generationに数字を重ねれば、いつか届くかもしれません。
起きている間のほんの僅かな時間ですが、あなたの事を思い出すことがあります。
人のために何かをするのが苦手な僕が、あなたの事を考えました。
結局、僕は何もしませんでした。
僕に何ができたか今でもわかりません。
自分以外の誰かのために何かをして、責任を負いたくない。
そうやって、何もしなくて良かったと思い込んでいます。
それでいいと自分を偽るのです。
死にたいと言っていたあなたの事を考えるのは、しんどかったです。
本当は僕が死にたいと思っているのかと錯覚する事もありました。
そう思うと、死ぬという事は難しい事ではないのだなと気がつきました。
電車や、高いビル、ちょっと車を運転すれば行ける場所。
死にたいと思うと、死に場所が至る所にあると気がつくのですね。
もう、何を書いてもあなたが読むという事はないでしょう。
それでも、この空間にメッセージボトルのように文章を書きます。
5Gとか6Gとか、Gにいくつかの数字が重なれば、あなたのいるところでインターネットが見られるようになるのかもしれません。
あなたに伝えたいことは、あなたの事を忘れていないという事だけ。
僕は決してあなたの事を理解しようとしたわけではないのです。
常に、自分以外の人や出来事を通して、僕は僕自身を見ているのです。
僕は僕の事しか興味ありません。
それは、今も昔も変わりません。
自分が描いた絵を、ときどき眺めるような事です。上手く描けたと惚れ惚れしたいのです。
そう思う為に、あなたの事を通して自分を見ているのです。
それでも、あなたの事を考えると辛くなる。
自分以外に興味のない僕が、悲しくて寂しくなるのです。
あなたと語りたいわけでも、ましてやあなたに触れたいと思っているわけではありません。
忘れていないという事を伝えたところで、あなたが喜ぶとは思いません。
ただ、僕は一方的にそう伝える事で、僕が満足したいのです。
それでいいですよね。
何十年後かに会えればいいですね。
僕は生きますよ。
したいことがあるわけではないですが、まだ、自分の事がよく見えないのです。
一日延ばしは時の盗人、明日は明日…… あっ、ありがとうございます!