Soya's Themesong2022 -Oct.
音楽的には11月が盛り上がっているので、記憶が上書きされつつあるのですが、なんとか自分を奮い立たせていこうと思います。
わたしははやく11月を生きたいんだ。
一覧性を考えて今まで引用でリストを作っていたのですが、今回から目次にしてみました。最後まとめるときに不便かな、どうかな……。
Snow Man 「ミッドナイト・トレンディ」「Movin'up」
Snow Manのアルバムツアー「Snow Labo. S2」に行ってきました。初めてのSnow Man!しかも横アリ!!!!!ありがとうありがとう……(金銭的な意味で)
このアルバムのレビューは先月を参照ください。
席はバクステスタンドでした。上階席はファンサ確約席だったことを考えると中途半端な席ではあるんですが、いいんだ見やすかったから……(バクステは最高!)というか、ライブ(舞台も)に応募する時って「もう天井席でもいいから……贅沢は言わないから……」という思いで当選祈願するのに、ご用意された途端、席に対する欲求出てくるのダメだと思います。致し方ないが。
言うて、双眼鏡でひたすら担当定点しかしていないのですが。
アルバムのMVMにあげた「TicTacToe」が最高だったのはいうまでもないのですが、演出やパフォーマンスが特によかった!と思ったのがこの2曲でした。
ミッドナイト・トレンディ
曲はそれほどタイプではないのですが、演出が一番好きでした。スタンドマイクのスタンド部分が360度揺れる(説明の語彙力……)のですが、「女性と夜を踊る」という物語性を凄く感じた。指先とか距離感とか眼差しとか。ぞくぞくさせられたし、見てはいけないものを見ている気になった。あと距離感の取り方が圧倒的に上手い(これは担当を見ていた感想)。
スタンドマイクは女性みたいに扱うというのはパフォーマンスの定説だと思いますが、ちょっと強引な男っぽさもあり、艶っぽさもあり。マルチアングルください。
定説には定説になっているだけの良さがあるし、それをきちんと感じさせてくれるのがいいですね。そうかな?ではなく、そうだ!という確信をくれるのが強い。
あと、もう大体ライブ振り返って「この曲よかった〜」って言っているやつ、スタンドマイク演出ばっかりなので、やっぱりそろそろ諦めた(?)方がいい。
(やっぱり、は8月選出「Two as One」にかかっています)
Movin'up
最後怒涛のダンス曲が続くのですが、その〆。振りが好きだったので。わたしは担当のダンスパフォーマンスが大好きなので、振りが好きなだけで高得点。
凄くニッチな観点の感想で申し訳ないのですが、途中、右脚を後方に持ち上げて引く振りがあって、その角度があまりに美しくて息が止まった(フラメンコで似たような足の使い方もすることがあるので、より感動しただけとも言う)。体幹オバケを見ると感動します。生き物としての強さを感じる。
サビのコーラスで入る”Fu fu”の振りがすごくわかりやすくて、キャッチーで、印象的でした。曲の感想じゃなくて振りの感想です。
でも改めて曲の歌詞を見ると、”踊るように movin'up movin'up” なので、好きに決まっている。
とまあそんな感じの……いや、本当に全体的に、凄く楽しかったです。やっぱりアルバムが好きなので、好きな曲ばかりのアルバムツアーは純粋に楽しい。2時間だか3時間だか、好きな男が踊り続けている姿を観れるのも最高。
終演後、感情と欲望ダダ漏れの担当定点結果の自分用全曲メモを残したのですが、1ヶ月も経つとほんと当時の自分偉すぎるなと思いますね。好きを八艘飛びしているので、美しかった記憶を思い出すフックがいつだって欲しい。
アンコールについて
あと、アンコールに対して物申したい気持ちがあったな……。
前回のツアーは、「本人たち(のアバター)」が「アンコールして!」って観客に拍手を促す個人的地獄演出だったので今回もそうだったらどうしようと思っていたんですけど。
逆にアンコール全く促さなかったから、アンコールの拍手がまばらだな!!
アンコールを演って貰えて(演れて)当然という風潮はどうかと思っちゃうんですよね。
奇跡のようなトリプルアンコール(キャスト既に楽屋に移動し始めていたのを呼び戻した)、「ここで終われない!」という熱望のアンコール、最大限の敬意を捧げる万雷の喝采によるアンコール(勿論スタオベ / えーん、青江単騎最高だった)を何度も体験してきているので、アンコールに対するいわゆる「クソデカ感情」があるのかもしれない……。
いや、アンコールして欲しいけども……。「もう一度」と願って、願われて、応えたいと思ってくれて、その形として「もう一度」と応える儀式でしょう。
アンコール(=もう一回、と要望)されないんだったらアーティスト側も「じゃあやりません」と突き放すぐらいの気概を持って欲しいですよね。反対に、イマイチな公演だったらアンコールされない、という可能性と覚悟を演者側も持ってほしいですよ。真剣勝負よ。
いや、アンコールやって欲しいけど。だから、こちとらここで終われるかという気持ちですよ。いつも。
川本真琴 Album『川本真琴』
サブスク騒動で燃えていた川本真琴です。ニュースで名前見て川本真琴だーーーーーー!!とあまりにノスタルジーを感じて聞きました。(LINE MUSICだと川本真琴名義がふたつあるんだけどなぜ……?)
発売は1997年。兄が持っていたアルバムです。(スピッツ(『空の飛び方』(1994))然り、先月のダイの大冒険然り、わたしのカルチャーの源流にはそれなりに兄がいるなあ……)
はじめて聴いたのは小学生か中学生……で、その当時は「ちょっと昔の曲」という感じで聴いていたと思うのですが、MDに入れて何だかんだで大学に入るまで聴き続けていたような。(駅までチャリ通だったので。チャリ通とJ-POPの親和性の高さって何なんでしょうね)
歌詞カードが、冊子じゃなくて大きなポスター状で、曲ごとに色々なフォントが使われていて地方の中学生にとってはすごくお洒落なものだった記憶があります。
そんな思春期の入り口から終わりまで聞いていたこともあり、このアルバムにはいろいろ狂わせられました。全てが澱になっている。
ボニー&クライドというふたりのことも(「EDGE」)、学生はひとりぼっちの屋上でやきそばパンを食べることも(「やきそばパン」)、環状八号線は渋滞することも(「タイムマシーン」)、DNAはデオキシリボ核酸ではなくて大っキライなのに愛してるなことも(「DNA」)、神様は何も禁止なんかしてないことも(「1/2」)、全部ぜーんぶ、幼い私に川本真琴が教えてくれたことです。
(神様は何も禁止なんかしてない、といえばみんな大好きあきやさん!)
(いい加減、わたしはファッションの表明記事を書いた方がいい)
今から思えば、音に言葉を大量にはめ込む作風は、今となってHIPHOPに慣れ親しんだ身としては近いものを感じます。昔からこういうのが好きだったのかなあ。
特に好きだったのは「タイムマシーン」でした。これは逆に言葉数は少ないのですが、
”窓をつたう雨の粒みたいに 線香花火の雫みたいに ひとつになったらおっこちちゃうの? ひとりぼっちでいなくちゃダメなの?”
というこのフレーズが心の奥にはじめて聞いた時からずっと沈んでいます。雨が降って、窓についた雨粒を見るたびにタイムマシーンを思い出してしまう。わたしの人生で出会ったキラーフレーズな歌詞TOP10に入る気がする。
あとはTani Yuuki とMrs.GREEN APPLEを聞いていたと思います。
では!また来月!!!!!!
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