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【ちおこ】2024年2月【活動報告】

 お久しぶりです。松橋かけるです。2024年2月が終わりました。今月の活動報告と、近況報告をさせていただきます。よろしくお願いします。(急に近況報告が入ってきましたが、特に堅苦しいものではないです。)
 3月の今まで活動報告を上げられなかったのは初めてです。遅くなってすみませんでした。軽く言い訳させていただきますと、3月の搬入頭数が非常に多く、20日までに90頭以上で過去最高搬入頭数を記録しています。解体に明け暮れる日々でした。写真すくなめで恐縮ですが、よろしくお願いします。

近況報告

1. 初めての「松橋かける」のマタギ狩猟同行@2月11,12日

 1月某日、僕が活動報告をしているnoteの記事にコメントがつきました。なんとびっくり!「マタギに興味があって、『松橋かける』に会ってみたい」との連絡でした。
 日程調整をし、2月中旬に大槌町にお越しいただく運びになり、とんとん拍子でいざMOMIJIでご対面。大学生2名が大槌に来てくれました!(個人的には、僕を媒介として大槌町の関係交流人口増の一助になれたことがとてもうれしかったです。)ということで、何をしたかと言いますと、、、↓

ー1日目ー
 MOMIJIでジビエのお話や工場のお話をしつつ、夕方は狩猟へ。大きい雄鹿(最近は「デカオス」って呼んでます。)を一頭見たっきりでその日は猟果なく終了。その日の夕食と宿泊はちやこさんの家-菊池民宿-で。ご飯の量にびっくりする二人を見て、2年前の自分を思い出して懐かしさを覚えつつ、MOMIJIちおこメンバーと談笑しながら今回の旅のきっかけやら最近の大学生の流行やらを聞きました。そうしているうちにあっというまに夜。夕食後に大学生を車に乗せてナイトサファリ(夜の大槌ドライブ)へ。この日は金沢方面の動物の活性が良く、シカ、カモシカ、イノシシと、いろいろな種類の動物たちと遭遇し、明日朝の狩猟への期待が高まりました。

ー2日目ー
 翌日は早朝から狩猟へ。僕を含め3人が乗ったジムニーで猟場へ向かいます。ジムニー乗りの方は分かるかと思うんですが、ジムニーは車内がけっこう狭いんです。後部座席を片方たたんではいますが、鹿一頭乗せられるか微妙なところ。ちょっと不安になりつつ、いざ出猟。いつものルートでしょっぱなから鹿の群れを見つけて発砲。しかし当たらず。引き返していると前方に鹿。発砲。今度は無事命中しました。止め刺しをしてからジムニーに積み込みます。このときは鹿が小さめだったこともあり、何とか積み込むことに成功してMOMIJIに搬入しました。こうしてジムニーに3人+鹿1頭が入ることが実証されました。可能ならジムニーにはヒッチキャリアを付けておいた方がいい感じがしますね。
 搬入後は一次処理をして熟成庫に入るまでの一連の流れを見てもらい、その後は熟成庫に入っていた別の個体の二次処理を見てもらい、鹿肉を試食してもらいました。

 ということで無事、「獲ってから食べるまで」の一連の流れを体験してもらうことができました。初めての完全個人「松橋かけるの狩猟同行」がこうして幕を閉じました。個人的には見せられるところは大体見せられて良かったかなと思います。一方で、冬の大槌とはまた違った四季折々の大槌を見てもらいたくて、「また夏に来てね」って言って終わったんですが。今回のつながりを今後も大切にしていきたいものですね。
 大槌に来てくれてありがとう!また来てね!

PS)今回お越しいただいた学生さんが、3月末に千葉県でジビエ関係者や狩猟関係者を集めた交流会を実施するとのことで、3月下旬は千葉に行ってきます。3月も引き続きよろしくお願いします。

2. 北秋田市来訪@2月20日

 どうもこんにちは。秋田県北秋田市阿仁出身の松橋かけるです。久しぶりに自己紹介したのは、MOMIJIに視察に来たのが僕の地元北秋田市の議員さんたちだったからです。今回の視察の経緯としては、「2023年に熊の出没や被害の規模が相当だった」→「県として熊のジビエ事業化に向けた政策に着手していく」→「市として熊のジビエ事業を設立していくことを進めていく」という流れで、北秋田市がジビエ処理施設の建設やプレイヤーの獲得に向けて動く運びとなったそうです。ついに来ましたね。
 視察当日、着慣れない綺麗めな服を着て、慣れない手つきで名刺を交換し、話慣れない感を出しながらも頑張って自己PRをしました。(就活か。)やはりジビエという職には専門性が伴うという認識であり、工場設置のイメージとプレイヤー確保、猟友会との合意形成が課題になっているようでした。この部分にうまいこと絡んでいけるように頑張りたいですね。
 今後は松橋かける個人としても阿仁のジビエ事業化に向けて動きつつ、市との連携、県との連携、秋田県内のジビエ事業者との連携を図っていく方向で動きそうです。

PS)差し当たって3月19日に、僕の実家である松橋旅館で事業者と行政の顔合わせをするとのことで、3月中旬は阿仁に行ってきます。3月も引き続きよろしくお願いします。

活動報告

 ここからはちおことしての活動報告になります。飽きてきた方も、一度気分をリセットしていただいて、引き続きよろしくお願いします。

【解体】

 2月の搬入頭数は60頭で平均的な搬入ペースでした。僕の感覚としては鹿の姿が少しずつ増えてきたように感じているので、3月はもう少し増えるんじゃないかと予想しています。解体は日に2頭平均のペースでした。解体班のメンバーは、他スタッフがお休みの土日も出勤しているので、土日は店番をしつつ解体をしつつ、その他の発送やら電話対応やら掃除やらこまごましたタスクをこなしつつで、意外と二次処理できる時間はそんなに多くなかったりします。その中でもペースを崩さずにカレンダーのタスク通りに進めていくのはなかなか大変ですね。後述するように視察が土日に入るとかなり忙しくなります・おかげさまで解体の処理スピードが爆上がりする毎日です。

【2月12日 視察受け入れ】

 12日、紫波町の農家組合の方々総勢16名が、MOMIJIに視察に来ました。僕の担当は14時半から15時過ぎまでの間、工場内を案内すること。解体に使用する各部屋の機能を説明したり、鹿の角や革について説明したり、試食として鹿ヒレ山賊を提供したりと大忙し。この準備等も含めると、視察の前後含む3時間は解体が進められない時間帯になります。それ以外の時間帯でこの日は3頭解体(1処理3頭、2次処理3頭)しました。
 記憶にある限り、土日の中で最も忙しい一日でした。

【新商品開発】

 実は先月から本格的に稼働している企画になりますが、「梅酢」を使ったアバラの煮込み料理を開発中です。こちらは東京の企業様からコラボのご提案をいただいたものになっていて、煮込みでおいしい鹿アバラをコラボ企業でお取り扱いしている梅酢で煮込むことで柔らかく臭みがない鹿肉にできるのではとのことで進めさせていただいていました。この商品がついにパッケージ化しまして、商品の販売が3月よりスタートします。皆様ぜひ大槌鹿の梅酢煮込みをご賞味ください。

【遠野ジビエ研修】

 こちらも1月から引き続きということですが、遠野のジビエ処理施設稼働に向けた研修が2月中も5回ありました。主に解体について、実際に手を動かしながら研修してもらうような感じでした。また、今月は梱包や発送についても研修していただき、ジビエ事業者として一連のタスクを網羅できるような内容構成で調整しました。

【2月26日ちおこ活動報告会】

 2月末には地域おこし協力隊MOMIJIメンバーの活動報告会が、おしゃっちで行われました。今回の報告会は、MOMIJIの社長である兼澤さんとの対談形式で行われました。このときおふるまいで提供させていただいたのが、新商品として開発中の梅酢を使ったアバラ煮込みになります。発表自体は、MOMIJI事務所で普段からしているようなざっくばらんな会話で、あっという間に時間が過ぎた感じでした。肝心の解体業務についてあんまりお話ししなかったなぁという感じ。むしろプライベート多めの内容になってしまってましたが、ご参加いただいた皆さんの反応を見ても比較的好印象だったのではないかと希望的観測をしています。今後ともMOMIJIとちおこをよろしくお願いいたします。

【消防団旅行】

 2月23日から25日まで、消防団のみなさんと2泊3日の研修旅行に行ってきました。内容としては震災伝承館や語り部のお話を聞くのがメインでした。初日は石巻、2日目に松島、3日目は南三陸町で、それぞれの震災に関するお話を聞いたり、場所を巡ったりしました。また、宿泊先では海の幸を堪能したり、バイキング形式の料理に舌鼓をしたり、温泉に入ったり、卓球をしたりと充実した内容でした。楽しくもまじめな旅行で、充実した3日間でした。ありがとうございました。

【まとめ】

 4年に1度しかない29日間の2月もあっというまに終わってしまいましたね。寂しい感じです。3月は僕の誕生月です!3月17日で27歳の誕生日を迎えました。あっという間の26年間でした。今年度ラスト1ヶ月になる3月も、頑張ってまいります。よろしくお願いします!それでは、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!


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