WEB3冬時期での採用と解雇のリアル
今回は、HR目線でWEB3考察シリーズです!
深読みシリーズについて
目的:HRとして参画しているAkiverseプロジェクトを盛り上げたい。WEB3プロジェクトをHR目線で深読みしていくことで、Akiverseでも活用できる施策やアイディア等、WEB3独特の気づきがあればそこを中心に見ていく。
今回のテーマ:『WEB3冬の時代における採用のリアル』
WEB3冬の時代とは
2022年6月現在、WEB3、クリプト、仮想通貨、NFTなど冬の時代が到来したと言われている。例えば、BTCやETHは一時の半分以下の金額になり、STEPNのようなGameFiで稼げていた金額は10分の1とまでなった。。LUNA-UST騒動など原因については枚挙にいとまがないのでここでは触れない。。
Twitter などのSNSでも冬になったという呟きは多く、どういう動きを取ればいいのか悩んでいる人も見受けられる。
ただしかし、今までWEB3やクリプト自体は何度も冬は経験しており、実はそこまで悲観的に捉えないでむしろ仕込む、種まきの時期だと考えている人も多い。
それでは、そんな冬の時代において、採用側面ではどんな動きが出ているのかを見ていく。
レイオフが増えている?
冬の時代と聞いて、分かりやすいのが人員削減やレイオフだろう。実際に複数のWEB3企業で大きぼなレイオフが進んでいるという。
ただ前述したように、この冬が来ているのは初めてではない。例えば、2019年の頃でも以下のような人員整理はあった。
これを踏まえると、そもそもが業界的にボラタリティの激しいものであり、採用に関しても流動性が多いのかもしれない。働く側にとっても、1社で長く務めるというのとは考えを変えた方がよいのだろう。
冬だからこその採用継続
ただ、今回今までの冬とは違うのは資金調達
環境や一般へのクリプトやWEB3普及が進んだことである。このクリプトファンドから大型出資などにより、今までは出来なかったような人材への投資(種まき)も出来るようになったと感じている。
例えば、USDTというステーブルコインの発行をしているTetherでは、むしろ人員強化をしていく方針とあったり、
Binanceもエンジニア採用に力を入れたり、Kraken、Polygon、FTXなども採用継続しているようである。今までクローズドだったクリプト業界にWEB3として資金調達が増えることで冬の乗り越え方は増えたようだ。
日本のWEB3業界への影響は?
WEB3が盛り上がり始めている日本ではどうだろうか。いくつかの求人サイトでの募集状況を見てみた。
https://crypto.jobs/?search=&location=Japan
これらをみると、採用は引き続き行っていると思われる。そもそも、日本においてはWEB3やクリプトの人材が全く足りていないので、採用を止めることは悪手であり、むしろいい人がいれば資金調達も出来るように思う。
そして、日本においては雇用される側の立場が強いので、レイオフなども目立ってはされていないと思う。一部の企業で事業撤退するのに際して、以下のようなツイートは見かけた。
日本の大手企業の業績や価値が落ちてくる中で、近しい話が聞こえてくる可能性はあるだろう。
まとめ
冬の時代と言われる中でも、今回の冬においては戦略的に採用を推し進める会社もあれば、撤退していく会社も見受けられた。業界自体がボラタリティ激しいので、そういう意味ではきちんと自分のリテラシーやスキルを上げていくフリーランスのような働き方が合うのかもしれない。私の周りにも採用を継続しているプロジェクトやWEB3会社は多いので、困ったら声をかけてほしい。
いつもありがとうございます。少しでも皆様の為になることを願っております