普通の人』と同じになっちゃって困るもんね。

そう、水面下でバタバタ必死なのが『普通の人』なんです。みんなそうなんです。

それを、上だけ見せられすぎて、みんな忘れてる。

普通に考えたらわかりそうな事だけど、子育て始まると、ボロボロの体とホルモンバランス、睡眠不足の上に、大切な命と可愛い我が子の将来という重圧から、正常な判断が難しかったりするのです。

そして、いちど歩み出した道は、『間違っていたと思いたくない』『これまで歩いて来た道のりを、引き返して無駄にしたくない』

と、突き進んでしまう。

マタニティ期、まだ我が子と一体でいるうちに、『またよみ』に触れておく事で、悩む原因となる上に挙げた考え方を払拭できるのでは?と思っています。

あ、ちなみに写真は、いつもの朝ランコースを、恐竜の着ぐるみを身にまとい疾走する私です。

2021.6.14 武田多佳子

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